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古レンズで光の街へ。

『オールドレンズ』
キャッチーな言葉が本やネット上を踊り、一気に日の目を見たね。
眠っていたレンズ達が、また新たな息吹を得た印象かな。
飾りモノじゃないんだから、使ってナンボの世界から言えば良きこと。

でも…一方で。
これまでカメラ好き、レンズ好きの愛好家としてこの類のレンズを使ってこられた方からすると、この商業的な流行りは快く思わないかもしれませんね。
価格は跳ね上がり、流行りが去った後には状態が良くないレンズが市場に残ることになるんじゃないかと。

そう言う僕も、一本買った口です。
流行りの是非はおいといて、手にして良かったなーって素直に思います。

手にした経緯は、特別、「オールドレンズだから!!」を意識した訳ではなく、単にレンズ選びの一候補として上がった次第。
そもそも、新品のレンズを買ったことはないし、オールドレンズと言えど、僕からするとただの中古レンズの一つでしかないわけで…。

それにしても、この『オールドレンズ』って言う呼び方は好きじゃないなー。

『古(いにしえ)レンズ』とか、『昔レンズ』とか、こう呼ぶ方がロマンがあるよ。

中古レンズは、自分以外の人間が、そのレンズを通して知らない場所で、知らない何かを見つめてきたわけでしょ。
それに加えて古レンズは、さらに時代をも遡って人や風景、その時代を切り取ってきたレンズだもんね。
「一体、キミは何を見てきたんだい!?」って。

’60年代初頭のレンズ、『ペンタックス Super Takumar 55mm F1.8』を夜の街に持ち出して、古のレンズで今を映して遊んできました。

○○カメラ
少し憂いがある後ろ姿だったので
スローシャッターが面白い。
part2
露出を控えめに
少し跳んだけど好き
シルバーの色目が気に入った一枚
半分シルエットがおもしろい
可愛い光条が出た
ベールを纏って
光が混沌とした今

思うよにはいかなくとも、とにかくシャッターをきるのが楽しい。
そんなスタイルが僕は好き。

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