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『しごにんの侍』漫画原作者ブログ

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漫画『しごにんの侍』の原作者サイバーコネクトツー澤村晋作による公式ブログ。漫画『しごにんの侍』の世界観やキャラクターの設定の裏話を原作者視点で綴ります。
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記事一覧

第十九回『けげんのかいせつ』

七剣との戦いが続く第十九回。 今回は「おや?」となる箇所があるかと思うので、さっそく解…

第十八回『おおばかのばくだん』

やたら濃いヤツが出て来ていますが、せっかくなので今回はそいつの解説を集中的にしようと思い…

第十七回『いきおいのつじつま』

次なる展開が始まる十七回。 今回は裏設定ではなく、いつもより細かく描写についての解説を…

第十六話『はちくのしちにん』

一気に黒幕側の陣容がわかりはじめた今回。 早速解説をば。 ***** フェロモン本編中で…

第十五話『ないしょのはなし』

いよいよぶっ飛んだ相手とのバトルが佳境になってきました十五話。 さっそく解説をば。 **…

第十四話『ふしとぶし』

今回は特に重要な情報が開示される回。 というわけで解説をば。 ***** 六道丸長らく謎…

第十三話『なじみのひびき』

さて、今話はゴリゴリのバトル回なので、制作秘話というより技の説明を中心に書いていきます。 ***** 孔雀扇孔雀扇は、多腕を広げて斬るさまを孔雀の羽根に、そして開いた孔雀の羽根自体を扇に例えた技です。 修羅百八が多腕であることから、孔雀明王にちなんだ命名でもあります。 孔雀明王は一面四臂(顔が一つ、腕が四本)の姿で表されることが多いですが、六本腕で表されることもあるので、修羅百八はそれをどこか観たことがあるのでしょう。 製作上の意図として、彼は見た目的にインドの神

第十二話「くろまくのもくろみ」

万象の目的?万象がなぜ剣豪たちを継ぎ接ぎにしたのか。 そしてなぜ、四肢を奪い合うように…

第十一話「ひょうげんのさすらい」

情報源五子の情報源こそ、この十庵という男。 つまり、以前に五子に 伝書鳩を飛ばしていたの…

第十話「なまえのこころがまえ」

謎の少年百宍の秘蔵っ子の登場回。 謎の忍に続き、まだ名前が出ていない二人目のメインキャラ…

第九話「ことばのげんせん」

節回しこのセリフ、実は自分の中だけでけっこう悩んだものです。 正確に言えば、「あの世の…

特別編2『しごにんのくらだし』

第九話の公開日変更により、皆様をお待たせして申し訳ございません。 今回も特別編というこ…

第八話「きょじつのかくにん」

てぃぐりすちょっとした裏話なのですが、ここは珍しく社長チェックで、僕と社長の意見の分かれ…

第七話「ばつばつ」

三脚殺法二郎長の三脚殺法もまた、足を接がれてから生み出されたもの。 ただ、基本的には三脚でなくても出来る技が中心で、三脚により、人類の域を超えた加速度を手にして強化されたものになります。 この辺り、発想自体がどうかしている武蔵四郎や三之助より、彼はまだ常識的かもしれません。 「さつえい」、「いちがん」、「ぼうえん」というように、カメラに由来する技名ですが、これは三脚から連想される駄洒落です。 もちろん、この時代にはカメラ自体が存在しないので、二郎長に駄洒落趣味