婦人科医の言葉

何気ない事なんだけど
今でも思い出してしまう。

婦人科に行ったとき、問診票に
今別の病院にかかっているか
今飲んでる薬があるかを書く欄があり、
ウツとセパゾンをそれぞれ書いた。

生理の前のどうしようもないイライラについて相談したら、漢方があると。
それよりも今かかっている心療内科で相談してはどうかと言われた。

それはそれで良いのだけど。
心療内科でウツの治療に出されているのが、
「セパゾンだけ?!」
「他は出てないの?セパゾンだけ?! 」

と2人居た看護婦共々
大変驚いた様子だった。
セパゾンだけで悪いのか?

私は不安になり、同時に彼女たちは
無神経だとも思った。

私は5年前から引き籠もりで、外へ出られず
やっとの決心で心療内科へ行った。
鬱じゃないかな。とは薄々感じていた。
ネットでいろいろ調べてもいた。でも。
自分の中で、診断が確定したら怖いという気持ちが強かったから。なかなか行けなかった。

「セパゾンだけ?」
今でも声が聞こえる。
それは症状が軽いという意味だと
受け取る様に時間をかけて自分を説得した。

そして。
残念ながら、
セパゾンだけではなくなってしまった。




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