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初代ロックマンをクリアしたカエルの深読み

 こんにちは、イラストレーターのセルラッタです。
普段は夫婦でYoutube配信や動画投稿をしています。
レトロゲーやちょっと難しめのゲームなども好きです。

昨日、初代ロックマンをクリアしたので
ドラえもんの話を交えつつ考察&感想を書いていきたいと思います。


初代ロックマンの感想

ーロックマンの前知識

 実はゲーム自体を触るのは初でも
ロックマン2〜6までのボスキャラのことは少し知っていました。

というのも、私は数年前に某動画サイトでロックマンの
ボス戦BGMのアレンジ曲を聴いていたからです。
(記憶だと3と5の曲が好きでした)
そのため、初代ロックマンを始めた時もなんの違和感もなく
BGMが自然と馴染みました。親のBGMより聞いたBGM。

 昨日は初代をクリアした後、2も少しだけ触ったので
それも踏まえて感想を書くならば
初代ロックマンは2よりも簡素な作りでしたが
すでに世界観が完成されていたように思います。

 ゲームの難易度は恐らく私が今までやったアクションゲームの中で
一二を争うレベルの難しさだったと思います。
(個人的には、洞窟物語やケロブラスターも難しかったので選べません…)

それも、それほど理不尽な難しさではないところがポイントですよね。
例えば某シューティングゲームのように
敵の攻撃が1ドットしかないから目視できない
みたいな理不尽さはありませんでした。
とはいえ、FCのゲームなので説明無く色々なことが起きるのは確かです。

ーイエローデビルの使い道


 その中でも一番戸惑ったのはイエローデビルです。
あれはなんなんですか?いまだによくわかりません。
というわけで、イエローデビルの誕生までを考えてみることにします。

 Wikiを見る限りライト博士が開発した
「形状記憶パーツシステム」を用いて製作されたロボット
と書いているので、ロボット自体を作ったのはワイリーなんでしょうね。

 では、形状記憶パーツシステムが、ロックマンの世界において
どう活用できるのか考えてみました。
ロックマンの世界に出てくる極寒地、工場、炭鉱などはどこも危険を伴う場所であり、特に炭鉱は、落盤事故が多い場所だと思います。
そういう場所では、人が閉じ込められたりする事故も絶えません。
形状記憶パーツシステムがあれば、瓦礫や岩の隙間などの
狭い場所に入り、閉じ込められた人の救助などもできそうですよね。

このように、ライト博士は救助用ロボットなどにも使う
予定だったんじゃないでしょうか?
あとは、単純に狭いところに入り作業するロボットにも使えそうですし。

この件を見ると、私はベイマックスを思い出してしまいます。
ちょっと展開は違えど、ベイマックスは主人公のヒロが開発した
マイクロボットが悪用されてしまうというお話です。

あれだけ憎らしいと感じていたイエローデビルも
もしかしたら人や他のロボットのために役立つ存在だったのかも
と思うと、やりきれない気持ちも湧きますね。

そういえばちょっとベイマックスと体型が似ていますね。


初めて会った時は、飲酒プレイをしていたためまともに戦えませんでしたが
昨日ようやく倒せたのでとても嬉しかったです。

ー全部プレイしてみて感じたこと

結局のところ、難易度が高いことは確かです。
あと、結構覚えゲーな部分もあります。

それと、噂に聞いていたロックマン名物「消える足場」ですが
消える足場の下に敵を配置されているのを見ると、
”足場から落ちた後、敵に当たる”という流れを作っている製作陣の意図が見えて
絶対そんな失敗しないぞという気持ちになりました。

ただ適当に敵を置いているわけでは無く、配置をちゃんと考えられて作られているのを
プレイしている間ずっと感じました。
なので、時々ダメージがコンボみたいに続く時があるんですよね。
まんまとハマってしまって悔しい気持ちと同時に
このゲームすごく丁寧に作られているんだなあとも感じました。

今はただただ無事クリアすることができて安心しています。
元々続編を作る予定があったのでしょうか?
EDの演出もしっかり作られていて、驚きました。
あと、最後に出てきた謎の女の子についても
夫やリスナーさんから聞いていましたが、ロックマンの妹らしいですね。
全然姿見せないなと思っていましたが、本当に最後の最後で出てきました。
2ではもっとお話できるといいですよね。

ロックマンのロボット考察

 今回、ロックマンコレクションというゲームでのプレイだったので
当時の資料なども見ることができました。
その資料+Wikipediaを頼りに色々考えていこうと思います。

ー初代ロックマンのストーリー

 工業用のためにDr.ライトが作った
ロボット8体がDr.ワイリーに悪用され
敵になってしまったというものでした。
世界の危機に家庭用ロボットのロックが立ち上がり
ライト博士の改造によりロックマンとして8体のロボットの心臓部を回収する…

…というものらしいのですが
正直、プレイ中に彼らが仕事するような描写があまりなかったので
このストーリーを知った時は結構驚きました。
確かに8体のロボットと戦ったけど、誰の心臓部も取った覚えないぞ…。
もしかして倒した後に出てきたアイテムが心臓部だったんだろうか。
…とにかく、ただただロボット同士で撃ち合いして
勝った負けたをやってたわけではなかったわけですね。

ー8体のボスロボットについて

 ストーリーを読んでいて思ったんですが、8体のロボットたちが不憫ですね。
本当なら人間の役に立つために作られたロボットなのに
悪用された途端心臓部の回収作業が行われているので…。

 ドラえもんにもこのようにロボットが悪用される映画がありました。
『ドラえもん のび太とロボット王国』です。
この話では、感情を持ったロボットが人間に危害を加えた(と誤解され)
感情のないロボットに作り変えられ凶暴なロボットが生産されるというお話です。
(語ると12時間コースなのでここまでに留めておきます)

 ロックマンは、「世界平和を願う優しい心を持つ(Wiki引用)」と書いているので
感情を持っているロボットだとわかります。

 ボスとして出てきた8体のロボットたちはどうなんでしょう?
Wikiにも書かれている通りロックマンとは「兄弟ロボット」
という扱いなようなので、やはり感情を持っていたんじゃないでしょうか。
さらにWikiのキャラクターの説明文を読んでみると
キャラ毎にちゃんと性格があるようです。

 感情が有るか無いかで倒されるべきか、そうじゃ無いかを決めるのはどうなんだ
と思うかも知れませんが、やっぱり感情が有るとより命が宿っている感覚になるので、たとえロボットだとしても倒すのはちょっと抵抗がありますね。

 あと、ガッツマンに関しては、さらに量産されようと
してるような描写があったのが怖かったです。
元々工業用ロボットということなので量産はされていたのかもしれませんが
コピーを作る展開って大体いい事無いじゃないですか。

ドラえもんのかげきりばさみが良い例です。
のび太くんが自分の影を、かげきりばさみで切り面倒なことを影に任せる話です。
影と自分とが入れ替わりそうになって慌てふためく展開があります。
こういった、コピーがオリジナルに成り替わろうとするって
結構オーソドックスな展開だと思うんですよね

 何より、ガッツマンはロックマンの兄弟ロボットです。
自分の兄弟が量産されてると知った時ロックマンはどう思ったんでしょう。
「やったー!兄弟がいっぱいいるー」みたいな感覚にはならないと思うんですよね

 ここで思い出して欲しいんですけど、ワイリー戦がもう直ぐという時のステージで、量産されたガッツマンの姿が出てきます。
さらにボスラッシュで再び兄弟ロボットと戦わされます。

これって
「お前が倒したロボット(兄弟)なんていくらでも量産できるんだぞ」という
ワイリーからの威圧を感じてしまいますよね。
実際のところ、天井にガッツマンがいるような構図だったので
ロックマンにそれが見えていたかはわかりませんが、
プレイヤーにはそれが見えちゃうので怖いです。

 というか、実はロックマンに見せてるわけではなく
プレイヤーに見せていたのだとしたら
第四の壁を認識していることになるのでそれもそれで怖いです。

ーロボットにおける兄弟ってなんなんだ

 ロボットにおける兄弟の概念って謎ですよね。

 ここでいう兄弟ロボットというのは
ドラえもんとドラミちゃんのように同じオイルで作られたから
(アシの方が作られた設定ですが)みたいな感じで
同じ年代or同じ部品で作られたという意味なのか
それとも単に兄貴分みたいなやつなのか。

個人的には兄貴分だったのではないかと思います。
というかガチの家族だったら撃ち合いして心臓部分を集めるなんて
ちょっとストーリーとしても重たすぎると思いますし…。
ロールちゃんの説明を見ると「妹分的存在(兄妹のようなもの)」と書いているので
やっぱり本当の家族というわけではないんじゃないと思います。

カットマンに関してはロックマンの弟的存在と書かれていました。
血縁関係じゃないとはいえ、そんな仲のロボット同士を戦わせるって
ワイリーには人の心とかないのかなって思ってしまいますね。

ーワイリーとかいうロボットと人類の敵

 最後、倒した瞬間ロボットから出てきて土下座されましたが
なんか自分のやったことの恐ろしさ理解してなさそうで怖いです。
ちょっとお茶目な演出ではありますけど
失われたロックマンの兄弟たちってどうなったんですかね…。
「ロボットだからまた作ればいいんで…」とか言われたら、もうね…


     

ー心臓部を回収していたことについて

 ロックマンはボス戦で心臓部を回収していましたよね。
最初は、「なんで兄弟ロボットの心臓部回収なんて酷なことさせるんだろう」
と思っていました。

結局なぜ回収するのかの説明も全然無かったと思うんですが
恐らく兄弟ロボットたちの記憶媒体なども心臓部分にあって、
それを別の体に移植すればまた元通りの生活が
送れるからなんじゃないかなと思いました。

 つまり、ライト博士もロックマンも最初から8体のロボットを
犠牲にすることないように動いてたんじゃないでしょうか?
一応Wikiにも兄弟ロボットを救うためと書いてますし…
死は救済みたいな思想持たない限りは普通に助けるつもりだったと思います。

 それにロックマンを我が子のように可愛がっていたライト博士なので
きっと工業用ロボットも大事に扱っていたと思うんですよね。
EDでは見れませんでしたが、きっとあのあと
集めた心臓部をライト博士が移植してくれてるに違いないです。

最後に

 次回からは2をやっていこうと思っています。
もしどんなふうに攻略したのか気になるよ!とか
他の動画も見てみたいよ!と興味を持ってくださった方いらしたら
以下のチャンネルから動画を色々見ていただけると嬉しいです。

 文章をまとめるのが苦手で、相変わらず長々と書いてしまいましたが
読んでくださった方ありがとうございました。



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