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私の野良猫男子の振り返り。

最近「野良猫男子」という言葉をよく聞く。
というか耳に入ってくる。
なんとなく聞き流してたけど
聞き流せないくらい耳に入ってくる。
でも私には関係ないしな~と思っていた。

ふっと思い出した。
元カレを。

そして思った。
そういえば奴は
ゴリゴリの野良猫男子だったのではないか…?
と。
(野良猫男子については
 カウンセラー根本裕幸先生のブログ等を
 見ると大量に出てきます笑)

私は野良猫男子というのがどういう人を指すのか
いまいちピンと来ていない。

なんとなく話を聞く限り
野良猫男子
=野良猫のように警戒心が強くなかなか懐かない
みたいな人なのかなと思う。

で「元カレではないか!」と、はたと気付いた。
(元旦那の前の彼氏)

気付いたついでに
最近よく耳に入ってくるということは
あれを昇華しろということか!?ということで
何かを振り返ってみよう。

そうだな。
執着を手放せている状態
=相手の幸せを心から願える状態
とよく言われる。

そういう意味でいうと
私は元カレについては
「思い出したくない!」とは思えど
幸せを願おうとは思えないので
執着というか傷は持ち続けているんだろう。

彼はバイト先の先輩で私の一目惚れで
猛アタックを半年?1年?くらい続けて
ようやく向こうが折れる形で付き合い始めた。

当時、彼から好きだと言われたことはなかった。
私の猛アタックから付き合い始めて
向こうからの好きという言葉はなくて
私はいつも不安だった。

私は好かれてはいないんだろう。
ただ押されたから付き合っただけなんだろう。
だから私がしがみつき続けないと
この関係は終わってしまう。

そんな風に思って
強迫観念のように、彼にしがみついていた。

やばいな、体がワナワナ震えてきた(笑)
あぁ、怒ってる。
私、すごく怒ってる。

私はこんなにあなたを想っていたのに!
あなたは私に何も返してくれない!
私はこんなにあなたのことを考えているのに!
あなたは他のことばかり!
私はこんなに不安を感じているのに!
あなたは私の不安を取り除こうとしてくれない!

なんで、どうして、こんなに思っているのに。
私は一番好きな人には、好いてもらえない…。
私が諦めたら、あなたは私を追いかけはしない。
私は寂しい。苦しい。
もうあなたを想って苦しいのは嫌なの。
ただ「好きだよ」と抱きしめてくれたら
それだけで私の不安は霧散するのに。
あなたは私を見ようとしない。

6年?7年?もの長い間
ずっとそんな感情を抱えていた。

私はこの感情を彼に見せたら
捨てられると思っていた。

実際に言われていたしね。
「弱い女はいらない」って。
だから私は彼には見せないようにしていたし
私自身も見ないで【無い】ことにしていた。

私の中で高校生当時の私が
そのままの状態で泣いている。
何かを堪えるように身体を震わせながら。

今まで見ないふりをしてごめんね。
知らんぷりしていてごめんね。

そんな思いを込めてぎゅっと抱きしめると
声をあげて泣き始める。

痛いよ痛いよ、辛いよ悲しいよ。
まるで慟哭だ。

それだけの痛みを傷を私はずっと抱えていた。

ごめんね、ありがとう。
やっと気づいてあげられた。

別に彼を許さなくてもいいから。
今はそのままで大丈夫だから。

だって15年近くもの間
私は傷を負い続けていたんだもの。

だけど傷にちゃんと気付けた今
彼の存在が少しだけ遠くなった気がする。

今までは彼を思い出す度
その当時にタイムスリップしていたけど。
やっと過去の1ページになった。

きっとこれが『思い出になった』って
ことなのだろうな。

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