人生初ライブ

2019年2月3日(日)。私は京セラドームに居た。星野源5大ドームツアーPOP VIRUS。昨年末の慌ただしさから逃げるように思考は新たな体験へと向かい駆け出していた。

発端は2018年の年末。とにかく思考に疲れていた。手放してすぐ「あ、ライブ行ってみたい」が埋まった。行くしかない。今しかない。調べたら明日から抽選申し込みじゃん。

きっかけは2016年正月。ユーキャンのCMで流れる「時よ」に惹かれて聴き始めた。なんて愉快なメロディなんだろう。聞いていて楽しい。それから"さぁ動け"と面倒な家事をする時のテーマソングとなり自室に彩りを添えた。生活の一部に溶けた。

そして2019年1月。抽選に外れた私は一般販売に挑み、運良くチケットを入手。
準備に取り掛かった。
①ライブグッズを先行販売で購入。
②往路の高速バスを予約。
③持ち物や服装を考えておく。

ついに当日。
朝。念入りに持ち物チェックをしたバッグを背負い早朝出発。朝食に好物のクロワッサンとサラダ、イヤホンから流れるのはPOP VIRUS。なんて贅沢。

昼。数年ぶりに友人に会う。疲れは見えるが元気でやってるようだ。

夕方。ドーム近くのイオンのトイレ列が見たことない長さ。開場時間にギリ間に合う。

会場に入ると光が拡散して白くモヤがかかったよう。別空間。自分は最上段の席。アリーナ席が少し羨ましいが全景が見えてこれはこれで良い。(なによりチケットが入手出来ただけで奇跡。)
みんながライブグッズのタオルを首にかけていて羨ましい。一体感。買えばよかった…

星野源登場。1曲目はしっとりアコースティック。2曲目は始まりの合図。涙を堪えた。
後半に入る「アイデア」歌い出しに「作るのに時間がかかった」と紹介。また泣きそうに。
アンコールに「時よ」が。すごく嬉しい。最新アルバムのお気に入りcontinueもhello songまで。至福。
終わりぎわにスタッフ配布の金テープをもらう。最後列にまで!なんて優しいんだ。貰えるなんて思わなかった。

閉幕。会場を出る際にスマホを落として焦った。数分間探して前の座席下で発見。締まらなさが自分らしい。

帰路。弁当を買って新幹線に乗り込むも満席!むしろ通路いっぱいの客。最後まで座れず疲れた。

今年の振り返りを残していたメモを元にしてみた。きっと私はあの時の感動を忘れる。むしろ今もはっきりとは思い出せない。楽しかった、ただそれだけ。
いつも新しい事を始める勇気がなく行動が遅い自分が飛び込んだライブ。記憶は維持できなくても記録を残したかった。

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