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アンテロープキャニオン訪問前に必読!ガイドツアーを選ぶポイントと夏時間注意報!

ラスベガスを起点にした、セドナへの家族旅行を計画したところ、アンテロープキャニオンにも立ち寄れることが判り、初めて訪れることにしました!

アンテロープキャニオン旅行の計画時と訪問時、それぞれに気づいたことがあったので、これから行かれる方のご参考までに共有させて頂きたいと思います。

1、アンテロープキャニオンは個人では立ち入り禁止。アンテロープキャニオンに行くと決めたら真っ先にガイドツアーを予約しよう!!

アンテロープキャニオン訪問を決めてから、旅情報を調べ始めると、アンテロープキャニオンは個人での立ち入りが禁止されていて、ガイドツアーを予約しないと入れないことが判りました。

私がその事実に気づいたのが、訪問の1ヶ月ちょっと前。それから急いで情報収集に取り掛かりました。

まず知ったことが、アンテロープキャニオンには、アッパー(Upper)と、ロウワー(Lower)の二カ所があり、それぞれで少しキャラクターが異なるとのこと。

私が参考にした情報によると、

  • 光が綺麗に注いでいるような、光が差し込む感じの写真を撮りたいなら、アッパー

  • 冒険ワクワク系なら、ロウワー

とのことでした。

そして、光が綺麗に注ぐのは、正午間近、太陽が頭のてっぺんにある時が良いらしい、とのこと。
→ということで、皆さん、正午狙いなのでしょう。私たちが予約した際には、正午付近のツアー時間は既に満席でした。(旅行会社用に取っておいてあるのかもしれませんが)

私たちがロウワーを選んだ理由

結局私たちはロウワーを選んだのですが、その理由は以下の通りです。”私が調べた限り”、ということでその点の信憑性にはご留意ください。

① ネット検索で、ロウワーがおすすめというコメントを多く見つけました。
② 写真映えならアッパー、ゆっくり巡るならロウワー、というコメントが多くみられました。
③ アッパーは平坦ではしごなし、ロウワーははしごあり(冒険的)、という情報と出逢いました。
→ここらへんで、私たちは冒険ワクワク系が好きな家族で、”映え系”はあまり興味のない家族なので、ロウワーに傾きました。
④ 私が見たときは、アッパーは100ドル(人気の時間帯は高く値段設定されている=ダイナミックプライシング!)、ロウワーは55ドルでした。映え写真が撮りたい方のニーズが高いのかな。ずいぶんな値段差!この値段差が決定打となりました。

⇒上記の検討過程により、ロウワーに決定しました!

私たちは、行き当たりばったりも十分ありうる家族なので、アンテロープキャニオンにはツアー予約が必須と知らないまま行っていたら残念な思いをしたと思います。こればかりは、気づいて事前予約してよかったと思いました。ですので、これから行かれる方は、なるべく早いご検討をおすすめします!

1ヶ月前に予約をしたら、正午前後はSOLD OUT!朝一か、15時過ぎしか残っていませんでした。
こんな殺風景の大平原からは、これから潜り込む幻想的な景色はまるで想像できません。
ロウワーアンテロープキャニオンの入口までは少しだけ(5分くらい)歩きます。
ロウワーアンテロープキャニオンの入口に着きました。
入口付近では割と幅の広い階段を降りていきます。その後、割と急傾斜の細い階段になります。確かに冒険系!
階段を降りきって上を見上げると、早速この景色に出逢えました。
途中にも移動にはこんなハシゴを昇ります。スカートや短いパンツは履いてこないよう、ツアー会社から事前に言われました。
幻想的な空間が広がります。
掲載は控えますが、写真撮影のベストスポットでは、ツアーガイドさんが家族写真をたくさん撮ってくれました。そんな点もガイドツアーをお願いする良さですね。
「タツノオトシゴに見えるでしょ?」とガイドさんが撮ってくれました。
ロウワーアンテロープキャニオンの出口です。最後はこんな割れ目から我々人間がゾロゾロと出てきます。

情報収集の参考にしたサイト

ツアーの予約に際しては、こちらのサイトに載っていた業者一覧を参考にしました。ロウワーは2つのどちらかしかないのかな?(実際、現地では2社の建物が隣接して立っていました。)ツアー料金は2社共同じ。ただスタート時間が微妙にズレていたので、2社で適宜上手く組み合わせているのかもしれません。
https://www.maxtour.co/lower-vs-upper-antelope-canyon/

私たちが予約したのは、Dixie Ellisです。値段は同じだったので、時間帯が合う方で選びました。

上記は、アンテロープキャニオン訪問前の留意事項でしたが、次は、アンテロープキャニオン訪問時の留意事項です!

2.非常にややこしい!アンテロープキャニオンに行く際は時差に要注意!

これは実際に私たちが犯したミスなのですが、アンテロープキャニオンに、アメリカの夏時間、3月の第2週から、11月の第1日曜日の間に、行かれる方は、時差に注意が必要です!

私たちがアンテロープキャニオンを訪れたのは4月で、夏時間の最中でした。

私たちは、8時45分AMスタートのツアーを予約していました。
「8時には集合してね」というメールが届いていたので、ペイジ(近隣の街)のホテルを7時30分頃には出発しました。現地には予定通り、8時前には到着しました。

ツアー会社の建物に入ると、時計があって、7時10分と表示されています。一瞬あれ?と思ったのですが、「直し間違いかな」と軽く無視しました。
…笑

そのまま受付カウンターに行くと、「あなたの予約は8時45分の回で、まだまだ早いですね。でも早い時間帯に出発する組に空きがあるので、7時45分の回でご案内します。」と言われました。私も家族も、「?????」と大混乱。

すると、そんな私たちを見たカウンターのスタッフの方は、「私たちは夏時間を採用していないのでペイジの街とは時差があるんですよ」。「えええーーーー!!!!」と私たち。ようやく理由を理解したのですが、思わず「こういうミスする人、多くないですか?」と聞いてしまいました。
「はい、多いです」とのこと。(よかった、私だけじゃなかった笑)

この現象を理解するのに必要なポイントは、『アリゾナ州は夏時間を採用していない&アリゾナ州内だがモニュメントバレーのあるナバホ族居留地内は夏時間』、だということです!

  • ペイジの街(アリゾナ州)=夏時間を採用していない

  • モニュメントバレー=(アリゾナ州だが)ナバホ族居留地内=夏時間を採用

非常にややこしいので、皆様がアメリカの夏時間の間(3月の第2週から、11月の第1日曜日の間)に行かれる方は、是非ご留意ください!私たちは運良く違う枠に案内してもらえましたが、ピークシーズンだと難しいかもしれません。(とはいえ、間違ってしまっても、待合室で待てばよいだけのことかと思いますが、その分、ホテルでゆっくりする時間が取れると思うので)

それにしても、同じ米国内で、州によって夏時間の採用方針が違うとは知りませんでした!(アリゾナ州に加え、ハワイ州も夏時間を採用していないんですって?!)

【Day1:アンテロープキャニオン訪問前日】ラスベガスを14時頃出発→18時頃アンテロープキャニオン近くの街ペイジ到着→グレンキャニオン・ダムの夕暮れ風景

ご参考までに、アンテロープキャニオン訪問前日の旅程です。
ラスベガスでお昼を食べてから、スーパーに寄ってお水やおやつを買い込んでから、ラスベガスを14時頃に出発しました。

アンテロープキャニオン訪問の拠点は、City of Page(ペイジ)という街にしました。このペイジに私たちは2泊しました。

ラスベガスを14時頃に出発して、18時30分頃にペイジの街に到着。グレンキャニオン(Glen Canyon)・ダムとコロラド川を見渡すスポットから夕日を見ることができました。

ラスベガスからはひたすらこんな道をドライブです。
迫り来る岩肌
こんな一本道では、「クルーズコントロール機能」が便利ですね。ついうっかりスピード違反、ということにもならないですし。
日が暮れかけた頃、グレンキャニオン・ブリッジに着きました。
グレンキャニオン・ダムは全米第2位の規模を誇るダムです。
大地に落ちる夕日が綺麗でした。
アメリカって広いんだなぁと改めて実感。

そしてペイジの街にあるホテルにチェックインし、その日の夜はゆっくりし、明朝の早起きに備えました。

【Day2:アンテロープキャニオン訪問当日】朝一でアンテロープキャニオン(ロウワー)→午後からモニュメントバレー→17時頃ホテル(ペイジ)に戻りパウエル湖の夕日を堪能

いよいよアンテロープキャニオン訪問の朝を迎えました!
ツアー開始時間を間違えるというハプニングは上述のとおりですが、とても素晴らしい景観と出逢うことができ、大満足でした。

ガイドさんは写真を綺麗に撮るコツを教えてくれたり、家族写真を撮ってくれたりしながら案内してくれました。

自然の脅威、自然の美しさ、今まで見たことのない光景にとても刺激を受けました。

「私たちは”映え”写真にはあまり興味ないし…」と言っていたのに、結果的に、家族全員、写真を撮りまくり、お友達に「見て見て―!」と送りたくなるような始末で笑、ロウワーも十分にフォトジェニック。家族全員大満足の経験となりました。

結論、アンテロープキャニオンを訪れて良かったです!

そして、アンテロープキャニオン訪問が終わったあとは、一度ホテルに戻りました。キャニオン内に荷物やバッグは持ち込めないので、ホテルの部屋に置いてアンテロープキャニオンに行っていましたので、一度荷物を取りにホテルに行きがてら、ペイジの街で昼食をとってから午後の予定に臨もうということにしていました。

ちなみに、昼食は、ソニックというファーストフードにしました。お店の正式名称はソニック・ドライブインというくらい、車ごと乗り付けて、それぞれの駐車スペースから注文し、そのまま車内で食べられますよ、というコンセプト。存在は知っていましたが、実際に行ったことがなかったので、一度行ってみたかったんです。ひとつの経験として、思い出になりました!

子どもが大好きなテウタートッツ、円筒形のフライドポテト。
正式名称は、SONIC America‘s Drive-In

さて、昼食を済ませ、アンテロープキャニオンから向かったのが、モニュメントバレーです。
こちらは映画フォレストガンプでも有名なシーンの光景が広がっています。生憎の天気で快晴ではなかったのですが、それでも圧巻の光景に満足でした!個人的に思い入れのある映画だったので、何十年も経ってからその光景を今見ることができたということへの感傷的な気持ち込みの達成感だったかもしれませんが、訪れてよかったです!

フォレストガンプのあのシーンを求めて、車道に多くの人が出て写真を撮っています。
(正直、危険&撮影マナーが良くないと感じました。)
あのシーンです。拝借。

そのような感じで、この日は朝からアンテロープキャニオンに行き、モニュメントバレーも行くことができ、盛りだくさんの一日でした。ペイジの街に帰ってから、私以外の家族はまた夕日を見にダムまで出掛けて行きました。

ということで、日中盛りだくさんでも(とはいえ、ほぼ運転時間に費やされていますが)、夕日の時間までには帰ってこられるような旅程も可能だということをお伝えします。

【Day3:アンテロープキャニオン訪問翌日】ペイジのホテルを朝9:30頃出発→ホースシューベンドへ→ウォルマートで買い出し→グランドキャニオン・サウスリム→セドナの夕焼け

アンテロープキャニオンと併せてガイドブックに載っていたのが、「ホースシューベンド(Horsehoe Bend)」で、私も是非訪れたいと思っていました。

コロラド川が馬蹄形の急カーブを描いています。

駐車場は有料で、私たちが訪れた時は車一台あたり10ドルでした(市が運営しているので、国立公園年間パス等とは別モノです)。料金の最新情報は、ウェブサイトのFeesというところをご確認ください。

ここでご注意頂きたいのは、駐車場から実際のホースシューベンドを見渡せる場所まで、15〜20分ほど歩くということです。日差し避けもなく、直射日光のもと歩かなければならないので、その覚悟と、お水&帽子のご準備をオススメします。

景色は素晴らしく、歩いて良かった〜と思いました!

ガイドブックのように綺麗には撮れないですが、肉眼で見た風景は素晴らしかったです。
転落死亡事故も起きているらしいです。私たちが訪問した際も、良い写真を撮ろうとして、結構危ないところまで出ている方も結構いました。気をつけたいですね。

大満足でホースシューベンド訪問を終えた私たちは、まずはペイジの街にあったウォルマートに寄って、お菓子や軽食等を買い込み、今度はグランドキャニオン・サウスリムを目指しました!

本来の目的地はセドナなのですが、どうせ途中にあるからと、グランドキャニオンに行ったことのない娘に見せてあげたいという思いで寄ったのですが、当の娘本人はあまり興味がなさそうでした。ざんねん!笑

グランドキャニオンに向かう途中の風景。壮大です。

私は通算4度目のグランドキャニオンだったのですが、心なしか、今回はすごく乾燥していて干上がっている印象を受けました。朝日や夕日ではなく、日中の真昼間に訪問したことが、そういう感想を持たせたのかもしれません。

グランドキャニオン・サウスリム
乾燥している〜!

グランドキャニオン・サウスリム訪問を終え、ここからセドナに向かいます!
この旅程で、セドナの夕暮れの時間に間に合い、セドナで美しい夕日を堪能することができました。

セドナ旅行記は、別の記事で書く予定です。

セドナには長年憧れていて、今回初めて行くことができたのですが、結論、大満足でした!トレッキングも楽しかったので、その様子もお伝えできたらと思います。

セドナ到着早々、夕日に照らされた、こんな景色に出逢えました。
ちょうどセドナに到着したのが、日暮れ間近の時間でした。


セドナまで話が広がってしまいましたが、本記事でまずご紹介したかったのがアンテロープキャニオンでした。アンテロープキャニオン、モニュメントバレー、ホースシューベンド、どこもとても良かったです!皆さんが行かれる際には、今回ご紹介したご留意事項を是非参考にして頂き、楽しいご旅行をされることを願っております!

(おまけ)長旅ドライブのお供はオーディブルでの長編小説耳読がおすすめ!

最後に。国立公園系巡りには、レンタカーでの長い移動時間がつきものですね。私たちは今回レンタカーを借りる際、夫婦2人ともが運転手になれるように手続きし、1、2時間毎に交代で運転するようにしたところ、案外負担は楽でした。それになんといっても、長旅運転のお供はオーディブルで耳読!という楽しみ方を知ってからは、むしろ移動時間が楽しみになりました。

今回の移動時間は、「池井戸潤さんのハヤブサ消防団」、「山口恵似子さんの食堂のおばちゃんシリーズ」を大いに楽しみました。以前、マウントシャスタまでの長旅ドライブの時に、「馳星周さんの少年と犬」をオーディブルで聴きながら移動したことが良い思い出になっていて、それから長旅ドライブの満足度は、「面白い作品に逢えるかどうか」にかかっています!

再生時間が10時間以上の大作でも、それをもろともしない移動時間がアメリカの国立公園巡りには付きものですから!正直、こういう機会がないと、長編小説をゆっくり楽しむ時間がないので、長時間運転は読書の楽しみを教えてくれる貴重な機会です。

実は、ハヤブサ消防団は、聴き終えることができず、あと3時間残っています。今ちょうど良いところで、早く先を聴きたいのですが、また今度長距離運転が控えているので、それまで大切にとっておいています!笑

皆さんのおすすめの作品があったら是非教えてくださいね!

お読みいただき、ありがとうございました!


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