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公務員試験で「併願先は?」と聞かれたら?

フリー面接トレーナーのnoriさんです。

面接初心者🔰のための面接対策コーナー、略して【めんたいこ
悩んでいる人も、これから考える人のためにも、今みなさんが向き合っていくことについて書きますよ。

今回は公務員の人物試験(主に面接)についてお話しします。

そろそろ、私のところにも公務員志望の方が増えてきて、同じような質問が多くなっています。
公務員志望者は、考えるための参考にしてください😀

今日の【めんたいこ80】

公務員試験であるある質問はいくつかありますが、今回はこの質問の対策と心構えをお伝えします。

「併願先はどこですか?」
「どこか併願していますか?」

これは民間企業の面接でも言えることですが、「併願」と言う固い言い方がなんも公務員試験らしさを感じます。

さて、公務員志望者の皆さんはどのように答えますか?

気になる回答例

最初に面トレ(面接トレーニング)に来られた方は、多くの場合、

「どこも受けていません。御市(御庁)が第一志望です」

と話されます。

いかがでしょうか?
これで乗り切れますか?

いえ、面接官を納得させられそうですか?

正直、厳しいと思います。

もちろん、それが本音であり、事実であれば他に言いようがありませんので良いのですが、面接官という職種は、基本的に疑うことが仕事です。

「どこも受けていない」回答の弊害

まず、「どこも受けていない」と言われて、信じる面接官はいないでしょう。「第一志望です」と言われても、そんなことはリップサービスでしかありません。
中には、それで満足する面接官もいるのかもしれませんが、ごく少数だと思ったほうが良いと考えています。

そのため、「なぜ受けていないの?」「心配じゃないの?」「落ちたらどうするの?」と矢継ぎ早に質問が飛んでくるでしょう。

みなさんも、ある程度対策はしていくでしょうが、矛盾する回答や説得力の無い回答を無駄に話さなければならないことを考えたら、やはり嘘をつくことは得策ではありません。

一方で、本当にそこしか受けない方もいらっしゃいます。
全てとは言いませんが、理由はあると思います。

例えば、社会人として働いており、試験勉強に時間が避けられない場合もあると思います。
また、本当にそこでしかできない仕事(専門職)なども考えられます。
相応の理由がない以上は無駄に嘘はつかない方が賢明かと思います。

正直に話す事は恐怖?

「嘘はつくな」と言うは易く行うは難しですが、しっかり対策をして自分で納得感を持つことができれば大丈夫です(^^♪

いくらか対応策はありますが、私がお勧めする考え方は、」「併願先の共通点」を抑えておくことです。

行政事務の場合
●●市と◇◇市を受けています。これらはともに(例えば)観光に力を入れており、共に魅力的な施策を行っているため、興味を持ちました。

消防士の場合
●●市と◇◇市を受けています。これらはともに(例えば)ハイパーレスキューがあり、将来的にレスキュー隊員として活躍したいため両市に挑戦したいと思いました。

警察官の場合
●●県と◇◇府を受けています。これらはともに(例えば)少年犯罪の件数が増えており課題になっています。私はこれまでの○○の経験を活かして関わりたいと思ったからです。

自治体研究という、面倒なステップが必要ですが、むしろ「自宅から近いから」という安易な理由だけよりは将来的に考えても理があり利もあるはずです。

これは、就職の軸でもありますので、「併願先の」質問対策として考える前に、志望先を考える時に本来は考えたいところです。

面トレでは、面接官に「あーそうなんだ」「なるほど」と思ってもらえる努力が必要です。

場所が理由な場合

それでも、場所を理由に選んでいる場合もあると思います。
消極的な理由になるかもしれませんが、「家族」を理由に挙げることもできなくはないと思います。

「将来的に家族に何かあった時に・・・」

そう言われてしまえば、ある意味、良心的に反論などはできませんから。

ただし、本当に消極的なイメージはあると思います。プラスの印象はつきにくいと思います。

バカ正直すぎるのも禁物

基本的に正直ベースに話すことをお勧めする立場ですが、全ての情報をバカ正直に話すこともリスクがあります。

極端な話10この志望先があったとして、それを全て話すのは、逆に難易度が高まります。
就職の軸がぶれてしまいます。
そこで、全部答えるのではなく、共通点が見つかっている2~3に絞って伝えることも検討しても良いと思います。

最後に

何事もそうですが、面接では正直であってほしいというのが、私の願いです。

これは余計なお世話であると認識しています。

しかし、併願先は?くらいの質問で、嘘を塗り固めなければ面接が乗り切れないのでは先行きが心配です。

正直に話し、相手を納得させられる話ができるように面トレしていきましょう。

今回はここまで。それじゃあまた(@^^)/~~~

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ぜひ一緒に面接対策をしましょう(^^)/


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