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BUJOとは何か? 2

 BUJO(バレットジャーナル)の公式YouTubeチャンネルに「What is The Bullet Journal Method?」という動画があります。本の宣伝なんですが、創始者のライダー・キャロル自身が丁寧に説明しています。さっそく見てみましょう。

So, when people ask me what The Bullet Journal Method is,
I usually say that it’s a mindfulness practice that’s disguised as a productivity system.
Okay.
So, what does that mean?
Well, let’s break that down.

(CBOの意訳)
 バレットジャーナルとは何ですか、と聞かれたら、私はいつも「生産性システムを装ったマインドフルネスの実践である」と答えます。
 それはどんな意味なのか、説明しましょう。

 そして、広げたノートの左ページにコンパスで丸を二つ描きます。

 どうですか?わかりにくいですね。以下はボクの補足説明です。

 そもそも手帳は私的なものだと思います。私的というのは自分の気が済めば、どんな書き方をしても良いということです。日常生活の満足に少しでも寄与すれば手帳としては上等ですよね。

 手帳に生産性とか効率化とかいう概念を持ち込んだのは誰かわかりませんが、時期としてはカッコいいシステム手帳が流行り出した頃でしょうか。手帳でスケジュール管理(カレンダー)やタスク管理(ToDoリスト)などをすることになりました。ちなみに、BUJOにカレンダーは無いし、デイリーログはToDoリストではありません。

 自分の趣味をPDCAで管理するのは楽しいです。今年の目標は映画を何本見て、本を何冊読んで、何回旅行へ行って、とか。YouTubeにはBUJOの「plan with me」の類の動画がたくさんあります。折れ線グラフとか書いちゃって。
 自分の心の中に自分の上司がいて、効率よく沢山楽しむと褒めてくれるのでしょうか。

 職場の上司はその上の上司の気に入られることに夢中で、部下の事務仕事の生産性とか効率化に関心はありませんから、本当に生産性を上げる必要はありません。もちろん、生産性を上げても良いと思いますが、上司にチャレンジと受け取られない程度にしてください。

 狙いは、いかに生産性システムのふりをしながら、自分の気の済むような使い方をするかです。日常生活の満足、心の平安を追求するにはフォーカシングなどから得られる気づき、ヒラメキをデイリーログに記録しておくことが有効です。
 心の中に自分の上司がいると、気づきやヒラメキはあまり無いかもしれませんが。

 そういうわけで「生産性システムを装ったマインドフルネスの実践である」と表現したのだと思います。

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