4/1対広島1回戦の振り返り

 ここまで3連敗、未だ1勝の中日と開幕以後6連勝中の広島との対戦。大野雄大、大瀬良大地のエース同士の対決となったが結果は中日の逆転勝利となった。今回は投打のヒーロー2人にハイライトを当て、立浪竜の本拠地初勝利を振り返っていきたい。

大野雄大、復活の125球

 昨年は上半身の故障に悩まされ、本来の長い回を投げる投球は鳴りを潜めていたが、今日の大野雄は若手時代のような素晴らしい投球だった。普段は制球の良い大野雄だが、この日は適度に球が荒れており、それが功を奏した形で好調の広島打線に狙い球を絞らせなかったのだろうか。自身の失策で2失点は喫したものの、それ以外はまさに完璧なエースの投球を見た。

 次回の登板は狭い横浜球場が予想されるが、広いナゴヤドームと変わらずストライクゾーンにどんどんと投げ込むスタイルを継続して欲しいと思っている。また、シュートやスライダーのような曲がりの小さい変化球をどのように使うかも注目していきたいポイントである。

見事な状況判断を見せた阿部寿樹

 阿部が先制本塁打と勝打の2打点を挙げる活躍を見せた。昨季までの阿部は二塁手と右翼手の間に落ちるテキサス・ヒットが多く、尚且つ犠打やエンドランのような小技も上手かったので2番か6番を打つことに適していると考えていたが、今季の打撃スタイルは真逆である。とにかく、左中間の打球が面白いように伸びていく。第1打席の先制弾がまさにそれである。和田一浩のような、火を噴く打球であった。今季はこのままの調子が続けば20本は打つだろう。大器晩成を地で行くタイプだけに、更なるレベルアップに期待大だ。

最後に

 明後日に中日対広島3回戦を観戦するので、明日のnoteはお休みさせていただく。4日に球場観戦記を書かせていただく予定である。

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