カスターニャ セレクション

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カスターニャ セレクション

イタリアワイン好きがこうじて、1日2組の会員制レストランを18年間経営した実績と経験をもとに、ワインに関する情報を主体に発信しております。

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デザートワインを飲もう!

こんにちは、こんばんは。 日本では、食後にデザートを食べる方も多いと思います。 食事でお腹いっぱいでも、甘いものは食べたい!なんて思う事がありますよね。人はお腹いっぱいでも、ついデザートを目にすると身体は反射的に胃の一部を開けるそうです。いわゆる別腹ですね。 コロナ禍で、外食を控える現在、お家でこそ、デザートワインがおすすめです。我が家でも常に1−2本、栓が空いてます。 特におすすめは、陰干しや貴腐菌などで糖度を高めたブドウから作られたものです。 デザートワインは家

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    • 魅惑のシャルドネ

      こんにちは、こんばんは。 イタリアワインに魅了されレストランを経営していた18年間は、試飲の9割がイタリアワイン中心でした。現在環境が変わり、色々な国のワインを試飲する機会が増えてきました。改めて最近思うのは、シャルドネは美味しい!という事。 今回は、シャルドネ種を少し掘り下げてみましょう。 シャルドネ種は、フランスの2大ワイン産地の1つ、ブルゴーニュ地方が原産の白ブドウ品種です。フランスのブルゴーニュ、シャンパーニュをはじめ、イタリア、ドイツ、スペイン、カリフォルニア

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      • 2020年9月前半、実際に試飲して美味しかったワイン

        カスターニャ セレクション店主の栗原です。自ら18年間会員制レストランで日々美味しいワインをサービスしておりました。現在も日本有数の有名和食店のワインセレクト&アドバイスを請け負っております。 実際に試飲して本当に美味しかったワインだけを毎月有料でご紹介しています。 9月は試飲する機会が多いのでまずは9月前半分の、42本です。 主な目的は、和食屋、中華料理店、カレー屋、ラーメン屋など、ワインに関してのの専門家がいない(ワインの試飲会に参加する時間やコネクションない)飲食店

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        • 魚介類に合うワインとは。

          前回、魚介類とワインの生臭さの原因は、ワインに含まれる鉄(Fe2+)と過酸化脂質が含まれる魚介類を一緒にとった時に発生する『におい』とお伝えしました。では、どうやって、鉄(Fe2+)が含まれないワインを探せばいいのでしょうか? 結論から言うと、ラベルや見た目からでは判断できません。多少の知識や経験が必要になります。でも、工夫次第で、『におい』を発生させない方法はあります。

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        • ワイン雑学
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        • 実際に試飲して美味しかったワイン
          2本

        記事

          ワイン+魚介 = 生臭さ の正体

          ワインを飲みながら、お刺身や魚介類を食べると、ちょっと生臭く感じる!なんて経験をした方も多いかと思います。 一体なぜ、ワインと一緒に飲むと生臭みを感じてしまうのでしょうか? 2000年代初頭、その原因を突き止めた日本人がいました。(メルシャン田村氏) その原因は、 「鉄(Fe2+)」。含まれる鉄が多いほど、生臭みが強くなると判明。 では。その生臭みの正体は? 味ではなく、『におい!』 鼻を塞ぎ、味覚だけでは生臭みを感じなかったそうです。 ワインの中の「鉄イオ

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          実際に試飲して美味しかったワイン(8月)

          2020年8月実際に試飲して美味しかったワインカスターニャ セレクション店主の栗原です。自ら18年間会員制レストランで日々美味しいワインをサービスしておりました。現在も日本有数の有名和食店のワインセレクト&アドバイスを請け負っております。 実際に試飲して本当に美味しかったワインを毎月有料でご紹介しています。8月は250本ほど試飲した中から、16本選んでおります。 和食屋、中華料理店、カレー屋、ラーメン屋など、ワインの試飲会に参加できないような飲食店向けに、実際お店で使いや

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          実際に試飲して美味しかったワイン(8月)

          ぶどうとワインの成分(2)

          こんにちは。こんばんは。 今回はワインの成分についてです。 ワインに含まれる成分は、 <1> ぶどうに由来するもの <2> 発酵過程で生成したもの <3> 熟成過程で 生成したもの のいずれかになります。これらの成分は数百種以上が確認されており、その複雑な組み合わせにより、ワインのさまざまな個性が生まれます。 一般的なワインの構成成分比率は、 水分75〜90%、 アルコール9〜15%、 エキス分2% となります。 発酵によって生成されるアルコールは、エタ

          ぶどうとワインの成分(2)

          ぶどうとワインの成分(1)

          こんにちは。こんばんは。 良いワインは良いぶどうからと言われるように、ぶどうとワインには密接な関係があります。今回はその関係について、確認してみましょう。 基本的にワインは、ぶどうだけを原料に作られます。 一般的にワイン用のブドウは、生食用に比べて果粒が小さいため、果肉に対する果皮や種子の比率が大きくなります。 まずは、ぶどうについて、 ぶどうは(1)果梗、(2)果肉、(3)果皮、(4)種子 の4つから構成されます。(図はニュージーランドワインラバーズ様より)

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          グラスをくるくる回そう❗️(2)

          こんにちは。こんばんは。 前回グラスをくるくる回すことで、酸化防止剤を減らそうと言う事をお伝えしましたが、 グラスの回し方にもルール(マナー)があるのを、意外にも知られていません。 まずはイメージしてください。右手でテーブルにあるグラスをくるくる回してみてください。 ひらがなの “の” の字(時計周り)に回していませんか? 実は、『これダメ〜』なんです。 この回し方だと、万が一、グラスからワインがこぼれた時、向かいの方にこぼれます。もし、半時計回りで回していれば、

          グラスをくるくる回そう❗️(2)

          ワイングラスをくるくる回そう❗️

          こんにちは。こんばんは。 ワイン愛好家は、なぜ何度も何度もグラスをくるくる回すのか? カッコつけてるぜ❗️なんて思っている方も多いと思います。 グラスを回して空気と触れさせる理由は、大きく3つあります。 (1)香りを広げて、適温にする。 (2)酸化防止剤を無害化する。 (3)還元状態から戻す。(後日解説します。) (1)は、少し考えれば当たり前の事ですね。香りのないワインは魅力半減です。 今回は、(2)を中心にお話します。 皆さんは、安い居酒屋でワインを飲んで

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          味見ができないワインどうやって選ぶの?

          こんにちは。こんばんは。 最近は世界各国でワインが生産され、数え切れないほどの様々なワインが日本に輸入されています。 この世界の第一線に20年以上関わっていても、聞いた事も無いような葡萄品種をはじめ、未だ知らない事にたくさん出会います。 美味しかったワインの銘柄とヴィンテージを全て記憶すれば良いのですが、そうもいかないのが現実かと。 そんなワイン選びの世界を一般の方が、難しく思うのも仕方ありません。味見をしてから買えれば良いのですが、なかなかそんな機会はないと思います

          味見ができないワインどうやって選ぶの?

          美味しいワインに出会える確率とは。

          初投稿です。 ご存じのようにフレンチ、イタリアンレストランではワインは必須アイテムです。そのため、東京ではワインの輸入業社(インポーター)が主催する試飲会が、たくさんあります。 18年間可能な限りの(月に10回前後)試飲会に参加して感じた事は、 本当に美味しいワインは少ない❗️と言う事 値段に関わらず、当たりの割合は、3%〜5%‼️  つまり、約20〜30本に1本❗️ なので、一般消費者は、ハズレを引くのです。 この世にたくさんの美味しいワインがあるのに、もった

          美味しいワインに出会える確率とは。