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安心な食

「人は見たいものしか見ず、聞きたいことのみを聞く」なんて言葉がある。
人の意識が一点のみに集中して焦点が当たれば、見ている「点」以外は背景になり、雑音になる。
一粒の明かりも無く、静寂に包まれる怖さを知ると、俯瞰して観ることの大切さを知る。

大事だと思っているものを手放すことで、手に入る大切なものがあるのかもしれない。



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毎月第2土曜日、三重県亀山市の関宿にあるお寺の境内で催されるオーガニックマーケットにCASAは出店させて頂いてます。

このマーケットには、三重県を中心に中部圏や京都・奈良近畿圏あたりから、とても魅力的な出店者が集まります。

CASAは、参加するようになってからまだ一年と経っていませんが、みなさんが優しくしてくださるので、とても居心地の良い時間を頂いています。

これは出店者一人一人が、ライフスタイルや価値観、考えや志を持っていて、互いに尊重しながら話し合いを重ねてきた努力の結果なのかもしれません。

何より、みなさんの仲の良さにいつも安心感を感じるくらいです。

そういう意味では、安心と安全についての意識の高さは間違いなく胸を張れる点ではないかと思います。



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それぞれのブースが提供するものは全て想いやこだわりの詰まったものです。

美味しいだけじゃなく、健康や環境に配慮されたものも多くあります。

当然人気がありますので、早く売り切れてしまうことも多々あります。

ただ見た目だけじゃなく、
一体それが

誰の手によって、どのように作られた、どういったものなのか?

がハッキリしていることは、三重オーガニックマーケットが大切にしているところでしょう。


そのように続けてきた結果、お客様の食への意識が高まり、またそのニーズに応えるようにして、マーケットの質が上がっていったのではないかなと思います。

「消費者を育てる」という考えは、想いを乗せた製品をブランディングして提供していこうとする人たちの間では必ず考えられることです。

その為の一番は、まず「知る」こと。

提供する側も、享受する側も知ることから始まり、深めていくことが結果的に社会全体を良くしていくのではないでしょうか。



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ここでは、安全な食を手に入れることができます。

安全な食を提供する人たちは一見こだわりが強いように見受けられるかもしれません。

ですが、彼らと話をしていて氣づかされるのはその柔軟性や受容性。

そして、許しがあるんですよね。

そういう場では子どもたちがスクスク育ちます。

色々な大人同士の関わりを目の当たりにするため、子どもたちは協調性を学びます。

そして何もないところで一緒になって笑い転げるように遊びます。

少しずつ育まれていく連帯感が大きな家族を表すようです。

正しい食の上には、安心して過ごせる、人間らしい生き方が存在しているんですね。


自分が何を食べているのか知るだけで、生き方が変わることがある。
生き方が変わると、それ自体が社会を変えるきっかけになる。



三重オーガニックマーケット
開催日: 毎月第二土曜
場所: 関地蔵院 三重県亀山市関町新所1173−2








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