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本当の自分とつながる暮らしをトライ&エラー中。傘寿の母に認知症の疑いが!介護ビギナー。…

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本当の自分とつながる暮らしをトライ&エラー中。傘寿の母に認知症の疑いが!介護ビギナー。子供たちと食べ物を種から育てるEdible Educationスクールを主宰。餅つきが大好き!搗きたておもちを食べるのは、もっと大好き。醤油と味噌は手作りです。

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  • 認知症の母から学ぶ

最近の記事

保護入院、1ヶ月経過。一時退院まであと少し。#母は認知症

強制入院というべき、母の保護入院が突如始まってから約1ヶ月が経過した。認知症の症状は、家族から見ると初期から中期へ移行していたものの、母本人には自覚もなく、「私は胃腸が悪いだけです」と頑なに言い続けていたため、なぜ入院が必要なのか母は理解が追いついていなかった。 最初の1週間は、半ば喧嘩腰で、病院から今にも脱走しそうなくらいの勢いで反発していた。「治療が順調に進むなら、早く退院が出来ると思うから、一緒に頑張ろう」と言い続けたことが伝わったのか?少しづつ治療にも協力的に取り組

    • いよいよ治療入院が始まった。は良いとして、その入院先に不信感、、、#母は認知症

      先週会ったばかりの母なのに。 「1週間でこれほど変化があるのか?」 というほど、くっきりとはっきりと症状が進行していることが 目に見えるように感じられた。 病院に行きたがらない母の気持ちを尊重していたつもりが、 治療の機会をただ延ばしてしまっていただけかもしれない。 病院での治療入院を決定的にしたのは、同じ介護施設で過ごす 認知症のお婆さんに怪我をさせてしまった事だった。 日頃から、性格の不一致もあり、一つ一つの言動が 気に入らない相手だったということもあった。 積もっ

      • 認知症ケアのバイブル本、友人にも激推しして見た #介護新米ジャーナル

        認知症の母の介護を最近始めたばかりの私のバイブルとなった 書籍「認知症の人が見ている世界」を、友人の新米介護仲間にも勧めてみる。 話を聞く限り、かなり私と似た状況を体験していると思われる。いや、症状的には少し先をいく先輩?だろうか。似たような状況を体験している人が身近にいることが、これほど頼もしいことだとは想像もしていなかった。 時折、近況を報告し合い、自分の解決法を伝授し合う食事会もなくてはならないものとなってきた。先日の食事会で私が伝授したもの、それは昨今私のバイブル

        • 自活したい!認知症の母の計画 #介護新米ジャーナル

          今年80歳になる母が今年になって、認知症の症状が顕著になっている。 というか、私達家族が「まさか認知症とは思っていなかった」期間が2〜3年あったため、実際には2〜3年前から始まっていたと、最近は認識している。 最初のきっかけは、異様に疑い深くなったこと。代表的なのは、財布をなくしては「盗まれた!」と他人を疑うようになったこと。大体、家の中の変な場所から発見されるのだが、これは盗られることを用心しすぎて、本人が見つかりにくい場所(本人もどこに隠したか忘れてしまう所)に隠す行動

        保護入院、1ヶ月経過。一時退院まであと少し。#母は認知症

        • いよいよ治療入院が始まった。は良いとして、その入院先に不信感、、、#母は認知症

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        • 自活したい!認知症の母の計画 #介護新米ジャーナル

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        • 認知症の母から学ぶ
          3本

        記事

          認知症でもお金のことは頭が明晰な母 #介護新米ジャーナル

          認知症であることが明らかになった母。 言葉でのコミュニケーションもこれまで通りとはいかず、感情のコントロールもままならない母を別人のように感じることもしばしばだったところから、私を救済してくれたのが、 「認知症の人が見ている世界」 という本だった。 ほぼ全部の項目に思い当たる。 数年前から母の小銭入れがパンパンになるようになった。 小銭貯金でもしているのかなと思っていたら、これについても本の中にドンピシャな記述があったので、「そうか、もうあの頃からサインは出ていたのか」

          認知症でもお金のことは頭が明晰な母 #介護新米ジャーナル

          認知症の人が見ている世界 #介護新米ジャーナル

          「認知症の人が見ている世界」という本を読んだ。 今まで目にも入って来なかった本なのに、一番に目に飛び込んで来たタイトルだった。 母が認知症であることをようやく受け入れられるようになって、専門の医療機関を訪れたり、デイサービスを利用するようになってしばらく経った今日このごろ。慣れない事務手続きやクリニック巡りを経て、未知なる認知症の世界を少しづつ知るようになって、そして長時間母と過ごすようになってわかったのは、思っていたより母の認知症の段階は進んでいるらしいということ。 「

          認知症の人が見ている世界 #介護新米ジャーナル

          爪を磨いたら、NYの思い出が蘇ってきた

          以前にもまして、ネイルを綺麗にしている女の子と男の子が増えている気がする。オフィス勤務でもできそうな、控えめなものから、どんなお仕事をしてるのかな?と気になるような、モリモリのネイルアートをしている人まで。 現在の仕事柄、私はマネキュアを塗ることは難しい。 けれど、私にもマメにハンドケアをしていた時期があったっけ。 かれこれ20年ほど前(数えてみると恐ろしいほど年月が経っている!)に NYに滞在していた頃。日本にはまだあまりなかったネイルのお店がストリートには溢れていた。

          爪を磨いたら、NYの思い出が蘇ってきた

          認知症の母から学ぶ、トラウマリリース

          母が認知症になって あふれ出す母の感情のパターンがある。 認知症になってから出たと言うより、 認知症になる前は、必死に抵抗して隠してきた 認めたくない感情だったんだろうと思う。 母の実姉は、地元でも有名な才女だったそうだ。 勉強もできる、コミュニケーション能力も高く、 美人で運動神経もそこそこ良かったよう。 地域の書道の大会のようなところで、 賞を頂いて、地元の新聞に載ったりすることも よくあったそう。 いつも比べられてきたんだと思う。 いつも人の目が「お前は劣っている

          認知症の母から学ぶ、トラウマリリース

          本音の精度

          本音の精度を上げる。 これが今年、特にチャレンジしていること。 今までも本音で生きてきた、 と勝手に思い込んできたけれど 表面的な本音もどきで留まっていたことが だんだんわかってきた。 「自分のことが1番わからない」 なんて言葉を聞くたびに、 「自分はわかっている方かな」なんて 見物客気取りで側から見ていたのに 今更、本音もどきと本音のギャップの大きさに気づく。 本音にもいくつもの層がある。 玉ねぎの構造に例えるなら、 最初"これが本音"と思い込んでいるのは 一番外側

          本音の精度

          痰から学ぶ『私の中に全部ある』

          乾いた咳がコンコン出ています。 熱もなく、コロナとインフルとは関係なさそう。 春は冬に溜め込んだ、体内の要らないものが一斉に 外に出やすくなりますし、デトックスの一つとして捉えています。 食養生で、アトピーと体調不良を治してきた経験を経て気付くのは この時期のデトックスはとても正常な細胞たちの働きだということ。 正月の食べ過ぎや、クリスマスやバレンタインデーで取りすぎた 焼き菓子のような粉系のお菓子、いつもより多めの油の摂取など、 思い当たる節が多く、本格的に春を迎える

          痰から学ぶ『私の中に全部ある』

          本音とズレる、を繰り返す

          仕事を手伝ってくれているスタッフがいて、 友達の友達というような間柄。 本当は 「こんな人がスタッフで来てくれたらいいなぁ」 という理想を描いていたが、 友達の友達という身近なところで イージーに見つかってしまい、 「とりあえず助かる」という気持ちも相まって お願いすることにした。 何度か仕事を手伝いに来てくれて、 一緒に時間を過ごしているうちに、 「あぁ、理想とは真逆の人なんだ」 ということを感じる様になった。 ズレに気付いた時から(かなり初期) 「長いお付き合いは、

          本音とズレる、を繰り返す

          傷つく権利

          ある本を読んでいたら、 「人には傷つく権利がある」 と書かれていて、深く共感してしまった。 傷つくことを恐れて、随分遠回りしてきた。 10代、20代は当たり前のこと、 30代になっても、表面的には「個性」やら「自分は自分でいい」などと 世間に溢れている言葉を並べて認めているものの、 奥の方では許せていなかった。 人と違うことで嫌われること、 異端扱いされること、 人が離れていくこと そんなことを想像して怖くなっていた。 本音を言うこと。 素直に怒ること。 自分の感じてい

          傷つく権利

          親の役目と罪悪感

          週末の小春日和から一転、今日は小雪が舞う日。 先日出会った、4月から小学生になるという女の子が リアルジャイアンすぎて、引いてしまったと言う話。 他の子供の遊んでいる道具を、無言で取り上げてニヤニヤ 困る様子を楽しんだり、無理矢理自分のしたい遊びに引っ張ってきて 強制して遊ぼうとしたり、自分の欲望が満たされないと、一方的に 怒る、叫ぶなど。 リアルジャイアンというか、いやいやジャイアンの方が、 まだ可愛い気がしてしまうというのが率直な感想。 時折、子供たちの間に入りつつ

          親の役目と罪悪感

          やっと言えた、本音

          先日投稿した「モヤモヤ」の件ですが、 https://note.com/carolina/n/n7c6b5819b46e 言えたーーーーーーーっ! やっと言えた。 そして私も随分なことを言われた。 一瞬、心が傷付いたように感じた。 いや、本当にそうなのか? と疑ってみた。 そして静かに、待ってみた。 そのもっと奥には、違う感情があるように思えたから。 細胞一つ一つに呼吸を送るように、 深く呼吸が届くように静かに座った。 静寂がやってきた時に聞こえた声。 この傷は、

          やっと言えた、本音

          認知症の母と接していて気付かされる

          母が認知症になってからというもの、 想像したように会話が進まず、もどかしく感じること多数。 共有しているはずの過去の出来事の話は、今や母に撮って全く新しいストーリー。 私が小さい頃の思い出話などをしてみても、 「あら、そう。誰が?それは大変。」 と、まるで他の誰かの子供の話として捉えている様子。 記憶はさることながら、身体的にも筋力の衰えが顕著になってきた。 特に脚の筋肉。 ここ数年、何もないところで転けることも多くなった。 私はタッチケアのセラピストとして、これまでに

          認知症の母と接していて気付かされる

          このモヤモヤの正体は?

          私が自然農に出会ったのは、かれこれ十数年前。 病院の医師には治らないと言われた、大人になって突然発症した皮膚炎(病院ではアトピー性皮膚炎と診断された)を自分で治してみようと決意し、自分の細胞がなんたるか、自分の体と心が何でできているのかを知りたいと食養生を独学であれやこれや追求していた頃に友人が教えてくれたのがきっかけだった。 自分の体に入れるものを一つ一つ選択し、食い改めをしたら、自分でもびっくりするくらいのスピードで完治してしまった。 その後、大人対象に食養料理講座を

          このモヤモヤの正体は?