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22:未来は過去の記憶を塗り替えるという前提条件のもとで♪

外資企業の勤め人をしていた頃。
直属上司はとても悪でした。会社の利益に目立つ貢献をするのですが、数字をつくる際に悪さをします。タクシー代や接待飲食代の領収書に0を書き加えたり、1を4にしたり、空出張をしたりして裏金を作ります。経営陣は利益確保のための必要悪として黙認していました。そういう悪でしたが、オフィスでは何かを思い出してため息やら唸り声をあげていました。下手な嘘をついたことの後悔、儲け損なったことの悔しさ、仕掛けがうまくいかなかった時の怒り、などが次々と浮かんできてそれを打ち消すために唸っていたに違いありません。

ふと思い出す過去の出来事と後悔。楽しいこともいろいろあったのに、思い出すのは悲しいこと辛いことカッとすることばかりです。もしかしたらあの悪の元上司も同じような心境だったのかもしれません。

次々と浮かんでは消えていく過去の出来事を淡々とノートに書き綴っていけが、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいありません。

過去は変えられないと人はいいます。神奈川県横浜市南区の小学校の同窓会で、旧友と思い出話をすると覚えている出来事の中身が違います。同じ出来事が当事者たちにはそれぞれ異なる記憶として残っています。最初は同じだったはずの記憶が経年変化をしています。未来が過去の記憶を一部書き換えて上書き保存されているにちがいありません。

未来が常に過去の記憶を塗り替えるという前提条件のもと、温故知新の助けも借りて、いずれはほとんどすべて古き良き日々の記憶になるような未来をこれから創っていきたいと思います。noteはちょうどいいツール、楽しみがまたひとつ増えました♪

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