ゴッシーが行くvol.18のB《vol.58超マニアックから、音色の部分》

音色の話し 

2022年末から2023年の正月を跨いで
編曲とパート譜の作成の為に
ほとんどチェロを弾かない期間が
1か月ほどあった 

2月になって久しぶりにチェロを弾いてみてビックリした
音域によってこんなにも音色が違うのかと

暫くぶりに音を出してみたので新鮮に感じたからだと思うが

弦の長さを3等分したそれぞれの部分に3っの音色が有ると感じた

クラリネットの横川晴児にどう?
と聞いたら 

うーん確かに
クラリネットは3分の1のところから継いではいるけど(1本の楽器として持ち運ぶのでは無く3分の1の所で分解して使う時に組み立てて使う)
ん? 音色に関係あるかも
という貴重なご意見 

クラリネットの 例えば A管は
ラ が鳴る1本の管(くだ)を
穴を空けたり閉じたりして
倍音を操って吹いているので
弦楽器のA線1本と共通点がある

これは何かある 更に

バイオリン製作者の大切な友人
岩田さんにこの話をしたら
それは興味深いと言ってくれて

更に
弦の長さの9分の1    

最初の9分の1と
最後の9分の1
にも境目があっておかしくない
と教えてくれた (恐らくバイオリン
製作上の知識なのだろう)
試してみたら確かにそう感じる 

高い方の最後の9分の1は使わないから分からないが
低い方の9分の1にはアッパーな音色を感じる

3っの音色は 3等分した弦のペグの方から
1番下がローワー

真ん中の2番目がアッパーで

1番上の3番目はまたローワー
音色は感覚なので言葉にするのが難しいため 大雑把に言うとこうなのだ

ちなみに
3分の1や9分の1など
等分の位置と実音の位置には少しのズレがあり

作曲家の武満徹は譜面に
この音の半音の3分の1ほど高い所に触って発音する倍音を出す(自然倍音)
と指定があり
タケミツ恐るべき!

倍音が鳴る点と
実音の位置の違いを正確に知ってるんだ スゲーと思った事がある

この3っの部分の音色と更に9分の1のアッパーな音色を取り混ぜて弾くと
トンでも無くアカデミックになり
芸術的な音色が得られてバイオリンの
巨匠ミルシュタインの演奏の魅力の
要素と近いものが得られると思っている

これを上手く調整出来れば
ミルシュタインに少しでも近ずけると思い
今夢中になっている

この音色の話しは
今のところ科学的裏付けはない 
私の秘密と言っても良い 感覚の話しなので 
よくわからん 
と言う仲間も多いと思うが
なるほどこの感覚は面白いと感じてくれる仲間がいたら
こんなに嬉しい事はない

こんな超マニアックな話を最後まで
見ていただきありがとうございます






































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