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ヘッドハンティングとエージェントの違い

あ〜勘違い!?違う職種が混同をしている

転職をすることが当たり前になったこの時代ですが、ヘッドハンターとエージェントの違いについては、意外と間違っています。

最近ではヘッドハンターとエージェントの境界線が曖昧になってしまっています。

それは、登録型の人材紹介会社がスカウトメールを送ることが原因になっています。

ヘッドハンターから連絡がありましたとか広告会社からのメールのタイトルであったり、紹介会社でエージェントをやっているにもかかわらず、ヘッドハンターと名乗っている人もいます。

一昔前まではキャリアコンサルタントという言葉を使うことができましたが、資格保有者しか名乗ることができなくなりました。

転職のプロとか転職のコンシェルジュという言葉も生まれていますが、エージェントはエージェントなんです。

横文字になったり、新しい言葉が出ると使いたがりますが、本質を考えればわかる話です。

本来のヘッドハンター

ヘッドハンティングとは、クライアントが求める人材を「人脈」「評判」「インターネット」などを駆使して、あらゆる業界から探し出す手法のことをいいます。

イメージをするとしたら、プロスポーツのスカウトマンみたいな役割です。

言い方を変えるとしたら、狩猟民族型でいろいろなところを行来することになります。

また、その人の魅力を最大限に引き出すことができる人が多く、職務内容についても細かくヒアリングをしてきます。

最近ではソーシャルメディアを使って、アプローチをしてくる人が増えています。

Twitterについてはその人の行動パターンを分析することができ、facebookで志向性の分析することができる。

LinkedInについては、その人の経歴について調べることもできる上、推薦が多いということはその道のプロである。

転職をするかしないかわからないところから、信頼関係を築きながらその人に寄り添って、転職という選択肢があるというところから、話を勧めていくことになります。

無理に転職をさせようとすることはありませんし、転職先でも活躍できるイメージができる人を中心に、自分の利益は後回しにしてもその人の選択が最高になるようにしていく、ビジネスパートナー。

3年1周期といわれていますが、優秀な人材であれば特に人間関係がしっかりしているので、良好な関係が築けています。

いろいろと情報交換をしながら、転職のタイミングやキャリア志向などをしっかりと見極めていきます。

40年以上の長い労働人生ですから、それ時々に一番いい選択肢を提供することができるようにします。

本来のエージェント

エージェントとは、クライアントが求める人材を「自社ホームページ」「広告」「ハローワーク」などを駆使して、転職希望者が登録をしてもらうところからスタートをします。

広告サイトでよくあるスカウトメールを利用して、転職する気持ちがある人を集めて、登録をさせる。

自分の数字に直結できる人であれば転職をお手伝いするが、そうでない人についてはそのまま放置されることが多い。

インターネットの掲示板や口コミを見てみると、登録するまでは熱心だけどその後、求人案内がないというケースも多くある。

登録者のスキルが低かったり、年齢が高い、転職回数が多いなど、欠点が多いと門前払いをすることになる。

イメージをするとしたら、釣り堀で釣りをしているか、底引き網をしているイメージがピッタリでしょう。

企業から求人案内をもらい、その案件に合う人を探して推薦して、面接してもらい、内定承諾まで行っていく。

自分の数字のために無理矢理にでも内定承諾をさせることもあります。

そのため3ヶ月以内に退職をする人もいます。

特に数字が足りない若手の社員が営業担当だったり、応募者対応をしている時は注意が必要です。

信頼関係が築けていない場合は特にクロージングの際に来社をさせて、署名捺印をさせることによって心理的プレッシャーをかける会社もありますから、そうならないように注意しましょう。


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