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3つの転機と4Sとは【シュロスバーグ】

【はじめに】
2024年皆様どんな新年をお迎えになりましたか?
メンバーのSAWADAです
私の年始は、良い事も悪い事もあり『正負の法則』と言ったものでしょうか?年始の出来事も『転機』になると思いますが、今回は・・・

私に降りかかった師走の人事異動の話

そして、キャリコンの養成講座で学ぶ理論の一つに
シュロスバーグ先生の『転機』の理論があります

人生にはたくさんの『転機』があります
人生の転機にはどんな事があるのか?
そしてその転機にどう向き合うのか?
乗り越えるリソースについてまとめています

それが『3つの転機と4S』

では、先ずは、私に起きた師走の人事異動について


急にBOSSに呼ばれる人事異動

金融機関に勤める私
そして、総合職の私は、引っ越しを伴う転勤は当たり前
総合職は、全道転勤可という条件で働いています

しかし、私の人事異動の日程は、同じ金融機関で働く人が聴いても
ハードな日程と思うでしょう~
昔ながらの金融ルールを守っている企業の一つかもしれません
他の金融機関は、今や1か月前ぐらいに内示があるようで
同じ業界の人にもビックリされることが増えています

そして、今回、私が該当した12/1付の人事異動は
通常ある人事異動ではなく、今回の人事異動に該当した人も一桁…
該当する方が難しい異動に該当してしまった私

そう、想定外の人事異動でした

12/1付なのに発表は11/17!!!!
それは、急にBOSSに応接室に呼ばれ発表されます
そして、今回の異動は引っ越しを伴う地方店への異動でした

びっくりする人事でしたが、間髪入れずに
『ありがとうございます』と言った私に
BOSSは逆にびっくりしていました
会社員って感じです

引っ越しは伴うけど、元々、それを許容して働いているので、
転勤先に関しては問題ない範囲でした
想定内です

今回の異動は、シュロスバーグの転機で言う
『予期していなかった転機』に該当する事でしょうか?
しかし、想定していた部分もあるので、今回はグレーゾーンな転機だったのかもしれません


シュロスバーグの予期していなかった転機とは

ナンシー・K・シュロスバーグは、メリーランド大学でカウンセラー教育し、全米のキャリア開発協会の会長も勤めた方。
「シュロスバーグの理論」として、広く知られています。

シュロスバーグとは

転機には3つの種類がある

3つの転機には『イベント』『ノンイベント』があり

イベントには
①予期していた転機
②予期していなかった転機

ノンイベントには
③予期していた事か起きなかったという転機

があると言っています

①予期していた転機

予期していた転機とは、
『ある程度自分で選択することができた転機』

たとえば、結婚や就職、引越し、子どもの誕生などがこれに当たります
自分がコントロールできる範囲で起きた転機であり、不安などはあっても「転機が訪れたこと自体に対する驚き」は生じないのが特徴です

②予期していなかった転機

予期していなかった転機とは、
予期していた転機と対比されるものです。
こちらは『自分にはコントロールできない転機』のこと

たとえば、親族などが突然亡くなってしまうことや
天災・事故に巻き込まれた場合、転勤や会社の倒産などが
この「予期していなかった転機」にあたります

③予期していた事か起きなかったという転機

「きっとこういうことが起きるだろう!」と期待していたのに
その出来事が起きないことが
『期待していたことが起きなかったという転機』です

たとえば、「今年は昇進すると思っていたのに、昇進しなかった」「希望していた配属先に異動になると思っていたが、ならなかった」「〇才までに結婚、と思っていたができなかった」などの事例がこれにあたるでしょう


転機をどう受け止めるのか?

転機は、変化をもたらすことになります
これは、①~③のすべての転機に何らかの変化をもたらします

どんな変化が予想されるのか?

・人生の役割・人間関係・日常生活・自分に対する見方・自分の価値観
・キャリアビジョン など

どんな変化?

もし、転機が自分にとって『マイナス・危機』と思えるのなら
どのように捉え、考え、好転させていくのか?
それに必要なリソースとして『4S』があるとシュロスバーグは言っています


リソースの4Sとは

転機を乗り越えるためには、リソースが必要になります
それには以下があります

「転機を乗り越えるための4つのS」

転機を乗り越えるための4S

Situation(状況)

その転機が自分にとってどんな意味を持つのかを判断することをいいます

【原因】どのようなことが引き金になって起こったイベントなのか
【予期】社会や周囲の状況から判断して、予期できるイベントだったのか
【期間】イベントは一時的なものなのか、しばらく続くものなのか
【経験】過去に同じようなイベントを経験したことがあるか、その際どのように感じたのか
【ストレス】現在のイベント以外でどのようなストレスを抱えているのか
【認知】現在のイベントをどのように受け止めているのか(好機なのか、危機なのか)

Self(自分)

訪れた転機を理解し乗り越えるために、自分の感情を理解していきます

【仕事の重要性】今の仕事をどれくらい重視しているか
【仕事と他のバランス】私生活と仕事のバランスをどのように取りたいのか
【変化への対応】イベントによる変化とどう向き合いたいのか
【自信】自分に対して自信を持っているか
【人生の意義】自分の人生に対して、どのような意義を感じているのか

Support(支援)

「人からの手助け」は、転機を乗り越えるための力になりえます
そのため、転機を乗り越えるためには「どんな支援が得られるのか」も考えておく必要があります。ビジネスで関わりのある人物や、第三者などからの支援は期待できるかなども考えておきます

【人間関係】友人や家族から必要な援助を受けられるか
【励まし】自分の挑戦を励ましてくれる人はいるか
【情報】仕事や企業、転職市場などに関する情報を得られるか
【照会】解雇された際の経済的な支援制度について、説明者はいるか
【キーパーソン】自分にとって重要な情報を提供してくれる人物はいるか
【実質的な援助】経済的に必要な援助を受けられそうか

Strategy(戦略)

状況・自分自身・支援を確認・分析した後に講じるものです
その転機を乗り越えるために有効な手段は何なのか

【状況を変える対応】
 仕事探しや、新たなスキルの習得に向けたトレーニングを進めているか
【認知を変える対応】
 転機の持つ意味をポジティブにとらえようとしているか
【ストレスを解消する対応】
 運動やリラクゼーションなどを通じてストレスを解消しているか


転機をどう乗り越えていくのか?

転機に直面した時は、冷静になる事も大切です
4Sを上手く使い、その出来事が自分にとって好機だと思える出来事に変えられるのは自分自身のみです

私は、多くの転機に直面してきました
どの転機も今振り返ると、今の自分を作り上げるベースとなった転機と感じる事が出来ているのは、自分にとって『危機』と感じている事も
多角的にその出来事を見て、危機から得られる事に目を向ける力があったからでしょう

陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる


今回の人事異動はどんな転機か?

私の周りの意見はこんな事がありました
◇やっぱり札幌の方が良いよね?
◇地方は遠いよね?
◇知り合いが少なくて寂しくない?
◇引っ越し大変だよね?
◇マンションどうするの?

私の異動発令時の答えは・・・
◆転勤でもなければ、その地域に住めないし、観光地も見に行けるよなぁ
◆以前転勤でいった街より近いから全然許容範囲だよなぁ
◆札幌に居ても、頻繁に友達に会うタイプじゃないし、オンラインもあるし
◆引っ越しも許容した総合職で、こんな事が無いと要らないものも整理が出来ないし
◆これをきっかけにマンションの売却が決まりました

そして、何より今回の異動は、シフト制から土日休になった事は私にとってはとてもプラスです


これを読んで分かるように、今回の転勤は、私にとっては、今の段階では好機となっています
転機は、小さいモノ、大きいモノ、常に自分に振りかかってくることでしょう~
好機と感じている時でも、転機で一転し、危機となる事も多々あります

しかし、モノの見方がかわれば、危機も好機に変化します
そこには、他者は関係なく、自分自身の中に有り、自分自身がどう受け止めるか?で変わるのです


もし、危機と感じる転機が来た時、自分一人で考えても、モノの見方はナカナカ変わりません。そして、危機の時は、自分の中にあるリソースも見逃す事もあります
人は他者と話す事で、モノの見方は広がります
転機の時こそ、キャリコンと話しましょう~

今、危機と直面している人はいませんか?
キャリコンと話す事で、その転機が好機に変化するかもしれません


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