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精神分析-(3)精神分析療法の発展と、その他の精神分析家

1.催眠療法~自由連想法へ

フロイトが最初に行っていたのは、暗示による催眠療法
↓の後知人の医師(ブロイアー)が効果を上げた「カタルシス法」を取り入れる。

【カタルシス法】
催眠療法の一種で、カタルシス=発散・浄化を表す。
抑圧の為に忘却された出来事がカタルシス法により思い出され、その出来事に伴っていた感情が発散されると症状が消失するというもの。


催眠状態に入らない人がいること、必ずしも催眠下に置かなくても同様の効果が得られるとして、「前額法」を用いるようになる。

【前額法】
患者の額に手を押し当てて、出来事を思い出させる方法


患者をカウチに横たわらせて、思い浮かぶこと全てを語らせる「自由連想法」を始める。

【自由連想法】
分析家は患者から見えない位置に座り、時折口を挟みながら患者の語りを聴く。
言い間違い、度忘れ、偶発的な行為、夢の話等を意味の持つものとして取り上げ、患者の無意識へ入っていく。
患者が持つ症状や問題行動のメカニズムが見えてきたら、その理解を患者に伝え返す=「解釈」
この解釈により、患者は自分について「洞察」を得ることができ、そこから更に自己理解を深め定着させていくことを「徹底操作」と呼ぶ。

以下は「自由連想法」の中で起こる心の葛藤や変化について、書いています。

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