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爪を磨いたら、NYの思い出が蘇ってきた

以前にもまして、ネイルを綺麗にしている女の子と男の子が増えている気がする。オフィス勤務でもできそうな、控えめなものから、どんなお仕事をしてるのかな?と気になるような、モリモリのネイルアートをしている人まで。

現在の仕事柄、私はマネキュアを塗ることは難しい。
けれど、私にもマメにハンドケアをしていた時期があったっけ。

かれこれ20年ほど前(数えてみると恐ろしいほど年月が経っている!)に
NYに滞在していた頃。日本にはまだあまりなかったネイルのお店がストリートには溢れていた。

マンハッタンでも、ハンドケアとシンプルなカラーだけだと、当時10ドル〜15ドルで気軽に入れる店も沢山あった。私の場合は韓国人系のお店だと、ケアも細かく、アジア同志で親しみやすいと感じて、コリアン系列のお店を選ぶことが多い。

当時から男性の客も多かったので、「流石、NYの男たちはシャレオツだな」なんて思っていた。日本でも男の子たちが、自然にネールアートを楽しむ時代が来るなんて気配はまだなかったころ。

時々出会うNY滞在中の日本人にも、最新のネイルアートを学びにNYに留学しにきているという人に何人も出会った。今思うと、現在のネイルアートの繁栄は、あの頃出会っていたネイル留学生たちの成果の賜物なんだろうな。

あるサイトのポイントが随分が溜まっていたので、有効期限内に使い切ろうとサーチしていたときになんとなく目に留まった、「普段ネイルができない人でも自爪をピカピカ&ハンドケアにしてみませんか?」というキャッチにときめきを感じて、お願いすることにした。

甘皮を丁寧に取り除き、凸凹を平らに整え、いくつかのヤスリを駆使してピカピカに自爪を磨き上げてくれた。人に優しく手を触られるのは、とても気持ち良い。うとうとと施術を受けながら夢と現実を彷徨っている間、前述したNYの思い出と街の匂いや当時の感覚みたいなものが脳内を行き来していた。

普段は思い出すこともないシーン。
どうやらNYの思い出は、私の場合、手と爪の感触に反応して出てくるらしいことが分かった(笑)


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