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結局老後はいくら必要なの?

こんにちは!

個人のキャリアデザインや組織開発を支援している山本(@pariporin)です。


先日Twitterで下記の様なご質問を頂きました。

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はい。
専門外です。

といって終わるわけには行かないので、色々調べてみました。

ざっとしらべてみたところ、夫婦二人で生活していくことを仮定すると老後資金は1億円程必要という説が主流です。


老後の必要資金1億円の内訳

老後の生活に必要な資金はいくらほどでしょうか?

夫婦二人で生活していくに当たり25万円ほどの費用が必要と言われています。下記がその内訳です。

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人によっては「車は無いからもっと節約できる」「こんなに娯楽費は要らない」「旅行が趣味なのでもっとお金が必要だ」等色々有ると思いますが、一旦必要な生活費を25万円/月と仮定して計算すると、

25万円 ✕ 12ヶ月 = 300万円/年

という事で、年間300万円の費用がかかります。

60歳で定年を迎え、平均よりも数年長く生きると想定して32年間分の生活費を計算すると9,600万円。

これに万が一の場合(病気、怪我、災害など)に備えた400万円の貯金を加えると

1億円の生活費が必要な計算になります。


2,000万円不足問題の根拠は?

金融庁が2019年6月3日に公表した金融審議会の市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」において、

老後資金は2,000万円不足

との記載があり、話題になりました。その際の試算が下記になります。

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役所の作った図は見にくいですが、下記に2,000万円不足の根拠の記載がありました。

「夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職の世帯では毎月の不足額の平均は約5万円であり、まだ20~30年の人生があるとすれば、不足額の総額は単純計算で1,300万円~2,000万円になる。この金額はあくまで平均の不足額から導きだしたものであり、不足額は各々の収入・支出の状況やライフスタイル等によって大きく異なる。」※報告書より抜粋

・収入に対して支出が毎月5万円多い
・5万円 ✕ 12ヶ月 = 60万円/年 不足
・60万円 ✕ 32年 = 1,980万円 老後資金が不足している

上記のような計算が2,000万円不足問題の根拠になっています。


話題になった当時も言われていましが、

「2000万円不足だって❗そんな大金無理だ。どうしよう?」

などと慌てる必要はありません。

その理由は下記の3つになります。
・2,000万円という金額が一括で必要になるわけではない
・あくまで平均値での計算で、誰にも当てはまる計算ではない
・不足したら節約するのが普通で、試算根拠が曖昧


豊かな老後を送るために

それでは何も対策しなくてよいのか?と言うとそういうわけではありません。

平均寿命はこれから伸びていく可能性がありますし、企業が用意する退職金は減少する傾向があります。また、頼みの綱の年金支給額はこれから増える見込みはなく、減少する可能性のほうが高いです。


そんな中でも老後に備えて今からできることは何かというと、

「少しでも長く生き生きと働ける環境を作っておく事」

になります。


「もう疲れた。早く引退したい」
「仕事=我慢、とにかく耐えて引退まで…」
「自分には今の仕事しかない。新しいことなんて無理」

というように意欲を失ったままた仕事を続けていたり、自分のことを低く見積もってあきらめていると、老後の生活を豊かにすることが難しくなります。


笑顔で長生きし、充実感を持って生活していくためにも40歳を過ぎたらキャリアを振り返り、今後の生活について考える時間を作ってみる事をおすすめします。


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