バブルの頃#22:周囲の一言

・原宿の歯科医
「会社をつくるのは大変だ。今までの5倍も仕事をしないと間に合わない。」

・電通の参事
「西独のCEOは短気だ。米国は、米国で良いものは日本でも良いはずだと考える。西独は相手国の国内事情を考慮するそうだ。」

・赤坂の支配人
「化石のような顔をしている。もう周りに無関心。今後は自分から連絡してこないと会う機会もなくなる。」
(業務多忙や食中毒事故やらで連絡を遠慮していたら先輩の機嫌を損ねた)

・取締役課長
「24時間働くつもりでやれば何とかなる。その分、時間も作れる」

・人事部長
「仕事をとったら、その期間だけ人を雇い入れればよい。固定費は少ないほうがよい。」

・前の職場の先輩
「ヘッドハンティングは罠かも知れない。今の職場から追いだすための。」

・フィクサー
「転職先のことは企業秘密として口外しない。当面は、フリーでマスコミ関係の制作をやることにするということ。」

友人からなぜ辞めるのかの問いに、いま答えられること:
「レースで勝つためにはピットクルーを信頼できる人間で固めたい。それが今の会社ではできないから辞める。」

1987年9月16日
会社で退職の挨拶回り。
職場のトップから、8年間で初めて食事の誘いがあった。忙しい中、時間を空けてくれた。明日からフリーだ。今後この人との、付き合いはないだろう。

断った!

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