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己龍さん。それから自分のうつ。

 先日、己龍のボーカリスト、黒崎さんが十五周年ツアー後に暫し休止を発表されました。【己龍】さんは、コドモドラゴンさんを知る前にいわゆるビジュアル系のバンドです。当時は精神的にかなり参っていて、
今まで聴いてきた音楽では自分の気持ちが抑えきれない時にたまたまYouTubeで拝見して「あぁ、この音楽が必要だ」と確信して聴き始めました。「私塗レ」解釈を含めて自分の状況を重ねて、己龍ワールドに引き込まれました。

初めてのライヴは一色日和さんの生誕ライヴでした。メタルのライヴには行った事はあってもビジュアル系は初めて。戸惑いと不安でいっぱいでした。
感想は只々「わぁ、本物ダァ・・・」
まるで有名なネズミさんと出会した時の感激でした。
 ツアーを重ねていますがやはり忘れられないのは日本武道館でのライヴでした。マイケミぶりの日本武道館にはいろいろな意味で感極まるものがありました。
そこから九条さんの活動休止を経つつも己龍さんは己龍さんらしく突き進んで来られました。黒崎さんも持病を抱えながら、それでもツアーや制作に突き進んでらっしゃいます。酒井さん、一色さん、遠海さんもものすごい勢いです。
今回の黒崎さんの発表はとても勇気のいる事だったと思います。
しかも、ツアーを走り切ってからという。

 自分がうつを発症して感じたこと。
”普通”が難しい。
大丈夫かなと思ってもふっと湧いてくる感覚と不安。
社会に出ると見た目では解らないと思います。
自分の今の現状でも「頑張って」という言葉が錘に感じます。
"普通”に生活をして”普通”に暮らす。
それが、1年半休職をしても難しい。
薬が無ければ眠れない、頓服は日常。
「大丈夫そう」と思っても数日後にはふとした瞬間に「だめだ」
となる。
同僚からしたら「この前まで大丈夫そうだったのに、今日はダメ?何故?」と思われているかもしれません。
うつになる原因は人それぞれです。
自分がどういう人間で、どう生きたいのか解らない。
本当に厄介な奴です。
あくまで個人的な考えですが。

ただ、こんな人間が今も此処にいることが出来ているのは間違いなく
先ず「うちの子(うさぎさんとねこさん)」
「二人の親友」「ベース」「仕事」そして「音楽」です。

 今や立派なコドラになりましたが、子龍(FC)に入っています。

酒井さん、いつも冷静かつ熱量半端ないギター愛、最高です。力強い言葉に何度励まされたことか分かりません。
一色さん、ふとした優しさ、にゃん吉大好きです。
遠海さん、ドラム神、千手観音、「OK〜!」最強です。
九条さん、イベントで一番お話しできたコミュ力、制作曲大好きです。
黒崎さん、唯一無二の歌声と表現。己龍のヴォーカリスト、最強です。 

いつか。ゆっくりで。
またいつの日か、五人の己龍が見られたら、嬉しいです。


あ、そういや「うつに負けない」とかいう表題の宗教の冊子がに入っていました。「負けない?」うるせーな。アチラ系な宗教、うるせーよ。 

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