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【シン・卯月絢華のシネマ馬鹿】Vol.25 エクスペンダブルズ:ニューブラッド

原題 EXPEND4BLES
見に行った場所 相変わらずステイサムに定評のある109シネマズHAT神戸
フォーマット 2D字幕
個人的評価 ☆3.8(Filmarksでの個人的評価)
備考 R15+指定


北陸地方の皆さん、この度の地震に際して心よりお見舞いを申し上げます。
お蔵入りにするかどうしようか悩んだけど今の自分にはhitomiとジェイソン・ステイサムが一番の抗うつ剤ということで取材を敢行しました。(取材日:令和6年1月6日)

イントロダクション

今年の映画始めは縁起良く(?)脳筋!

無敵の兄貴ジェイソン・ステイサム×元祖脳筋シルベスター・スタローンの最強タッグで送る人気シリーズのリブート版。一応第4作。
『エクスペンダブルズ』といえば今まで色んなハリウッドスターが出演してきたシリーズだが、本作ではステイサムやスタローンの他に50セントやミーガン・フォックス、そしてトニー・ジャーらが「消耗品軍団」に名を連ねた。ギャラの総額が気になる。
そんな彼らが今回挑むミッションは「テロリストが所持している核兵器の奪還」。ミッションに失敗したら第三次世界大戦にも繋がりかねない。
まあステイサムだったらこんなミッション軽々と……いけんのか?

あらすじ

リビアでテロリストが核兵器を強奪するという事件が発生。
最強の傭兵軍団である「エクスペンダブルズ」は、そのテロリストから核兵器を奪還すべくミッションを敢行する。しかし、トラブル続きのミッションの中でバーニーが命を落としてしまう。
バーニーを喪ったことによって、クリスマスは絶望の淵に立たされる。おまけに元カノで同僚でもあるジーナから「用済み」を言い渡される始末。
仕方なくバイトを探すことになったクリスマスだったが、どうしてもバーニーの仇討ちをしたい。そう思ったクリスマスはジーナの自宅に侵入して、テロリストに関する機密ファイルを盗み見ることに。
実は、件の核兵器にはバーニーの因縁の相手であるオセロットが関わっていた。しかも、強奪された核兵器は第三次世界大戦を引き起こしてしまう代物。ヤレヤレと思ったジーナはクリスマスをエクスペンダブルズに再加入させることに。
ジーナに連れられてタイへとやって来たクリスマス。そこにはバーニーの25年来の盟友であるデーシャという元傭兵がいたのだ。
デーシャに事情を説明したクリスマスは、核兵器が積まれた漁船の中へと侵入するのだが……そこには想像を絶する光景が待ち構えていた!
これ以上のミッションの失敗は許されない。どうする!?エクスペンダブルズ‼

個人的な感想

イントロダクションでも述べた通り、『エクスペンダブルズ』シリーズといえば「ギャラの暴力」と言わんばかりのオールスターキャストで知られている。しかし、今回のキャストは割と安上がり。というかスタローンのギャラがべらぼうに高いという事情もあったりする。
とはいえ『マッハ!』からのトニー・ジャーファンとしては嬉しい作品に。めちゃくちゃ無双してます。ムエタイ最強説。
もちろんステイサム無双も健在。というかクライマックスは「ぶっちゃけ核弾頭よりもステイサムの拳の方が強いのでは?」と思ってしまうこと請け合い。

そしてこういう時だからこそ脳筋映画で何も考えずに103分間スクリーンを見続けるというのも悪くはないと思う。(松竹系なのでガンダムSEEDFreedomの予告で思わず前のめりになってしまったことは少し反省している。それも2回。)

ネタバレ注意

※ここから先はネタバレを含みます
テロリストの猛攻を受けて、流石のクリスマスもお手上げかと思われたが……彼を救出すべくヘリから援護射撃が放たれる! しかも、ヘリには死んだはずのバーニーが乗っていたのだ!
脱出を経て、いつものバーでバーニーに対して「なぜ死んでいなかったのか」を尋ねるクリスマス。
というのも、このミッションを請け負う少し前にバーニーは腕相撲勝負でとある悪漢に負けてしまう。そして、悪漢はバーニーから大事な髑髏の指輪を奪ってしまった。当然、大事な指輪は取り返したい。そこで、リビアに向かう際にある小細工を行う。その小細工とは……バーニーの乗る戦闘機が爆撃を受けた際に「悪漢の遺体」を戦闘機のコックピットに乗せ、そして自分はパラシュートで脱出するという回りくどいモノだった!
「ミイラになったバーニーの腕」の正体も、実はその悪漢の腕。そういう事情を知ったクリスマスは、指輪を元の持ち主の――つまり、バーニーの指へと戻したのだった。

スタローンは御年77歳(喜寿‼)。一応リブート版とはいえ、当然の如く主人公はスタローンからステイサムへとバトンタッチしている。スタローン的には「いつでもステイサムに対して引導を渡せるようにしたい」と考えていそうだが、オセロットの伏線は結局回収されていない。これは第5作に期待したいところか。ポストクレジットなかったけど。

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