【🌊🐢クウェート#32】亀作戦の日
特に話の落ちはない。
11月4日(土)
今日は、「亀作戦」(オペレーション・タートル)の日だ。
説明しよう。亀作戦とは、「カメが生息できるような、清潔な海岸を作り出そう」という志の下、「クウェイト日本人会」が主催して行う、海岸清掃活動である!
20年以上の歴史があるイベントであり、毎年数百人の参加者がいる。
裏を返せば、それほどまでにクウェートの海は汚い、ということである。
サイード(サイムハ)とロシアのムハンマド(ロシムハ)の2人が手伝いに来てくれた。
日本の森野大使やクウェート環境庁のトップなど、錚々たる出席者だ。
参加者は、クウェート人、在留邦人等々、少なくとも3、400人はいそうだ。
海岸の清掃をする。
インドの民族衣装だの、巨大な鉄の棒だの、よくわからない変なごみがたくさん落ちている。
誰かが捨てていったのか、あるいは漂着したのだろうか。
イタリア人の参加者もいた。活動に共感し、ここ数年参加しているそうだ。
かなりグローバルな作戦である。
清掃終了後は、クウェート日本人会の忘年会に関して、大使閣下に直談判させていただいた。
日本企業であるアラビカは、ボランティアの参加者に、なんと無料でコーヒーをくれた。うれしいね。みなさんも、アラビカに行ってください。
何人かの日本人とともに、韓国料理店の「高麗館」で昼飯を食べた。
帰りは、シティーセンターで買い物した。
韓国や台湾の学生ともすれ違った。
2.95KDで偽マリオが売られていた。
うつろな目でこちらをみてくる「それ」は、マリオでもなければ、ルイージでもワルイージでもない。彼の全ては偽りで構成されている。
「お前は誰だ?本当のお前はどこにいるんだ?」
彼は何も答えてはくれないものの、ポリエステル製の瞳は、まるで問いを反射してくるように見える。
私はたまらず、購入したくなった。
汚らしかったので、値下するように交渉したが、すでに値下げ済みとのことだった。
そういえば、マリオの主たる敵は亀であった。
なんとなく、今日という日にそぐわぬ買い物である気がする。
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