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円満退社への3つの法則

退職するためのルールとは!?

会社を退職しようとする時、なかなか辞められない。という相談が多くなってきました。詳細を聞いてみると後任が決まらないと辞められないというから不思議である。これは上司のエゴですから、根回しをして交渉をすることで解消する問題ですが、なかなかできないというのが人の情です。

もしあなたが転職をする際に次の会社に迷惑をかけてしまうことになるので、内定取り消しというケースもありますので、円満退社をすることは非常に重要な事になります。

日本企業の場合は就業規則をしっかりと読んでおいてくださいね。意外と就業規則をたてにロジックを組まれてしまうと流されてしまいますから。たいていの会社は30日前というのが建前で決まっています。労働法では14日前ということを規定しているので、労働者の権利としては14日前でいいじゃないかとなりますが、そうはいかないしがらみだらけの会社もあります。

退職面談ということで人事、上司、役員まで出てくることもあります。社内で会議室に缶詰にして、退職届を受理しないようにするケースもあります。この場合は実に稀ですから、強い気持ちで交渉をすれば問題ありません。

直属の上司が一番厄介になるので、注意が必要になります。そうならないためにはどうしたらいいのかということを3つのポイントでお話します。

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その1:社外の人に相談をする

友人、知人、メンター、パートナーどんな人でも構いませんので、一度社外の人に話をしてみてください。転職に関して相談に応じてくれる人がいれば会社を辞める選択、残る選択についていろいろと考えて話を聞いてくれるでしょう。

誰に相談したらいいのかわからずに、社内の人に相談をしてしまうとしがらみと抵抗勢力が一気に加勢をすることになり、辞められなくなってしまいます。そして、転職失敗というかたちになってしまうことが多くあります。

社内の人は意思決定権があり、引き止め工作が長くなればなるほど、会社の戦力として考えているケースもありますが、上司自身の評価を下げたくないということもあるので、本音と建前を見極める必要があります。

当たり前ですが、社内の人は「今の会社にいる」という意思決定をしている人なので、今の会社を辞めないほうがいいと本気で思っている人たちです。

もしくはあなたが辞めることで、例えばあなたの上司にデメリットがあり、会社もしくはその人の利益のために、あなたを引き留めたい人です。

基本はポジション、人事異動の話がほとんどであり、上司と人事が出てきて済む話ですが、会社にとって優秀な人材の場合は、役員などもでてきます。出てくる人でその人の会社に対する期待度がわかります。

強い気持ちをもって、「今月末、来月末で退職させていただきます。」と言い続けられるかどうかがポイントになります。転職先が決まっているのであれば、社内規定に基づいて引継書をつくったり、挨拶回りにいきましょう。1週間もしたら、自然と仕事はまわり出しますから。

最初のポイント:相談相手を社外の人にすること。退職の意志を固めること。ここで迷うのであれば、現職に残ることを選択してください。

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その2:決定事項として退職を伝える

社外の人と相談、そして自分の心と相談して、退職意思が決まったら、そこで初めて社内の人に伝えましょう。

とにかく迷っているわけではなく、決定事項だと伝えましょう。

迷っている素振りを見せると、いろんな交渉が始まります。

上司などの自分を止めようとしている人たちも、他の大事な仕事を削って、あなたの相談に乗ろうとしてくれます。

あなたの悩みを聞くこと自体もコストなので、固い意思があり、交渉自体がコストだと思ってもらいましょう。

あなたが辞めたいと思いながら働くよりも、あなたがきっぱり辞めて、新しい人が入ってきた方が、組織にとっても良い循環となるはずです。

なによりもしっかり自分の意思を固めてから、伝えるということが大切だと思います。

とにかく自分の意志で決めきること。それを感謝の気持ちとともに誠実に伝えること。

第2ポイント:自分の意志が固いことをしっかりと伝えること。そしてお世話になったチームに対して感謝をすることを忘れないこと。

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立つ鳥跡を濁さず、すぐに立ち去ることがチームのため

退職の意志を伝えれば、会社に止める権利はありません。職業選択の自由もあるわけですから、無理やり止めることになると炎上してしまうこともあります。14日前までに退職届をしっかりと提出して、退職の意志を伝えれば問題ありません。14日以上の引き止め工作については会社はやれない。

お世話になった会社とそこの人は、あなたが仕事ができない時から、教育コストを払って育ててもらったので、複雑な気持ちでいっぱいになると思います。

できるだけ早く引き継ぎを完了し、最後に数値などで成果を出せるのであれば、恩返しのつもりで死ぬ気で成果を残しましょう。

そして、お世話になったからといって、居座るのではなく、できるだけ早く組織を去りましょう。

退職意思が決まっている人が居座るのは、組織からすると間違いなくコストでしかありません。

お世話になった人達だからこそ、できることを最短で終わらせ、最短で組織を去ることがお互いにとっていいはずなので。

あなた自身が辞めると決めている以上は、双方に労力をかけず、スピーディーに辞めれるのがベストでなはずです。

もちろん情緒や今後のつながりも考えるとそう上手くもいかないのは、とてもわかりますが。

お世話になった大好きな会社だからこそ、今後も関係が続いていくような本当の意味で組織を思った辞め方が必要なのかなと思います。


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