野球あれこれ

セ・リーグを中心にNPB、そして愛知大学野球連盟を見ております。基本的に戦評や選手の紹…

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セ・リーグを中心にNPB、そして愛知大学野球連盟を見ております。基本的に戦評や選手の紹介を書いておりますが、試合がない日を中心にユニフォームや野球帽などの分野についても掘り下げます。

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【D】続投派の僕が考える中日再建法、そして次期監督

 ネット上では、中日不振の原因を立浪和義監督の采配によるものでは無いかという声と、そもそも選手たちが不甲斐ないからだという声で2分されているのだが、果たしてどちらが正しいのだろうか。これはどちらも正しいとしか言いようがないが、個人的には来季も立浪監督を続投し、チームの再建をになって欲しいと考えている。今回は、そんな僕があえて考えた次期監督、そして中日再建法について考えよう。 立浪監督を「中日の野村謙二郎」に 現在の中日の状況は、平成中期の広島に似ていると言える。当たり前のよ

    • 【YB】帰ってきた主砲

       フランチャイズ・プレーヤーは愛されるものだ。全国区の巨人を度外視して考えると、「スター」と形容される野球選手達は皆、その土地でアマチュア生活を送り、その土地の球団に鳴り物入りで入ることが多いだろう。ここ最近の選手で例えるならば、名古屋の中京大中京高から中日に入った髙橋宏斗、大阪ガスから阪神に入った近本光司、横浜高校から横浜に入った度会隆輝らがそれにあたるだろう。今回、MLBの荒波にもまれた横浜のフランチャイズ・プレーヤーである筒香嘉智が復帰することになったので、彼への期待を

      • 【D】名古屋の国歌・燃えよドラゴンズ50年

         「いいぞ、がんばれ、ドラゴンズ、燃えよドラゴンズ!」というサビの部分は、野球に興味のない人でも名古屋に住んでいたら1度は耳にしたことがあるのではないか。中日の歴史と共に歌い継がれてきた「燃えよドラゴンズ!」が今年で50周年。名古屋の国家と言っても過言ではないこの歌について、50年のうちのたった10数年程をリアルタイムで聴いてきた僕が思いを綴ることとしよう。 竜戦士の「履歴書」である コテコテの中日ファンには、それぞれ思い入れのある選手がいるものだ。僕にとってのそれは昨季引

        • 【D】恐竜復活?中日が強い理由

           4月9日からの横浜2連戦を連勝し、中日が令和初の単独首位に躍り出た。2年連続最下位の間にきちんとした下地を作り、若い二遊間にベテランの両コーナーという非常にバランスのいいチームを作り上げたものだ。今回は、そんな中日が強い理由について書いていこう。 先発に白星 まず1つ目の理由として挙げられるのは、先発投手にきちんと勝ち星がついているということだ。ここまでの7勝のうち、先発に星がつかなかったのは延長戦を戦い抜いた対巨人1回戦のみである。昨年の阪神もそうだったが、先発に星が着

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          エース論

           先に言っておくが、「投手は消耗品」という考えを持ち、先発完投や連投に強い嫌悪感を持つ方はこのページを閉じて頂きたい。それだけ意見の分かれる内容であることはわかっている。今回は、こんな時代だからこそ敢えて僕のエース論を語ろう。 僕が思う「理想のエース」 「対しまして後攻の中日ドラゴンズ。ピッチャーは、吉見。背番号19」とナゴヤドームのウグイス嬢がアナウンスしたら、その日の勝利は確実だった。僕が思う中日最強のエースは吉見一起現侍ジャパンコーチである。ノーワインドアップモーショ

          【G】阿部慎之助新米監督の種まき

           人間に限らず、古今東西いかなる生物も年齢とともに発育し、そして年齢とともに衰えるものだ。それはスポーツ会に於いても例外では無いもの。恐怖の核弾頭として巨人を長らく牽引してきた坂本勇人や、文字通り先発ローテーションの柱として躍動してきた菅野智之といずれは衰え、ユニフォームを脱ぐ時がやってくるのだ。なので、強いチームを維持するためにはそれを見越したチーム作りをすることが鍵になってくる。今現在、新任の阿部監督がそれをしている状況なのだ。今回は、そんな転換期の巨人期待の若手選手3人

          【G】阿部慎之助新米監督の種まき

          令和6年版パ・リーグユニフォームランキング

           4月の1日にエイプリールフールをやろうかと考えたが、それで炎上を招いてしまったら僕の人生がウェルダンになると考えたので辞めてしまった。というわけで今回は堅実に前回のセ・リーグユニフォームランキングの続き物。パ・リーグでもやろうと思う。今回も昇順で行こう。 最下位:ソフトバンク 球団名が「福岡ソフトバンクホークス」となった平成17年から使用されているお馴染みのユニフォームは、今季で20年目を迎える。王貞治元監督から彼の教え子の小久保裕紀監督まで、全ての監督がこのユニフォーム

          令和6年版パ・リーグユニフォームランキング

          令和6年版セ・リーグユニフォームランキング

           オープン戦を終え、各球団嬉しい誤算、悲しい誤算が色々とあるだろう。今季のセ・リーグは混戦が予想されるが、僕は広島がペナントを奪還するだろうと予想している。そんな順位予想は十人十色。プロ出身の有名な解説者から僕を含めたSNSの素人予想まで、みな思い思いの予想をすることだろう。そんな順位予想は秋に答えが出るが、今回は答えの出ないジャンルにランキングをつけよう。それでは、各球団のユニフォームをチェックしていこうではないか。 最下位:広島 断腸の思いで広島を2年連続の最下位に。昨

          令和6年版セ・リーグユニフォームランキング

          【D】二遊間ダービーの勝者は?

           今季の中日の見どころといえば、二遊間の争いだろう。昨季はレギュラーで二遊間を守っていた阿部寿樹、京田陽太を揃って放出して大コケ。ただ移籍した彼らの成績を見ると、彼らを残していてもあまり結果は変わらなかっただろう。そんな昨季とは比べ物にならないほど、二遊間の争いは激しく、なおかつ高いレベルで繰り広げられているので今回はそこにハイライトを当てよう。 村松開人、辻本倫太郎が1歩リード まずは2年目の村松、ルーキーの辻本から。この2人は共に大卒。共に守備が魅力的なのだが、プレース

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          【MLB】ユニフォームが台無しに?

           大谷翔平の移籍フィーバーによって、日本でもMLBへの関心が高まっているが、そんな明るい話題の中ひっそりと危機的状況に怯えているのが我々ユニフォームのファンである。今季からMLBは、伝統や風格よりも機能性に主眼を置いたユニフォームを着用することなったのだ。今回は、そんなMLBのユニフォームについて書いていくこととしよう。 大きな変更点は3つ 今回の変更で、目に見えて変わったのは「①ロゴマークや胸番号、背番号などのマーキングが小さくなった②背番号にメッシュ加工が施された③袖と

          【MLB】ユニフォームが台無しに?

          【PL】令和6年パ・リーグ順位予想

           先日、セ・リーグの順位予想をしたので、今回はパ・リーグということで優勝から順に書いていくこととしよう。 優勝:ロッテ吉井チルドレンで投手中心の守り勝つ野球を  平成22年以来、ロッテ久しぶりの優勝を予想しよう。クレバーな吉井理人監督の2年目、昨季は若い投手に無理をさせない起用法が目立ったが、彼らが満を持して各々の力を発揮することができたら、パ・リーグ1の投手王国を築くこととなるだろう。  まずは佐々木朗希。何かとオフの主人公となった彼だが、2桁勝利はおろか規定投球回もク

          【PL】令和6年パ・リーグ順位予想

          【D】3年目根尾昂、ホップステップジャンプとなるか

           投手に転向した3年前から、何かと雑音がついてまわった根尾が対外試合今季初先発を文字通りの快投で終えた。3回を無安打無失点投球。最速は154キロを記録したと言うのでこの時期にしては心配になるくらいの出来である。今回は、そんな根尾への期待について書いていくこととしよう。 必殺カーブ、「技術」は習得 今回の彼の登板で目に付いたのは、前述の快速球ではなく新球のカーブだ。カーブの名手として名高い今中慎二臨時コーチ直伝ということで、一度ポンと上に浮き上がってからパラシュートを出したか

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          【CL】令和6年セ・リーグ順位予想

           キャンプも中盤に入り、各球団練習試合に勤しんでいる。そんな今だからこそ、贔屓目なし、ガチンコの順位予想をしようではないか。 優勝:広島西川の穴は○○で事足りる!  1位予想は広島である。新井貴浩監督体制2年目となる今季は、持ち前の全員野球で久しぶりの覇権奪回が見えてくるのではないか。投手陣、野手陣ともに若手とベテランがいい塩梅で揃っている。唯一の欠点は、働き盛りの中堅選手の層が少し薄いということくらいか。  そんな広島に懸念される点は、昨季主砲として貧打戦の中孤軍奮闘を

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          【D】影のキーマンは元G戦士?

           今季の中日最大の見どころは、昨季立浪和義監督が我慢の登用を続けた石川昂弥、村松開人、龍空といった若手選手が殻を破ることが出来るかという所にあるだろう。しかしながら、オフに掻き集めた自由契約となった他球団の主力選手達が影のキーマンとなるだろう。今回は、その中でも期待する3人にハイライトを当てよう。 中島裕之、ここぞの場面で まずは今季42歳を迎える中島から。オリックスから巨人へ移籍した当初はセ・リーグの緻密な野球に苦戦していた印象を持ったものの、それ以降は一昨年まで安定した

          【D】影のキーマンは元G戦士?

          【D】球春到来!勝負の3年目・立浪監督に求めること

           「打つ方は必ず何とかします」という名文句も3年前か。時の流れは早く、Vの使者を嘱望された立浪和義監督は2年連続の最下位と苦戦を強いられている。今回は、そんな立浪監督勝負の3年目に成し遂げて欲しいことを書いていくこととしよう。 投手の若返り まず1つ目は投手陣の若返りだ。昨季は弱冠21歳の髙橋宏斗が規定投球回を達成し、彗星の如く現れた松山晋也が文字通りの直球勝負で亡命したロドリゲスの穴を埋めて見せた。しかしながら、依然柱は30歳を迎える柳裕也や、大ベテランの大野雄大、涌井秀

          【D】球春到来!勝負の3年目・立浪監督に求めること

          【CL】12球団ベストユニフォーム(セ・リーグ篇)

           先日、週刊ベースボールの綱島理友先生の企画に勝手ながら便乗させていただくこととしたパ・リーグ篇が好評だったので、続いてセ・リーグもやっていこう。前回は球団が設立された順にやっていったが、セ・リーグは広島、横浜、ヤクルトがほぼ同じ時期に設立されているので、今回は東から西へ下っていくようにやろう。 巨人 まずは盟主。この球団は昭和28年から昨季まで、基本的なユニフォームのデザインが変わらなかった重みのある球団だ。そんなマイナーチェンジが繰り返されたユニフォームの中から、第1次

          【CL】12球団ベストユニフォーム(セ・リーグ篇)