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今日、誰のために生きる?⑥

「今日、誰のために生きる?」
ひすいこうたろう×SHOGENを読んで
 

✅氣持ちを分かち合う


気持ちを分かち合うと「物」は「物語」になる
 
この世界で大切なことは「自分を大切にする」ことかもしれません
 
ショーゲンの「段ボール」事件・・・のくだり
1・ショーゲンが描いたペンキ絵を日本に送るために段ボールの取り置きをお願いしたが
2・店主が他の人に譲ってしまった、ショーゲンは怒って村へ帰った
3・村長に丁寧に思いを伝える挑戦をうながされる
4・店主へ怒ったことを謝り再度、思いを添えてお願した
5・「今の日本人が失った」ことを「この絵を通して」伝えるための「段ボール」が必要であることを
6・店主は「腰の悪い果物屋のお婆さんに」段ボールを売って欲しいと頼まれたとき「その物語を」つたえることができた。
7・お婆さんは「それなら貰えない」と納得してくれたが「果物を運べない」
8・店主は、お婆さんの果物を家まで運んであげたら・・・
9・お婆さんは「その物語」を含めて沢山の愛が詰まったフルーツだと果物を売っていた
 
「自分の本音を大切にすることは、自分の気持ちを丁寧に周りに伝えることでもあります。」
 
すると段ボールは「物」から「物語」になる
僕らの本当に必要なことは「思い出(愛の物語)」なのです。
 
どれだけ稼いだか?得たか?ではなく
どれだけ心を込めて分かち合ったのか?
つまり「愛が目的」なのです。
 
僕ら日本人は、それを忘れてしまったのです。
 

✅氣持ちを丁寧に伝える・・・


氣持ちを丁寧に伝え合うことが「平和」の原点
 
日本の神話「古事記」を研究している加藤昌樹さんは、神話の中の神様は言語を解読して行く中で「問題は解決するために起きているのではなく、話し合うためにおきている」と感じたそうです。
 
日本の神様たちは、何かあるたびに「天の安河原」に集まり、お互いに本当の氣持ちを伝え合うそうです(これを「神集い」と言います)。
 
そこでは感情の先に在る本当の「氣持ち」(本音)をちゃんと伝える。
それを「うん、うん。」と受け取ってもらえると安心感が生まれてきます。
本当の氣持ちを聞いてもらえると心が開いていき、信頼感が生まれてきます。
それを繰り返していると愛情が湧き、相手が愛おしくなってきます。すると自然に応援したくなり、何かあっても自然と許せるようにもなります。
 
これを「古事記」では言向和平(ことむけやわす)と言います。
 
これが日本人の「平和」の原点なのです。
 

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