見出し画像

一般職と総合職。職種選択の抜け道とは。


現在、正社員として働いている女性が結婚し、出産、子育てをしていく中で、それぞれの女性がどんな道を選んで人生を送っていくのか。

結論から言うと、大きく3つの道がある。

1、出産しても出産前同様にバリバリ働く

2、正社員をしながら時短勤務などを利用したり、パートで働く

3、会社員を辞め、専業主婦として生きる

「好きなことをして生きていく」がバズっているこの現代で、出産した女性の生き方がこの3つに限定されるというのは危機的状況だと私は考える。

専業主婦に自由がないなんて思わないが、それまで仕事が大好きだった人がそれを辞めて自宅で子育てだけと向き合うというのは、言葉の通り「人生が変わる」瞬間であると思う。


一方で、学生時代から「男性並み」に働くことを目指して職種を選んでいる人もいる。
話は男女雇用機会均等法が制定された1986年に遡る。

男女平等を求める動きの1つとして上記の法律は制定されたものの、当時の女性団体は歓迎していなかった。募集や採用の条件が定められていたものの、それ自体に罰則はなく、努力義務でしかなかったからである。

また、今回タイトルに設定した「一般職と総合職」という単語についてだが、実は多く世に使われ始めたのは男女雇用機会均等法が出来てからなのだ。

それまでは男女別の定年などがあったため、露骨に差別ができなくなった採用側は、抜け道として人事編集を始めた。

総合職=男性、一般職=女性という、それぞれの職種を選ぶような人事戦略により、男女差別は見えない抜け道となってしまったのである。



私は現在、東証一部上場企業の総合職として働いている。これが女性の正しい働き方だとは思わないし、女性の幸せから逃げているなんていうのも思わない。

ただ、冒頭に書いたように、出産を機に会社を辞めたりパートとして働きに出たりする可能性はもちろんあるし、この先の働き方というのは不透明であると思う。

女性は子供を産むと考え方が変わるという。

それまで仕事一筋だった女性が、子供が第一になる。これは抗いようがないというか、性質らしい。

考え方が変わることは良いことだ。

ただ、それに対する働き方の道が少ないというのは、この現在の日本で起きてしまって良いのだろうか。

就活時代の職種選択はのちのち変更したくなるのはしょうがないのだが、そもそもその2つからしか働き方を選べないのだとしたら非常に窮屈だし、やるべきは、企業に頼らず自分の力で生き抜くことだと感じた。


抜け道は今の所見当たらない。迷子状態だ。
道を自分で開拓していく方法を、私も模索しよう。

いただいたサポートは本や漫画への勉強代に使わせていただきます^ ^♡