生活新聞 損得版:  「株主優待で大失敗した61歳・資産2300万円男性「優待を100年使っても元が取れない事態に」」 <ー 「¥」の逃げていく法則に引っかかっています

今回は「株主優待で大失敗した61歳・資産2300万円男性「優待を100年使っても元が取れない事態に」」についてコメントをさせて頂きます。

あるじゃん: 10 Mar,2024 

「株主優待で大失敗した61歳・資産2300万円男性「優待を100年使っても元が取れない事態に」」: !

「遺産相続で証券を相続した。一旦、全銘柄を現金化し証券会社の勧めで投資を始めることになった。その投資先について、担当に何業種か相談していた」

で結果は

「優待銘柄への投資が半年で1200万円の損失に」

よく読むと、年齢も61歳で、まだ1000万円以上残っているので「まともな金融の知識があれば、逆転できる」と個人的には思います。

ですが

「予定していなかった大金が手に入り勉強せず投資してしまった」

こういう考えでは、お金の方が逃げていきます。

「「¥」の逃げていく法則」とも言えます。

たとえば、「現状(2024年3月11日現在)、引き続き米国債の逆イールドが続き、現在の状態は普通ではない。 また、Fedは、金利をどこかで少し下げる可能性はあっても、もしトランプ氏が再選するなら、金利はそう簡単におちないでしょう。 なぜなら、バイ アメリカ政策を実施する可能性があるため。 BOJがゼロ金利政策を解除しても、金利を上げられる状態ではないと思われ、¥高に一時的になったとしても円キャリーに戻ってくる可能性大」と思っている方が世の中にはそこそこに居ます。 金融で勝負している方なら、常識なので、この文で意味が「?」なら、証券会社の口車に乗って損をしてもしょうがない気がします。

今回の場合、記事の中で¥を失った本人はかなり落ち込んでいるようですが、みなさんも考えればわかりますが「1200万円」を失っても、まだ1100円も残っています。

どうでしょう、自分の銀行口座の残高と比べて?

仮に1100万円あったとしたら?

基本、一般の方が千万単位の「¥」を失うと帰ってこないので、大金を扱う時には知識&覚悟が必要ですが、私もタイトルだけみて「まずいとは思いましたが」中身をみたら1100万円も残っているなら、全然大したことがないと思います。世の中には、他人の口車に乗って数千万円どころか数億円も資金を溶かして(失って)しまう方もいます。

とりあえず、この記事の主人公にならないためには

1.利害関係のある、人物に相談してはならない
  今回は、証券会社のセールスマンにそうだんしているのですが、証券会社なら、別に売買してもらえれば、手数料が入ってくるので、客が損しようが、儲かろうがどうでもいいことです。金融商品にしても、系列の証券会社も物を勧めるでしょうし、株式も系列会社でその会社の上場時の幹事をしている会社の株式を勧めてもおかしくないですよね~

2.お金の正価を理解すべき。
  今回1200万円を失ったかも知れませんが、半年で1200万円といっているので、損切りはいつでもできたはず。 また、逆から考えて1200万円を給与から預金したら何年かかるのかを考えれば、金額の大きさ&価値がわかり、無謀な事はしないと思います。今回は、しょせん相続で得た「¥」なので、管理が余計に甘く見えます。 所詮、他人の「¥」感覚なので失っても、じつは大したことがないマインドだったと思います。

3.金額がいくらでも100円でも100万円でも投資するなら、金融の知識がないと、証券会社から見れば、カモネギです。 
  自分で判断できず、相談するレベルならやめた方が良いと思います。 自分の考え、決断が論理的に支えられるなら、他人の意見を聞くのも良いかもしれませんが、なんの知識もなく、資金を増やしたいのなら、証券会社どころか、世間の鴨葱です。 そもそも、お金に対して無責任なので¥をうしなっても、当然です。

こんな風にならないために、どこかで「金融シリーズ」の記事を始めようと思ったら、その前にこんな記事を見かけてしまったので、今回取り上げました。

ま~ 今後、皆さまが自己判断で金融市場に殴り込めるような知識を得られるように考えています。

今年は新NISA関連の資金も大量に金融市場に入ってくるので、余計損のリクスを持っている方が増えそうで怖いです。

なお、金融市場は「血で血を洗うような世界」なので、それなりの覚悟は必要です。

「優待銘柄への投資が半年で1200万円の損失に」

と嘆いたところで、しょうがありません。

それよりも、残った1100万円でどう損失を取り戻すかを考えるのが、本来の姿だと思います。

検索キー:   株主優待で大失敗した61歳・資産2300万円男性「優待を100年使っても元が取れない事態に」

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