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ハロプロにハマって驚いたことがありすぎる。

ハロプロ初心者なのだが、あらゆるシステム・文化を理解していくうちに、それらをまとめて書いておけば需要があるかもしれないと思ったので書き記しておく。

(ハロプロにハマる経緯については以下の記事に)

長年応援してる方にとっては「そんなことが意外に思われるんだ?!」というものがあるかもしれない。

自分が調べていくうちに驚いたことがメインだが、他人に教えた時に驚かれたこと・新規の方に教えてあげたいことも含む。歴が浅いために間違っている内容があるかもしれないのでその時は教えてください。

基礎知識編

・25年続いてる

1998年の平家みちよとモーニング娘。によるファンクラブ「Hello!」に端を発し、2023年現在はモーニング娘。アンジュルムJuice=JuiceつばきファクトリーBEYOOOOONDSOCHA NORMAの6グループがハロプロに所属している。
老舗。それゆえ古くからのファン文化も多い。
歴史が長いというのは一見とっつきにくいようにも思えるが、個人的には掘っても掘っても新しい発見があるので楽しい。

・全メンバーが同じ事務所に所属している

AKBグループや坂道シリーズの例があるので一応書いておくが、2023年現在は全メンバーが「アップフロントプロモーション」に所属している。

・モーニング娘。には2014年以降グループ名に年号がついている

モーニング娘。'23の場合はトゥースリーと読む。(10の位と1の位をそれぞれ英語で読む)
カラオケで探すときに年ごとに曲が分かれてしまっているのと、ハロメンがイントロクイズをやる時に年を間違えて答えると不正解にさせられるなどの弊害はあるが、どの曲が何年リリースなのかということが分かりやすくなっている。

・Juice=Juiceのイコールは読まない

KAT-TUNと同じシステム(?)。

・BEYOOOOONDSのOの数は5つ

五輪と同じ、で覚えた。

・研修生システムがある

ハロプロ研修生という下部組織があって定期的に発表会を行うなどの活動をしている。
ハロプログループの途中加入メンバーは研修生から昇格して加入するパターンと研修生を経ないでオーディションから直接加入するパターンがある。
また、ハロプロの新グループは研修生内から選抜されて結成されるパターンが多い。

・合同コンサートがある

ジャニーズだったらカウコン、スターダストだったらスタプラフェスが年に一度あるが、ハロプロは年に何度も合同コンサートがある。
互いのグループの曲をカバーし合ったり、OGグループの曲を披露する機会も多い。

(追記:テレビ東京系「ハロドリ。」やYouTubeチャンネル「ハロ!ステ」「アプカミ」「OMAKE CHANNEL」など、定期的に更新される動画コンテンツがハロプロ全体を扱ったものになるので、他ハロプログループの映像を見る機会も必然的に増える)

故に、どこか1つのグループを応援すると自然と他のグループの事も知っていくようなシステムになっている(グループごとのペンライトとは別に全グループ全てのメンバーカラーが揃っているハロプロペンライトまである)。

・メンバーブログがほぼ毎日更新される

メンバーにもよるのだが大半のメンバーは毎日ブログを更新しているのでビックリした。
そして各グループごとアメーバブログにブログを持っているのだが、娘。とアンジュのブログはなぜ期別に分かれているのか?について疑問を持つようになる(これには経緯的な理由がある)。

ファンクラブ編

・ファンクラブが全グループ共通

割とグループの垣根を越えた絡み、共演が多いのだが、違うグループの現場に行きたいと思ってもFCが同じなので気軽にFC先行に申し込むことが出来る。助かる。
ちなみにハロー!プロジェクトを卒業したメンバーを中心としたM-line clubというファンクラブがあり、ハロプロ卒業後も事務所に残る場合はそちらに移って活動する。

・ファンクラブに申し込んでから登録完了まで1ヶ月程度かかる

これはトラップ。。なのでチケットのFC先行やFC限定イベントに参加したい場合は早めに入会申込をする必要がある。
というのも申し込んでから1ヶ月前後でファンクラブ会員証(実体)が郵送されるのだが、そこに同封されているパスワードを入力しないとファンクラブのマイページにログインできないのである。

・ファンクラブにログインする時にチェック入れるの忘れる

︎︎︎︎︎︎☑︎個人情報の取扱に同意してログイン
というチェックボックスがログイン画面にあるのだが、n回に1回はそれをチェックし忘れてやり直しになってしまうので「キ〜!」ってなる。

・ファンクラブで当選したチケット、コンビニでしか払えない

すなわち基本的には現金でしか払えないという
こと。
nanacoとApple Payでごにょごにょすればクレジットでも払えるらしい(iPhoneのみ)(自分なりに調べましたがAndroidでの方法は無さげです)(リンク貼らせてもらいます)

追記:nanacoやFamipayではごにょごにょせずとも特定のクレジットカードであればチャージができるようです。調べてまた追記しておきます。

ファン文化編

・運営と呼ばずに事務所と呼ぶ。

・n期生と呼ばずにn期メンバーと呼ぶ。

・モー娘。と呼ばずにモーニングもしくは娘。と呼ぶ。

これらは他界隈から流れてきた人が真っ先にハマる罠である。説明はちょっとややこしくなりそうなので割愛する。。

・単色のTシャツを着た人が現場に沢山いる

メンバーカラー単色で前面にデカデカとメンバーの苗字がゴシック体で書いてあるTシャツ(この説明で伝われ)を着ている人がたくさんいる。
あまりに多いので公式グッズなの?と友達に聞かれたが、公式グッズではなくファン各々が自作して着ている。
今調べたけどハロプロ研修生が名前がでかく書いてあるTシャツを着ているのを模倣した文化っぽい?

・ライブに参戦しない人が会場に行くことを「会場推し」という

個人的に「会場推し」という言葉を初めて聞いたので驚いた。
(元いたところでは「無券で行く」「無券する」と言っていた)
グッズを買うために行ったり、ファンと交流するために行く人のこと。

ライブ編

・1年中ライブやってる

春・夏・秋・冬とツアーやライブをやって何かしらで全国を回っている(グループ単独だったり、ハロプロ合同でのツアーだったりする)。
ツアー以外にも外部のライブイベントや音楽フェス・アイドルフェスにも多く出演している。
なので個人的には「あぁ~次のライブ待ち遠しいな~」と思っているうちに気付けば次のツアー・ライブの先行受付が始まっているので嬉しいけど財布が忙しい。

・地方まで来てくれる

グループにもよるが1つのツアーで少なくとも10都市前後を回るので、地方でも比較的推しやすい気がする。
グループによってはリリースイベントでも地方に来てくれたりする。

・座間市の位置を知る

NEWSの小山慶一郎さんがテレビでネタにしてたほど、しょっちゅう(神奈川県の)ハーモニーホール座間でライブをやってる。
そしてハーモニーホール座間の最寄り駅である相武台前駅には急行が止まらないことを知る。

・本人確認がないので、それがあるライブに比べてチケットの入手性が高い

突っ込んだ話だけど、でもぶっちゃけこれに助けられたことが何度もある。
そう、基本的には電子チケットではなく紙チケットなのだ。
本人確認が厳密に行われる場合(FCイベントなど)や、本人確認の可能性があると謳いながら実際にはほとんど本人確認しない場合もあるし、抜き打ち的にすることもあるし、そのへんは一概に言えないから詳しいファンの人に尋ねて雰囲気を掴むしかない。
でも個人間でのチケット取引の文化が盛んということはそういうことなのである。
(詐欺の危険性・高額転売に関する問題もあるのでトラブルには注意が必要)

・メンバーカラーが単色

人数的にそれはそうか、というかどのグループも普通は単色なんだろうけど。
人数がかなり多いグループだとペンライト2本の色と色の組み合わせだったりしたので。
なのでペンライト1本でもいいんだ!というのは個人的に衝撃だった。

・ライブで振りコピしてる人が多い

個人的な体験なのだが、ライブで隣に座ってた人がセトリの頭から最後までずっと踊ってたとき、カルチャーショックを受けた(振りコピ文化のないグループから来たので)。
しかも、メンバーと同じ動きをするので、例えばメンバーが手を自分の左方向、すなわちステージの上手方向に振り始めたら、向かい合ったこちらは上手ではなく下手方向から手を振ることになり、方向が逆になる。
色んな曲の振りが頭に入ってるヲタク、歴戦感あってかっこいい。

・ライブでうちわを見ない

禁止されてるのか知らないけど(知らないんかい)、現場で「投げキッスして!」みたいなうちわ・スケッチブックとか、メンバーのマフラータオルを掲げてる人とかを見たことがない。
そのせいか文化としてライブでファンサ貰おうみたいな感覚が薄くて、純粋にパフォーマンスを見に来てる人が多いような気がする(よく知らない自分がうかつに触れていい話題なのか分からないけど)。

・最後のMCで喋っているメンバーの色にペンライトを揃える

現地で特に驚いたこと。
最後のMCでメンバーが順番に挨拶をするのだが、その時に瞬時に会場がそのメンバーの色に染まっててびっくりした。やさしい世界。

メンバーの卒業公演や凱旋公演でも綺麗な一色になることが多くて感動する。

あと、自分がまだ知らないだけかもしれないけど、「この曲の時はペンライトをこの色にする」というのがなくて、ずっと好きな色(メンバーの色)で振ってて構わないっぽい。
で、ユニット曲やメンバー数人だけMCで出てきた時はその場にいるメンバーのどれかに変えてるっぽい(知識が適当でごめんなさい)。

イベント編

・メンバーとチェキが撮れる

なぜこれに驚いているかいうと、自分自身がもともとメンバーと写真撮れるという概念がないグループから流れてきたからである。
チェキ会の他にトーク会、サイン会、お絵描き会などがシングル・アルバムリリースの度に開催されるのだが、実際に好きなアイドルが至近距離に現れた時の衝撃はすごかった。

・バースデーイベントがある

各ハロプロメンバーの誕生日前後にバースデーイベントというものが行われ、そのメンバーのみが出演する年一の行事になっている。
とはいえ、他のメンバーと合同で行う場合と、ゲストとして他のメンバーやMCを迎える場合などもある。
内容としてはトークコーナーやクイズコーナーなどの企画と、自身が選曲したセットリストでのパフォーマンスなどが行われる。
初めてバースデーイベントに行った時に会場がずっとその子のペンライト1色のまま進んでいくことに大いに感動した。
(バースデーイベント以外にもメンバーソロ・複数人・またはグループでのファンクラブ限定イベントが定期的に行われている)

・ポニーキャニオンの個別の販売方法ややこしい

えっとこれは…
まず個別というのは先述したチェキ会やトーク会などの自分対メンバーの接触イベントのことを指す。

で、シングルやアルバムリリース時の販促として行われることが多い。その場合グループが所属している音楽レーベルが違うため、その個別イベント参加券付きCDを販売するサイト・仕組みが異なる(アンジュルムとJuice=Juiceはポニーキャニオンのサイト、その他はforTUNE music)。

forTUNEのグループから例えば〇〇というメンバーのチェキ券を購入したい場合は、単純に「〇〇のチェキ券付きCD」を購入すれば済む。
しかし、ポニーキャニオンのグループからチェキ券を購入したい場合は、「〇〇が属する販売グループのチェキ券付きCD」を購入する必要がある。

例としてアンジュルムの32ndシングルの販売グループの場合、

グループA:川村文乃・伊勢鈴蘭・橋迫鈴
グループB:佐々木莉佳子・為永幸音・松本わかな
グループC:上國料萌衣・川名凜・平山遊季

伊勢さんのチェキ券が欲しい場合は「伊勢さんが属する販売グループAのチェキ券付きCD」を購入するのだが、グループAのCDにはAの3人のうちどれかのチェキ券が付いているため、CDを1セット買うだけでは伊勢さんの券が出てくるか分からないのである!(しかも届いて箱を開けるまで分からない)

そのため、伊勢さんの券が欲しい場合はCDを3セット購入する(送料が別にならずに3セット買った場合は3人の券が1枚ずつ入っているらしい)もしくは、1セット購入して目当てのメンバーじゃなかったら誰かと券を交換・取引する必要がある。
(なお、入場時に参加券の本人確認を行う場合があり、本人確認が取れない場合は入場をお断りする場合もあるとアナウンスされている)

.....…ここまで説明するのもかなりややこしかったので、初めて「個別に行ってみよう」と決心した時の自分がシステムを理解するまではかなりの混乱があった。

グッズ編

・公式ショップがある

ハロー!プロジェクトオフィシャルショップ略して「ハロショ」
しかも東名阪にある!!!
各グループの色んなグッズ、円盤、書籍などが置いてあって、メンバーが実際に着用した衣装やサインポスターなどの展示もある。
そして壁にはたくさんの生写真が貼ってあって、自分が購入したい生写真の番号をA4の用紙に書いていってレジで見せる。
慣れないうちは「次からは写真の合計点数を書いて頂けると助かります」としょっちゅう言われた(今もだけど)。いつも書き忘れてしまってごめんなさい。

・ハロショにトイレがない

ハロヲタになることはハロショ近辺のトイレに詳しくなることと同義。

・ライブ会場物販では現金が使えない

キャッシュレスの時代でしょ?ってことなのだろうか。(FC先行は現金だけなのに)
しかもアプリを事前にダウンロードしてそこで注文したいものを事前に選択し、表示されたQRコードを見せることで購入する。ハイテク。

・会場別に日替わりのメンバー生写真がある

これはずるい。会場ごとに種類がある。そんなん欲しくなる()
メンバー直筆で日付会場名メンバーの名前などが書いてある(もちろんプリントだけど)。
しかもL判じゃないので「デカっ!」と思った。

・アクスタをFSKと呼ぶ

これはしばらく全然慣れなかった。(そう呼んでるのはハロプロだけ?)
フィギュアスタンドキーホルダーの略らしい。

・ヲタクがめちゃくちゃFSK持ってる

ご飯などの記念写真を生写真と一緒に(これはフォトイートなんて言ったりするけども)というよりFSKと一緒に撮ることが多い。
そしてよく #ご飯ととるといいと聞きました と一緒にツイートするのを見る。
(このへんの経緯はニコニコ大百科「宮崎由加」内の「#ご飯ととるといいと聞きました」に書いてある)

追記:2014年1月に「フィギュアスタンドキーホルダー」なる新グッズがハロプロで発売されたものの、当時アクリルスタンドという概念が一般的でなく持ち歩く文化も存在しなかったため全く売れなかった。しかし当時Juice=Juiceのリーダーだった宮崎由加さんが上記のハッシュタグをつけてツイートしたところ一気に #FSKとおでかけ という概念がファンに広まったため、品薄になるほどの人気商品になったという経緯がある(みたいなことが上の記事に書いてあった)

ハロヲタと飲み会に行った時の自分の一番の感想は「FSKどんだけ持ってんのwwwww」であった。
円形に放射状にFSKを並べているヲタクを見たときに「てっさ」かな?と思った。

てっさ

・FSKは基本的に受注生産で1~2か月待つ

ライブ会場でライブのグッズとして売ってることもあるし、ハロショに売ってることもあるけど、だいたいは予約制で、手に入るまでラグがあるという認識。
TRIO秋葉原のFSKコーナーにはとてもお世話になりました(小声)

作品編

・MVにDance shot ver.がある

固定カメラでダンスがはっきり見えるとかいう神コンテンツ。
各メンバーを追って人数分リピートしてたら気付けばもうこんな時間!!←あるある

・レコーディングでは一曲丸々録ってそこから歌割を決める

これを初めて聞いた時は驚いた。要するにレコーディングがオーディションのようなものになっているのである。流石…

・サブスクがない

auうたパスdヒッツでだけ聞けるらしい(割と後に知った)が主要な音楽サブスクサービスには取扱がない。
YouTube Musicに加入するとYouTubeにアップされているMVなどを他の音楽アプリのようにバックグラウンド再生できる。

・CDをスマホに取り込む方法を知る

ハロヲタじゃない友達(10代〜20代)の何人かにCDを配ったらほとんどがCDを取り込む手段を持っていないか、そもそもCDを聞ける機材を持っていなかった。
いつも音楽を聴いているアプリで連続してハロプロを聞けないというのがその層にとっては障壁のようだった。車の中でだけ聞いてるという人もいた。
CDレコ(スマホにCDを取り込める機械)を配ってやりたいくらいだった。

おわりに

かなり長くなってしまったが、以上が自分がハロプロにハマってから驚いたシステム・文化である。

個人的な記録の側面が強いので、ハロプロ入門として読むには情報として足りない部分もあるとは思うが、それでももし何かの役に立つのなら幸いである。

良いハロプロライフを!