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小型月着陸実証機(SLIM)、近月点降下マニューヴァー#2(PDM2)を完了 20日0時に着陸降下開始

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年1月19日、小型月着陸実証機(SLIM)について、月面着陸に向けた近月点降下マニューヴァー#2(PDM2)を実施したと発表した。

 このあと20日0時から着陸降下開始を開始し、0時20分ごろに月面に着陸する予定となっている。


 SLIMは2023年9月7日に打ち上げられ、12月25日に月周回軌道に入った。2024年1月10日には、着陸降下準備フェーズへ移行することが決定され、14日には遠月点降下マニューヴァーを実施し、高度約600kmの円軌道に入り、続いて17日には近月点降下マニューヴァー#1(PDM1)が実施され、高度約600km×150kmの楕円軌道に投入された。

 そして19日22時40分、近月点降下マニューヴァー#2(PDM2)が実施され、近月点(月に最も近づく点)が15km、遠月点(月から最も離れた点)が600kmの楕円軌道に入った。

 このあと、20日0時00分ごろから着陸降下を開始し、動力降下フェーズののち垂直降下フェーズを経て、同0時20分ごろ、月面に着陸する予定となっている。

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