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私的ファッション史+いろいろ

プロローグ

新年、明けましておめでとうございます。

初めてのnoteです。どころか、初めてのSNSです。
4年前、ご縁があって、ファッションの専門学校の臨時講師のお仕事をさせていただきました。半期単位で、2023年で4回目でした。メインの授業とファッションや音楽、趣味とか、いろいろな事を学生と話している中で自分が生きてきた事が次の世代の何か役に立つのかもしれないと思い、始めることにしました。

 初めてファッションというか、カッコいいという事を意識したのが、1964年。小学校3年生の時に9歳年上の従兄弟の家に行っていた時でした。
叔母は外出しており、夕方には戻るという事でした。
ちょっとヤンチャだった彼は高校生でしたが、当時、ブームだったIVYファッションをしていました。夕方、彼女がデートに誘いに来ました。
彼は、VANのライトベージュのコットン・スーツ、ホワイト・オックスのボタンダウン・シャツに着替えて、ネイビーxレッド(だったような)のレジメンタル・タイを締め、玄関でコインローファーを履きました。そして、当時流行っていたフォーク系のデュオグループ、トワ・エ・モアの ”ある日突然”を二人で歌いながら出て行きました。IVY、デート、歌、そんな景色は、大人っぽくて、すごく眩しくて素敵でした。当然、僕も一緒に行くのかと思ってワクワクしていましたが、気がつくと玄関に一人残されていました。。

私的なファッション史なので、ファッションを意識し始めたこの頃から現在にいたるまでを、僕たちを取り巻いていた時代のいろいろな事とともに書いていきます。

+いろいろ
ファッションは洋服だけでなく、音楽や趣味、飲食、お店、街、家とか、
身の回り、生活がすべてファッションだと思っています。
その時代、その時代に経験したことをいろいろ書きたいと思っています。

従兄弟は当時、ELVIS PRESLEYがとても好きでした。当時、高校で持っていくことを禁止されていたLPレコードを持って行って、先生に見つかり、叔母が学校に呼び出されていました。
この翌年、彼は叔父の転勤でニューヨークに行ってしまいました。
写真はその時に彼からもらったレコードです。

 改めてLPやEP( 当時はシングル盤と呼んでいました。)を見ていると、レコードからCDへの移行期( これはアナログからデジタルへの大きな変革期でもありましたが )にもよく言われたことを思い出しました。
ジャケットのサイズですが、CDとは違いLPで31.5X31.5cm、シングル盤でも17.5cmX17.5cmありました。当たり前ですが、レコードサイズより0.5cm程度大きかったです。LPでは、30.5㎝のサイズを活かして、ジャケットの表面はアートワーク、裏面の収録曲、LPの内容、ミュージシャンの説明等が書かれていました。また、ジャケットの中にライナーノーツと呼ばれるものが入っていて、それは裏面に書かれていたもの、歌詞が別紙になっていました。これは輸入盤と呼ばれる海外のものではなく、日本のレコード会社で作られたものだけですが。時に折り込みのポスターがはいっていたりしました。それらを見たり、読んだりすることも、情報が今のように簡単に手に入らなかったので、とても貴重なものでした。また、シングル盤では、その曲がCMで使われたものであればアド・ペーパーが入っていたりもしました。
DASOKU
初めてのデジタルは1986年、Pioneerの”private”というCD・コンポーネント・ステレオでした。。中森明菜さんがCMに出演、”明菜のプライベート”というキャッチだったと思います。本体はブラックで、とてもカッコ良かったです。それまではなんでも、SONYだったんですが。。明菜さんとコンポのブラックボディに完全にやられちゃいました。YOU TUBE 等でも動画あげている方がいるので、検索して観てみてください。明菜さん、とても素敵ですよ。


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