金言95:それなりの予兆

累積赤字を一掃した社長を隠居させ、親会社から社長を迎えたソフトウェア開発会社の話。よくある話かも知れません。
隠居となった元社長は、雇われ社長で長生きするためには、累積赤字を一掃してはいけないと教えてくれました。
一方、新社長は、前任者のやり方を否定することで差別化をはかっています。愚かにも、赤字一掃に貢献してきた営業幹部を前社長と一緒にリリースしてしまいました。
新社長の次なる策は、SEに製造工場や警備会社のように制服を着用させることだそうです。シリコンバレーから定着したジーンズにポロシャツの高度情報処理技術者集団が、ポリエステルの作業着を着ることになります。会社がだめになるには、それなりの予兆があるのです。


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