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金沢の現場の困りゴトを墨田で解決

開発ゼミもガッツリ進めている産地もありますが、
少しライトな商品開発アイデアワークショップも各地でさせていただくこともあります。その際は毎回ゲスト講師に産地でご一緒してきた事業者さんの開発体験談をもとにみなさんと技と素材と業界と伝え先をミックスしながら考えるアイデア大喜利するようなスタイルで進めています。

以前墨田で開催したワークショップでは
金沢の工芸、本金箔製造されている今井金箔さんの開発事例とセッション。

知ってるけれどどんなふうに作られていて、どんな場所で展開されているのか
細かな話から、工芸材料だけではない、観光資源だけに頼らない、金沢以外でも
新たに知ってもらえる工芸商材をということで、2年前に始まった金沢でのクラフト経営ゼミナールに参加された今井金箔さんのお話から。


新商品としてたくさんのアイデアラッシュから進めることになったのは、お土産としての存在だけではない、コスメとしての展開。(箔をあえるようにして散らすとこんな感じなんです)

この感じを爪を美しく飾れたらと。

金箔入りのジェルネイルなのですが、この企画は自社では自力で製造できない今井金箔さん。いざ進めようと、作ってくれる製造メーカーをリサーチしましたが、どこもかしこも大きな製造ロットになることが判明。(化粧品関連はとにかくロットが大きいので中小の事業者さんにはハードルが高いジャンルでもあります)

地元では老舗として有名な今井金箔さんですが、流石に1種類が何万単位では展開することにコストも膨大になり初ジャンルにトライするにもリスクが高すぎると悩まれていました。

多品種を小ロットで作ることが叶わず開発そのものが厳しい状況だったのですが、調べていくうちに、小ロットで製造を請け負ってくれそうな会社があることが判明!(それも自分たちのオフィスがある墨田区に!)

いきなりメールで問い合わせても良かったのですが、初めてのお付き合いっていうのは両社すこし構えることもあります(見積もりやロットなどで、、)僕らも直接知っているわけではなかったので、知り合いの地元信用金庫(東京ひがし信用金庫)さんに頼んで調べてもらうと両国支店でお付き合いがあることがわかり、ぜひとご紹介頂くことに。

社長さんも銀行経由での紹介だったこともあり、すぐに連絡がとれました。
そしてすぐに金沢から金箔の事業者さんが両国にあるその会社さんへ。親切に色々と金沢の新商材開発に手を貸してくださいました。


そのおかげもあって墨田の事業者さんが、そのお悩みを解決してくれることになり、座礁していた企画がトントン拍子で進み半年後にデビュー出来ることに!


https://store.coto-mono-michi.jp/?pid=167510583

このようなケースでお繋ぎできる機会も増えてまして、昨年もセッションゲストの熊本の丸山ステンレス工業さんは、新商品の珈琲関連商品で悩んでた中、ワークショップで繋がった僕らのクライアントでもある、墨田の珈琲焙煎事業者さん、アンカフェシュクレさんと協業で開発サポート受けてます。


どんな会社にも悩みや課題があって、その解決を僕らは伴走する仕事を請け負ってますが、僕らも知識がないことではサポートに限界があったり難しいことがある。

実際最後の製造の段階で知見に無いことが発生した際、現場の越えられない悩みを、他の地域の方々に頼って共闘して解決していく事案がここ数年自分たちは無意識に実現してきました。

毎年100社くらいの方々とゼミやセッション、講演などで繋がって
さらに新たにその社の素材や技術分析させていただいている中で今では700社を超える事業者さんの技術や素材、得意なことなどまとめたデータがある。

技術だけじゃなく経営スタイルや社長のフィーリングなどは現場に行った自分たちがよく知っている。だからこそ越境しての工場連携や技の交配スタイルができあがる。新たなものづくりは真水だけでは新たな流れは作ることは難しいこともある。良い淀みになるためのきっかけをドンドン作っていきたい。

最近は値上げ値上げ、製造業にとっていいニュースが少ない。

そして高くて売れないかもしれない雰囲気がまん延すると諦めてしまう事業者さんも出てくるかもしれない。そうなると製造業の中でも良いイノベーションは起きなくなり、さらに中小企業のこの先は厳しくなる。

狙って仕掛けて行くとかではなく、僕らは現場に近いところで日々を見ているからこそ、現場で働く人たちにとっても未来を感じるような光を照らして行く方法は試行錯誤していきたい。そして開発して終わりじゃない。


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