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「1週間の疲れが消し飛んだ」帰宅してすぐ猫を吸わせてもらった飼い主さん、その姿勢に猫へのリスペクトが滲み出る

猫の身体に顔をうずめて息を吸う「猫吸い」は、吸っている本人が癒やされるだけでなく、それを眺める第三者も微笑ましい気持ちにさせられるものです。

ノルウェージャンフォレストキャットのシィク君と暮らしている飼い主さんは先日、猫を吸っている時の様子を「1週間の疲れが消し飛んだ」というコメントと共に公開。

実際の様子(写真提供:飼い主さん)

床に横たわっている猫ちゃんのふわふわボディに、顔を埋めるようにしてうつ伏せになっている飼い主さん。

一見すると楽なポーズに見えますが、この状態で完全に力を抜くと猫ちゃんの身体にずっしりと頭の重さがのしかかってしまうため、おそらく首に力を入れたまま頭を少し浮かせていることは想像に難くありません。また、両手をピシッと揃えて顔を埋めている姿は礼儀正しく、猫への真摯なリスペクトが感じられます。

一方、キョトンとした表情をしながらも、飼い主さんを拒むことなく吸わせてあげている猫ちゃんの姿は慈愛に満ちていて、ふたりの間に優しい時間が流れているのが伝わってくるかのような光景です。

猫吸いしたくなってしまうお腹

とても微笑ましい日常のひとコマですが、一体どのような流れでこのようなシチュエーションに至ったのでしょうか。飼い主さんご本人に聞いてみると、「この日は仕事から帰ってきたら、リビングでくつろいでるシィク君を発見したので吸わせてもらいました。」とサラリと回答。そこに猫がいたから吸った…ということのようです。

猫の匂いはお日様やポップコーンに例えられることもあるほど、人間がお手入れしていなくてもかぐわしいのは周知の事実。それに加えてシィク君は猫にしては珍しくシャワーが好きな子で、月に一度のペースで身体を洗ってもらっているのだそう。

「そのお陰かとっても良い香りがしました。」と語る飼い主さん。顔を埋めていた時の心境については「もちろん幸せいっぱいです!」と振り返る一方で、吸われている側のシィク君の気持ちについては、「『またいつものか。よかろう』という感じだと思います 笑」と推測。

この後、1分くらいかけてたっぷりと吸われても全く動じることなく、飼い主さんが離れた後もそのまま床でくつろいでいたと言います。

飼い主さんの猫吸い頻度は数日に1回くらいのペースで、ヘビーユーザーほど多くはありません。

と言うのも、シィク君が吸いやすい体勢で伸びていたり、寝ていたりする時などのタイミングを見計らって吸わせてもらっているのだそうで、猫には極力負担をかけないタイプの猫吸いスタイルであることがその理由。

一回あたりにかける時間も数十秒くらいと長くなりすぎないように配慮していることもあってか、吸われている時のシィク君は毎回大人しくしてくれているのだそうで、このあたりが猫に快く受け入れられる秘訣なのかもしれません。

時には懸垂をしながら吸うことも…

今回紹介したシィク君は、甘えん坊な性格だけど初対面の相手でも人見知りをしないフレンドリーな猫ちゃん。同居している人間の弟くんに対しては、遊んであげることもある優しいお兄ちゃん的な一面もあり、SNSのXではシィク君の何気ない日常風景がたくさん公開されています。

弟くんも大好き

家族から人気者のシィク君、吸わせてもらっている飼い主さんにとってはどのような存在なのでしょうか。

インタビューの最後に聞いてみると、「そこにいるだけで幸せな気持ちにしてくれます。自分が体調不良の時には寄り添って癒してくれます。」と、吸わない時でも癒やしを与えてくれる大切な存在であることを明かしてくれました。


取材協力:シィク / 猫アカ(@sheik_norwegian)さん
記事転載元:https://cat-press.com/cat-news/nekosui-sheik

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