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自己信頼は過去の頑張りも包容し、報いてくれた。

金曜日のこと。

いつも通りの時間に息子を迎えに幼稚園へ向かってるところで、ほんともうその信号を渡れば到着というところで幼稚園からの着信。

「さっきまでとっても元気だったのに、急にぐったりしてお熱はかると38.8あるんです。お母さん、今どちらですか?」

もうその頃には幼稚園は目の前。

「今到着しました!すぐ行きます!」と走って息子がいる園舎へ。

空気が一転した。
私の処理能力にスピードが必要になる。

息子の様子を見て、これは小児科?いや最近また咳もしてたし耳鼻科か?

迷う。でも迷ってる暇はない。

とにかくおぶっていつもの小児科に電話。
予約外で時間がかかると言われる。でも診てもらえるならお願いします!と電話を切る。

念のため他の小児科にも電話するが、断られたり、小児科医が学会で不在と言われたり。

さて、ここでもうひとつ。

今夜は娘のダンスの日。
送るのに間に合うか、その前に夕飯を準備して食べさせなければ。

もう下ごしらえはしてある。ご飯は炊かなくちゃ。とりあえずそれを仕上げて、炊飯器セットしてから行くか。

というところで夫が今日、本人の予定で休んでいることを思いだした。

よし、夫にいくつかしてもらおう。

ここでも私の頭は猛スピードで処理をする。

的確に夫に依頼をすること。

これがこの後の診察後に帰宅した後の私の負担の大きさが変わってくる。

一気にたくさんをお願いしないこと。
順を追って、要所要所で必要なことを簡潔にかつ丁寧に伝えること。
ここでわかるだろう、察してはタブー。

その甲斐あって、なんとか娘に夕飯を食べさせて、夫に送ってもらうことで私の負担も減った。

慌ただしくもなんとか一息つくことができた時、夫が、

「hebuco、これひとりじゃ大変だったね。
これを子供達が体調不良の時1人でしてくれてたんだね。ずっとありがとう。大変な中、連絡もくれたし、下ごしらえしてくれてたからわかりやすかったよ。」

私がずっと歯を食いしばって、私がやらなきゃ誰がやる!と思って何年も頑張ってきたことにまさかの今、寄り添ってくれて、感謝された。

「こちらこそ、ありがとう。居てくれて安心して診察を待つことができた。ほんとこれ1人だとどうしようってパニックだったよ。助かった。」

と私も心から感謝することができた。

この出来事の前までもこういう時に夫が協力してくれたことはあったように思う。

けど、今回のように連携をとるというよりも、私がこんだけやってんだから、あなたもこれくらいしてよ!とか逆に俺だって大変なんだよ、これぐらい家にいるお前がやれよ!みたいなあるあるな押し付け合いが全面に出たような行動が多くて、いつもぐったりしていた記憶が多い。

これは私が自分の決断や行動に迷いもありながらも、それでも前に進もう、私のままでやってみようという意志を持って信頼することができるようになったからのような気がする。

いわゆる自己信頼。

実際、小児科か耳鼻科かものすごく迷った。
幼稚園のベテラン先生に相談して、決めてもらいたいとすがりたい気持ちになったのも確か。

夕飯の仕上げも夫がするより、私がしたほうが早いし、30分くらいでなんとかなるかなとまた自分1人で背負い混んで、夫を何もしない人にしあげようとしていたかもしれない。

けど、そんな自分にエールを送った。

小児科行って、必要なら明日耳鼻科に行けばいい。

夕飯もレシピを送れば夫なら出来る。
任せよう。もし失敗があっても食べれたらいい。

大丈夫。
きっとこの選択が次に繋がる。

それは自己信頼から他者信頼にも繋がった。

小児科を選択したことは、時間はかかったけれどその間息子は寝ることが出来て体力の回復に努められた。そしてその姿を見て、息子の自己回復力を信じ、こうなったらどうしようなどの不要な心配をしなくて済んだ。

夫に任せたことで、安心して診察まで長時間待つことができた。

帰り道、帰宅ラッシュに巻き込まれて渋滞した道の中でも焦らずに帰路につけた。

なによりトゲトゲとした気持ちがほぼなかった。

おかげで日曜日の今、息子は横でYouTubeを見てケラケラ笑って元気にしている。

ヘルパンギーナと診断され、喉に発疹が出来ていて痛いようだかそこまでひどくはないようで食欲もあり、ホッとしている。

今回のことで、私が必要以上の責任感を必要分だけ持てたことで、決めることはしっかり自分で決めることができたけれど、自分で持てない分を今回は夫にもってもらうことができたというのはすごく嬉しいこと。

そんな余裕も息子の回復の一片を担っているような。

そして今日の昼間もこれに繋がる感じたことがある。

けどそろそろソファから動く時間。
続きはまた今度。


金曜の昼間、
こんな逼迫したことが待ってるとも知らず、
七夕イメージの絵を
ふんふふんと描いていた。

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