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令和6年版感染症法令通知集は10年ぶりの改訂!

 TwitterX上で「中央法規 無料公開」と検索された方、いらっしゃいますでしょうか?検索していただくと、新型コロナウイルス感染症が蔓延し始めた2020年のはじめから緊急事態宣言までの間、試行錯誤した様子も見て取れるのですが、当時、少しでも社会貢献になればとの想いで感染症対策関係書籍の無料公開をしておりました。

 小社はホームページの代表取締役社長のごあいさつのとおり、「永年に亘り国民生活に密着した厚生行政を中心とした法令書の発行を中心に出版業を営んで」きており、出版物を通して社会へ貢献し、「暮らしの安心を支え、信頼される企業であり続ける」ために邁進しております。

 その中で、本書は、感染症をとりまく環境の変化に対応するため「伝染病予防法」から新たな法律として制定された「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(感染症法)が1998年に公布された後、「感染症法令通知集」初版が1999年6月に発行、その後、SARS(平成15年)や新型インフルエンザ(平成20年)の様々な流行に伴い、感染症法の改正を反映して改訂を重ね、令和6年版は、4月から施行された内容を盛り込んで発行します。

令和6年版感染症法令通知集の表紙です

 世界的に流行した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大をきっかけに医療提供体制の強化や情報の把握など様々な改正が行われ、2023(令和5)年5月からは五類感染症へと移行しました。今年2024(令和6)年4月からは、確保病床によらない通常の医療提供体制に戻りつつ、ゲノムサーベランスによる発生動向報告は継続し、あらゆる感染症のリスクに対応できる体制を維持することが求められています。
 今回の改訂により、感染症対策に携わる自治体や保健所の職員の方や医療従事者など多くの方々のお役立ちになれば幸いです。

 また、改訂版の発行にあたっての、担当編集者のコメントも以下に載せます。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大をきっかけに、本書の改訂の問い合わせが増えたため、改訂に着手いたしました。
 しかし、なかなか流行が収まらず、それに伴い、法の改正も絶えず行われたため発行まで、まさかの3年もの道のり。また、頁の増加により、上製版に変更するなどバタバタしつつ、ようやく皆様のお手元に届けるすることになりました。
 春は様々な感染症が猛威を振るう季節です。自治体や保健所の職員の方や医療機関の方など多くの方が、五類感染症に移行した後も様々な感染症の対策に尽力されていることと存じます。


 こちらの記事では、中央法規ホームページとは別のテイストで、本書の紹介を随時掲載していきます。引き続きご覧いただきますよう、よろしくお願いします。



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