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啓発録

こんばんは。yuです。

突然ですが、橋本左内って知っていますか。
安政の大獄で死罪となった幕末の志士です。
橋本左内は15歳の時、啓発録を記しました。
これは今後の自分の生き方を誓ったものです。

稚心を去る。
氣を振う。
志を立つ。
学に勉む。
交友をえらぶ。

僕はこれまでの人生、
最も肝心な事を忘れていました。

自分の人生、自分で決めるって事です。

え?何当たり前の事言うてまんの?って思った方。

僕は思うのですが、
意外と「こう生きる」って志を持っている人って
いないんじゃないでしょうか。

でもそれって、要は、心の持ちようなんですよね。

ただ、それだけなんです。

僕はこれまでの人生、
今から思えば何かよう分からん人生でした。

小学生の時、警察官になりたいと思い、
中学から剣道を始め、高校に入ったら、
歴史の先生になりたいと思い歴史で学年1位の成績を修め、
高校卒業間際に英語をやりたい!と急な進路変更をし、
それまで4割いかなかった英語の成績を8割にまで上げ、
国際文化系の大学に入ったもののゼミは政治学を選びました。
大学在学中は環境問題に興味を持ちつつも商店街活性化の活動に参加し、
サークルはフットサル、マラソン、手話、ピアノ、それからハンドベルもやりました。
文化系のサークル/部活で開催するコンクールの司会もやってみたり、
極め付けは就活生を支援しながら自分は就職をせずに脚本家を夢みて上京しました。
上京後はとあるボロいシェアハウスで知らない老若男女を生活を共にしながら、
脚本家ではなくIT企業で営業職をすることになりました。
シェアハウスを転々としながら、外国人と結婚をし、ノリでマンション買いました。
そして、映画会社で働く今に至ります。

「マイ・インターン」でロバート・デ・ニーロが、
自分の人生はわずかな時間で語れるみたいなことを言っていました。
それを聞いて、何てカッコイイ生き方なんだ…と感動したものですが、
僕の場合、わずかな時間で語ることはまだまだ無理そうです。

でも、要はそういうことなんですよね。

志を立てて、その通りに生きていれば、
たとえヨボヨボの爺さん婆さんになったとしても、
それまでの自分の人生を語るのにそんなに時間は必要ないんだと思います。

今まで、自分にあった仕事ってなんだろう。
自分にあった生き方ってなんだろうってずっと考えてきました。

でも、もう止めます。

自分の生き方は考えて探すものじゃない。
自分で”こう生きる”って決めるだけ。あとはその通りに生きる。

15歳の橋本左内にできたんです。
時代が違うとはいえ、15歳にできて僕らにできないわけありません。

バイクを盗むのはいいですが、行き先も分からぬまま生きるのは、もう御免です。

志立てて、あとは腹を括ろうじゃありませんか!



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