フィリピンにおける2021年の旅行動機とは?
世界保健機関が新型コロナウイルス感染症のパンデミックを宣言してから1年が経ち、各国で旅行に対するニーズが変化してきています。今年のフィリピン人の主な旅行動機とは一体何なのでしょうか?
■2021年の旅のキーワードは「家族旅行」と「自然を満喫できる旅行」
Airbnbとデータ分析会社YouGovの調査によると、「2021年に旅行をしたいと思う動機」としてフィリピンでは「家族旅行」と「自然を満喫できる旅行」が選ばれました。
フィリピンにおけるこれまでの最大の旅行動機は、「出張」と「ショッピング」だったため、この1年で旅のニーズは大きく変化したといえます。
またアフターコロナの旅の仕方として人気が予想されるのが、長距離運転をしながら旅をする「ロードトリップ」です。車でアクセス可能な自然が感じられる場所を訪れたいという声が多いため、公共交通機関などを利用せず、人との接触をなるべく避けた観光に注目が集まっているのではないかと考えられます。
特に自然のなかでは、「ビーチ」が最も訪れたい場所として選ばれ、離島の海で自由な時間を満喫してリラックスすることを強く望む傾向にあります。
フィリピンでは、ロックダウンが実施されて1年が経過。日本とは比べものにならないほど、厳格な外出制限措置が課され、自由に外出することが難しいフィリピンでは、自宅から離れ、人混みの少ない自然が感じられる場所に訪れたいという意向が強くうかがえます。
コロナ前、訪日フィリピン人観光客はディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンのような大型テーマパーク施設や多くの人で賑わっている繁華街など「都市観光」を楽しむ傾向にありましたが、今後は地方のエリアに訪問するニーズが高まるのではないかと考えられます。
そのため、各国における旅行者のニーズの変化を理解し、訪日再開を見据えた新たな観光戦略、インバウンド検討することが非常に重要だと思われます。
★参考URL:https://www.pna.gov.ph/articles/1132363
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