見出し画像

それにしても会社の利益をピンハネする配当金の憎さときたら。


頭では理解できても心では納得できない配当金

「配当金とは会社の利益の一部を株主に還元することである。」

投資の勉強を始めたばかりのころ、こんなことが本に書いてありました。

これが当時全く理解できませんでした。

いや、頭では理解できるのです。

会社は株主のものという側面もあるのだから、出資してくれた株主に対して利益を還元するのは当然のこと。

ただ心ではどうも納得できない。

「だって今は株主何もしてないやん!」

と思うからです。

「会社の利益を出しているのは日々汗水たらして働いている私たちであって、株主ではないよね?私たちに給料として還元するならまだしもなんで株主やねん!ズルいやん!」

とも思いました。

羨望、嫉妬、恨み、いろいろな感情が混じった私は、

「取られるものはしょうがない、私にもその分け前をよこせ」

こんなことを考えました。

初めての配当金は6,380円!

初めての配当金はSPYDという米国高配当ETF(≒投資信託)でした。忘れもしない58ドル

当時1ドル110円程度だったので、58×110=6,380円(税引き前)が入金されました。

このときの喜びは今でも忘れません。

サラリーマンになってから初めて給料以外の不労所得が入ったのです。

「このお金があればジュース53本買える!ランチに6回行ける!飲み会に2回行ける!水道代2か月分払える!」

などなど、このお金でできることが頭の中を駆け巡りました。

不労所得増やしまくったら働く必要なくなるよね?

6,380円を手に入れた私はどんどん妄想が膨らみました。

「今は小額だけど月に1万入れば電気代がタダ、3万入れば一般的なサラリーマンの小遣い、5万入れば安いアパートならたタダ、10万入ればいい旅行に毎月行ける、30万入れば働かなくていいじゃん!」

そこからは猪突猛進です。

節約し毎月結構な額を投資に投入、ボーナスなんて全額投入するのは当たり前、そんな生活を何年も続けました。

当時の生活は↓の記事をご確認ください。

ちょうどその間にコロナ禍があったのも私たち夫婦を後押ししてくれました。

お金使う場所がほとんどなくなってしまったので。

配当金だけでFIREを目指すのは難易度が高かった

途中で気付いたのですが経済的自立を目指すFIREは配当金だけでは厳しいです。配当金は良くても税引後4%程度です。

私たち夫婦の年間生活費は多く見積もって400万円ぐらいなので、400万円÷4%=1億のお金が必要になります。

さすがに当時20代のサラリーマンで1億は無理!(笑)

ただ投資をしていると分かるのですが、配当金だけではなく値上がり益も発生するわけです。

ここ2年ぐらいは高配当株の値上がりも大きく、配当金+値上がり益で、不労所得>生活費の状態が続いております。

また保険の要素でしかないのですが、両親のお金を増やしたら生前贈与を夫婦2人で200万円もらえることになったので、これが安心に拍車をかけてくれました。

両親に生前贈与を促す方法は↓の記事をご確認ください。
https://note.com/carista_lab/n/n5cf6067883b6


今になって思う配当金への気持ち

過去には憎んでいた配当金ですが今は

「世界中の優秀な人たちの頑張りが私の生活を豊かにしてくれています。ありがとうございます。」

とうすごくウザい考えに変化しました(笑)

6,380円という小さな小さな一歩から始まった配当金がここまで大きくなってくれるとは…!

人生なにがあるかわからないものですね。

この話に関連することは↓の記事にも書いてありますのでご興味のある方はどうぞ!

この記事が少しでも面白いと思われたらスキとフォローお願いします!

この記事が参加している募集

お金について考える

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

こんな拙い文章を最後までお読みいただきありがとうございます!これからもサポートいただけるよう精進いたします!