ゴッシーが行くvol.19《シューベルト現場のヒミツ、その2》


昨日は橋本で
堀正文さん率いる室内オーケストラのモーツァルト、プロの演奏会に出演

室内楽でもオーケストラでも

堀さんと一緒だと
フルトベングラー サウンド
(言うなれば洞窟の中の丸い響きとでもいうか)
が いつも来ると思っていて
昨日も素晴らしかった

弾きながら

そうだ シューベルトの続き
と思ったので
これも堀さんから
コソッと教えてもらったのだが

シューベルトは
dim.とdecrscendを
書き分けている



dim.はwith rit.  (少し遅く)

decrscend は in tempo (テンポ通り)



この話しは複数の指揮者やピアニストからも聞いていて
学校では教わらない現場の習慣
だと思う

実際には常に必ず
dim.はrit.  ( 遅く)
するか といとそうでもなく例外があるが

大体においてdim.の時は
すこーしrit.すると 上手くいく

しかし
なにしろ rit. とは書いてないので
共演者が反対意見を持っている場合
センスが悪い奴とディスカッション
するのは無駄なので
シューベルトのdim.の時はいつも
すこーし遅く
rit.→ritrdando(だんだん遅く)
というよりは
calando(柔らかく静かになって行く)
している。

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