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業界を前進させる挑戦~MoNiCaリリースにあたって~

本日2024年2月15日に、CaSyはMoNiCa(モニカ)という新しいプロダクトをリリースしました。

家事代行クラウドのMoNiCa詳細はこちら

MoNiCaは、家事支援サービス事業者様向けの業務管理システムです。

2014年に創業したCaSyの10年に亘る家事支援サービスに関する

ITシステムのノウハウ、上場品質レベルのITシステムのノウハウが詰まっています。

創業して10年という節目に、CaSyとして2つ目のプロダクトをリリースできたことをとても嬉しく思います。

今回はMoNiCaというプロダクトに込めた、CaSyの想いを記したいと思います。


MoNiCaリリースの目的

MoNiCaリリースの目的は、家事支援サービスを広めるためです。

MoNiCaのプロダクト名にも、「も(Mo)っと日(Ni)本に家(Ca)事支援サービスを」という想いを込めています。

CaSyは、家事支援サービスを広めることが世の中のためになると信じています。

家事支援サービスを広めることが、お客様や家事支援サービススタッフのため、日本のため、社会のためになると信じています。

この点については、もちろん全ての家事支援サービス事業者様が同じ想いだと思いますが、少しだけお話させていただきます。

①お客様や家事支援サービススタッフのため

CaSyでは、創業10年で100万件近いサービスに対して、ご利用されたお客様からコメントをいただいています。

もちろんその中には、サービスの改善、システムの改善についてのご指導をいただく場合もございますが、多くのコメントは、家事支援サービスを利用して良かったとのお声です。

CaSyのミッションの源泉ともなったお客様の声を紹介いたします。

お掃除して家がきれいになっただけでなく、空気や雰囲気までもがパーーーっと明るくなって、元気をいただきました。(省略)平日フルタイムで仕事をし、土日も仕事がある中で、子育てや家の仕事がままならない状態にくじけそうな気持ちになるのですが、こうやってご支援いただけることで、また諦めずに仕事を続けていこうという気持ちになります。本当に、自分が仕事ができて、子供が健やかに成長することができるのも、(キャスト名)さんをはじめとしてご支援いただいているみな様のおかげだと心より感謝しております。 雑然とした部屋でご面倒をおかけしますが、もしよければ、ぜひまたご支援お願いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

このようなお声をたくさんいただいています。

これが私たち家事支援サービス事業者の日々の力、自信になっていると思います。

また、私はCaSyを創業した直後の忘れられないできごとがあります。

いまでは、CaSyのスタッフは15,000人を超える規模となっていますが、最初の500名くらいまでは私が直接面接をしていました。

忘れられないできごとは、スタッフとの面接での一言です。

お掃除やお料理をしているだけでお金をいただいていいのでしょうか?

その一言を聞いたときに、私は驚きました。

既にCaSyを創業して1年を経過しており、スタッフのプロフェッショナルな仕事を間近で見ていましたし、お客様からも前述したような声をたくさんいただいているにもかかわらず、そのような声がでてしまうのかと。

もちろん、この面接は9年ほど前のお話でありますし、いまではそのような考えを持っている応募者はいないかもしれませんが、私は家事支援サービスを広げることで、このような家事支援サービスのスタッフの自信、やりがいにつなげていきたいと強く思いました。

家事支援サービスは、このような1人1人のお客様の生活を支え、また、1人1人のスタッフのやりがいにつながる、非常に尊いサービスだと思います。

②日本のため

家事支援サービスを広げることは、日本の経済成長にも寄与します。

それは、子育て支援の文脈から人口の増加に寄与できること、また、得意なところに時間を使いそれ以外は他の得意な人に頼ることで生産性が上がるからです。

近年では、家事代行協会の働きかけもあって、家事支援サービスの利用に行政の協力が得られるようになってきたことは、業界としてとても喜ばしいことです。

令和5年度補正予算案「ライフステージを支えるサービス導入実証等事業費(家事支援サービス福利厚生導入実証事業)」に係る資料提供依頼・意見募集について (METI/経済産業省)

しかしながら、他の諸外国では家事支援サービスの利用率が50%を超えている国がある一方で、日本での利用率は現時点でも3%にとどまっているといわれています。

私たちの力で家事支援サービスを普及し、日本の経済発展も目指しましょう。

③世の中のため

CaSyはミッションとして以下を掲げています。

大切なことを、大切にできる時間を創る。

CaSyは時間的余裕を創ることをミッションとしています。

そして、時間的余裕を創った先には、利他の世界を作りたいと考えています。

私が敬愛する経営者の1人である稲盛和夫さんの著書「心。」にも記載されていますが、利他の行動というのは私たち1人1人の人間が生きる目的だと思います。

ただし、私は、一定の余裕がないと、人間は他の人のために考え、行動することも難しいのではないかとも思います。

どれだけの余裕があれば利他の行動ができるかは人それぞれだと思いますが、CaSyは一定の時間的余裕ができれば人間は利他の行動ができると信じて、利他の世界を作るために、時間的余裕を創ることをミッションに掲げています。

それが、お子様のための時間であったり、もしくは、世の中のためになる仕事の時間だったり。

家事支援サービス事業者のみなさまとは、この想いを共に持って、世の中に貢献していきたいと思います。

MoNiCaの方針

続きまして、MoNiCaを展開する方針を説明させていただきます。

MoNiCaを展開する方針としては、共創DXがキーワードとなります。

①共創

家事支援サービスが広がる世界を、CaSyは他の家事支援サービス事業者のみなさまと共創したいと考えています。

さきほども少し触れましたが、得意なところを活かし、そうでないところは得意なプレイヤーに任せるというのはMoNiCaの方針にも言えます。

CaSyは創業から10年という時間、また、調達した約10億円のお金のほとんどを、CaSyのプロダクト方針Omotenashi×Technologyのもと、品質(スタッフのモチベーション向上)と、ITシステムに投資をしてきました。

とくに、ITシステムについては投資規模を拡大していき、業界でも唯一の優位性を持っていると自負しています。

一方で、家事支援サービスを利用していただくためには、ITシステムでは成し遂げられないもの、人と人とのふれあいの中からお客様のニーズを拾い上げたり、信頼性を構築したりする部分も大きな影響があると思います。

とくに、CaSyとしてエリア展開をしているなかで、地元のサービス、地域密着のサービスというのがお客様の信頼に大きく影響していることを強く感じました。

そのため、誤解を恐れずに言えば、CaSyの強みであるITを活用していただきながら、お客様やスタッフとの信頼という面では家事支援サービス事業者のみなさまにご協力をいただき、家事支援サービスの普及を共創させていただきたいと思います。

②DX

MoNiCaを展開する方針のもう一つのキーワードがDXです。

CaSyは、DXによって業務を効率化し、それによってスタッフの報酬をあげて、また、お客様の価格を利用しやすいものにし、さらに、品質にも投資をしているというビジネスモデルとなっています。

家事支援サービス事業者のみなさまとの対話のなかでも、スタッフが足りない会社様、お客様が不足している会社様、また品質に投資ができていないなど各々の課題を挙げている会社が多い印象でした。

そのような会社にとって、MoNiCaを利用していただくことが課題解決の一助になると思いますし、また、家事支援サービスを共に広げる一歩となると思います。

最後に

MoNiCaのプロダクトリリースにあたっては、約100社の家事支援サービス事業者様にインタビューをさせていただき、また、実証実験にも約20社のみなさまに協力をいただきました。

この場をお借りして、CaSyの社員一同で厚く御礼を申し上げます。

2022年2月に東証グロースに上場した時にお約束した志は2つございました。

事業と共に培ったいくつもの「志」。 CaSyの上場ストーリー|株式会社CaSy

(1)家事支援サービススタッフのバリューアップ

(2)家事支援サービス業界のDXを進める

まずは、この(2)のスタートを切った形です。

CaSyの社員一同で全力で取り組みます。

家事支援サービス事業者のみなさま、私たちのチカラで、お客様やスタッフのため、日本のため、世の中のために、家事支援サービスを広げましょう。


株式会社CaSy 

代表取締役 加茂雄一

コーポレートサイト:https://corp.casy.co.jp/
本部社員採用サイト:https://corp.casy.co.jp/recruit/
キャスト採用サイト:https://casy.co.jp/staff_entry
お客様サイト:https://casy.co.jp/

家事代行クラウドのMoNiCa: https://casy-monica.com/

プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000010448.html

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