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新卒採用はポテンシャル採用ではない

本業で就活支援をしています。基本的に毎年商社やデベロッパーなどのハイクラス層の支援をしています。

※特に今年はある商社から依頼をうけ、4~5月にかけて50名程度選抜した学生さんの集客と、個別フォロー施策を行いました。結果、その総合商社に10名内定、他商社に10名内定、その他デベロッパーや政府系金融など名だたる企業への内定に繋がりました。

就活支援を行う中で近年特に思うことは、
「新卒採用はポテンシャル採用ではない」
ということです。

その原因としては、
企業の面接官が学生評価を上手くできていない
という点も挙げられます。

ただ、面接を受ける側の学生さんの立場でいうと、その点はコントロールできません。

どんな学生さんが希望の会社に内定を獲得しているのか

ポイント:高い成果の有無/自己理解・説明ができるか

私自身、「この学生さん優秀だな」と感じる方の多くは、他の学生さんと比較して、相対的に高い成果を上げている事が多いです。
もちろん、具体的な高い結果を上げていなくても、優秀だということでクライアントさんに推薦する学生さんもたくさんいます。

就活で大手企業に内定をするかどうかは、以下の基準である程度の場合分けができます。

・実績の有無
・自分の説明ができる/できない

に分ける事ができると考えています。

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上記の様に分けられます。

その中で、企業毎に求める人材要件に照らし合わせながら判断をすることになります。

まとめ:内定を得られる人の特徴

①高い成果があり、自分の行動理由や根拠、具体例を説明できる。
②高い成果が無くても何か珍しい行動や経験をしている。その理由、具体例を説明できる。
③珍しい行動は特にしていないが、自分の行動理由や根拠、具体例を説明できる。
④高い成果があるが、説明ができない。
⑤成果が無く、説明ができない(ただの怠慢)
※上の表だと4つに分けましたが、成果が上る前に行動有無も大事な要素であるため5つに分けられます。

どんな人が実績を残せるか

毎年200人くらいの学生さんに話をしていると、高い成果を残すまでのプロセスは、以下の様にまとめられます。

①目的:「これがやりたい」「やってみよう」と思える
②行動:やりたいと思ったことを、行動に移せる
③思考:どうやれば成功/達成するか考えられる(人、モノ・サービス、金、情報など)
※以下行動ー思考を繰り返す

この3プロセスができる人は、高い結果を残しています。

※目的を持てる人は、そもそも何か行動をする機会が多く、思考回数も多いです。
そのため、普段のサークルやゼミ、部活の中でも、より洗練された成果を上げる事ができます。

一方で「結果を出さざるを得ない環境に身を置く」ことで、強制的に行動ー思考プロセスを作り出す方もいらっしゃいます。(例を記載します。)

〜例:結果を出さざるを得ない環境に身を置く〜
内容:アフリカに半年留学し、現地の日系コンサル企業で調理用器具(ガスストーブ)を販売するインターンを行った。結果、国連下部組織の難民キャンプと現地のガス販売企業を結び、300台の販売実績を作った(それまでは3年間で50台しか販売できていなかったもの)

目的:部活動を引退し、社会を知らないまま漠然と就職をすることに違和感を感じ、アフリカ留学を決意。

行動:孤児院と、現地のコンサルでのインターンを行った。また現地、では、商社の社員やJICA職員などに社員訪問をし、キャリア観についても知見を広げた。

思考(行動):ガスストーブ30台を売るという目標を課され、屋台街やガソリンスタンドでの実演販売、訪問販売を実施。15台ほど売れたところで、難民キャンプに営業をかけ、導入の依頼をした。キャンプ職員からは、「ガスの安定供給ができれば納品も検討できる」ということで、ガソリンスタンドの社員に連絡し、ガス輸送のボトルネックをクリアした。結果、翌年の予算で300台分の納入が決定した。
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この様な成果を持った学生さんがいました。彼は総合商社に内定をしました。

他人と比較して、高い成果がない人はどうするべきか

2つの解決策があります。

①今から成果を出すための行動をする事

②行動をすることが面倒な場合は、自分の過去の行動や、その理由を、わかりやすく相手に伝えられるようにする事

です。

①今から成果を出すための行動をする事

「目的を持って」「行動して」「思考する」事を繰り返し行い、高い成果を上げることを考えてみて下さい。行う事は何でも構いません。

インターンでも、アルバイトでも、サークルでも、ブログ/noteを書くでも、SNSでも、youtubeでも、事業を始めるでも、何でもOKです。

「これがやってみたい/達成してみたい」と思う事に挑戦し、続けてみて下さい。

行動して、考えて、成果を出す人の事を、面接官は高く評価する傾向にあります

ちなみにこの投稿をみて、何か行動を始めるという方は大体1~2%程度だと思います。

行動をしましたという方がいたら、是非ご連絡下さい。私も一緒に何かお手伝いができないか考えますし、クライアントさんにも紹介を出来ればと思っています。

②行動をすることが面倒な場合は、自分の過去の行動や、その理由を、わかりやすく相手に伝えられるようにする事

これは、「一般的に自己分析をしましょう」と言われる事が多いです。私自身、出来れば他己分析をしたほうが良いと考えています。

普段自分が当たり前だと思っていた事が、他の人にとっては特殊/すごいと思われる事がよくあります。
※就活で話すエピソードも、人に話すとガラッと変わることが本当によくあります。

是非、ゼミやサークルの先輩、社会人の知り合い、人事経験者、就活支援企業の知り合い(出来れば業界6~8年以上いる方)などに依頼をしてみて下さい。

もし希望される場合には、私も他己分析お付き合いしますので、info@careertabi.comまでご連絡ください。

※基本的に大手企業への推薦しかないので、「ベンチャー企業に行きたい!」という方のお役にはたてないかも知れません。

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