こんにちはカイラです！

ドラマ＆映画が追い付かないので笑、私の大好きなBTSから読み解く韓国社会シリーズを始めたいと思います！

初回はまず、BTSの紹介について。

日本にいると、BTSをただのK-popアイドルと思ってる人がかなり多くて毎回説明に困る＆とても残念なのですが、正直世界のニュースや情報に詳しい人からすると、実はその認識自体が「世間知らず」（ともすればちょっと恥ずかしい…？）くらいの存在です。なぜそこまで言えるのか？今回は特に音楽以外での領域含めた彼らのすごさ、影響力や経済効果についてお伝えします。

「TIME誌の表紙を飾り、UNスピーチも行った、BBCお墨付きの21世紀のビートルズ」

BTSの世界的なすごさを語るには、この一文がベストではないでしょうか。BTSこと防弾少年団(正式には旧字体)、バンタンソニョンダン(방탄소년단)は、今やK-Popという枠を超え、あのアメリカTIME誌の表紙を飾り（数十ページの特集と共に）、

そして世界のリーダー達を前に、国連UNとの共同キャンペーン「#GenerationUnlimited」の一環として、若い世代に「Speak Yourself」＝自分について語る重要性に関する堂々たるスピーチを行い（BTSのリーダー・RMことキム・ナムジュンのスピーチ動画）

また、イギリスではあのクイーンが「LIVE AID」ライブを行ったことでも有名なウェンブリースタジアム９万席を即完売させたとして、BBCには「21世紀のビートルズ」と評されました。

これが「ただのKpopアイドル」ではなく、世界的な影響力あるアーティストとして認識されるニュースのごく一部と言えるでしょう。

ハーバードの研究対象にもなった「成功事例」

また、直近ではハーバード大学経営大学院がBTSの歴史や成功要因をケーススタディとした論文をオンラインで発表し、話題にもなりました。（原題：Big Hit Entertainment and Blockbuster Band BTS: K-Pop Goes Global)

単純にアーティストとしての楽曲や売上がすごいだけではなく、K-Popという産業やビジネスの一領域としてももはや無視出来ない領域として成長し、影響力を持っていることがここからも読み取れます。

一部では、BTSが韓国社会へもたらす経済効果は年46億ドル(約5,000億円)という試算もあり、またアメリカCNNはBTSの人気が現在のまま続けば、その経済効果は「2023年までに480億ドル(5兆2,400億円)以上」と述べており、文字通り経済を動かし、世界を動かしているグループとして突き進んでいるのです。

ライバルは過去の自分たち？自己更新し続ける世界記録

いわずもがなの音楽でも文字通り挙げるとキリがないのですが、今回は特に人気を図る指標としてのYouTubeやSNSにおける記録を紹介したいと思います。

まずはYouTubeでの記録。（2020年7月現在、常に記録が変わるので来月には増えているかも…）

・再生回数1億以上超えMVが25本以上

・再生回数5億超えがMV5本

・首位を走る「DNA」は再生回数10億回以上（もはやMV同様に宇宙的…）

・「ON」2作目公式MVは公開から1時間5分で1,000万回再生でYouTubeの最短記録を更新、5時間10分後には2,000万回再生

・「Boys with Luv」は、24時間で7,600万回再生でギネス（現在は恐らくBlackpinkが記録を更新）

以下はTwitterでの記録

・末っ子メンバーのJungKookは、Twitterで「いいね」200万件達成ツイートを個人で7件保有（オバマ大統領の3件保有をたった1ヶ月で超える）

・同じくJungKookがLauvの「Never Not」を歌うツイートは、投稿後10分で100万回、30分余りで1000万回を突破しTwitterの全世界記録を更新

もはや、ゲームでこんなキャラがいたら絶対勝てないようなレベルの記録達です。本業である音楽での記録はもちろん、ファンとのエンゲージメントを図るSNSでもとんでもない存在感を見せるBTSメンバー。

今回は主に日本では意外とあまり報道されてない、世界から見たスーパースター・BTSの影響力と記録に絞ってみました。いかがでしたか？BTSのファン・Army（アーミー）からしたら本当に今更な内容だと思いますが、もっと多くの人が彼らのすごさと共に、本当に胸に刺さる楽曲やその本質的な良さを知って頂ければと思います。

次回はより楽曲やBTSのテーマに近づき、まずは韓国における「スプーン」階級制度について考察したいと思います。

Thank you and addios!