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会話って足し算じゃなくて掛け算に近い

今年の4月から新しいプロジェクト先に就いており、来年度も続くかわかりませんが、神奈川県央のプロジェクト先で満員電車から解放された日々を過ごしております。いや、もう東京都心とか川崎の中心街への勤務には戻りたくないですね。
今のPJ先になって今までと変わったのは、人とランチすることが増えたことです。私は食べるスピード遅いんで、個人的には一人でゆっくり食べたいんですけどね・・・。
そして人とランチするようになって一番苦労してることは、何と言っても会話です!
時折IT勉強会には参加している私ですが、IT勉強会で初対面の人との方が、まだ会話が困らなかったりします。それはIT勉強会がある程度みんな目的意識や興味の方向性が近いことと、毎日顔を合わせるわけではないということですね。
じゃあ毎日顔合わせる人との会話、どこにそんな苦労する要素があるねん!
っていうことなんだけど、やっぱりネタです。
なんかこう、案外仕事の話以外、共通点なくない?
で、いざこういうランチトークして思ったのが「会話は足し算じゃなくて掛け算に近い」っていうことです。

0にどれだけ掛けても0は0

会話の一番難しいところって、互いの着地点の心地いいポイントだと思っています。
そして、0に対してはどれだけ掛け算しても、0から変わることはないんです。
習い事や趣味の話なんかがそうなんですが、例えば競馬が好きだとするじゃないですか。競馬が好きな人はナリタブライアンとかディープインパクトの話ができるわけですけど、聞く相手が競馬への関心が無いと気まずくなってしまうんですね。
ITの話も結構気まずくなりやすくて、ディープラーニング勉強してみたいとか言ってみたりすると、もう「そうですか・・・」と気まずい雰囲気が流れて会話が止まります。
一人旅なんかも好きな私ですが、これも大抵すぐ会話止まりますね。だってメジャーなところに私はあんまり行かないから。
で、相手の関心は0なわけですけども、じゃあ0のところに話を続けて相手は興味を持ってくれるかって言ったら、それはまずありません。0のままなんです。
この一人旅にしてもですね、前社には好きな人がいて、一人旅が好きな人同士で会話は結構できるんですよ、全く互いに行ったことがない場所でも(でもその人とは”兵庫県三田市”という共通の訪問地があった)。
でも一人旅の関心が0の人とは、一人旅の話で盛り上がることができないんですよね。
あるジャンルについて、ちょっとだけ知ってる人と凄く知ってる人の会話の場合、ある程度は楽しむことができます。ちょっとでも知ってるのは関心があるってことですからね。
でも、無関心な人とちょっと関心がある人との間には、埋められない開きがあるんですよ。要は0を1にするのは極めて難しいということです。
だから会話って結局、足し算じゃなくて掛け算の論理に近い。自分の持ってるネタの中で、本当に話したい内容が別にあって、相手がそのジャンルへの関心が0の場合、まず他の要素で相手との共通点を探しつつ、本題に誘導していくような仕掛けが必要なんでしょうね。

最近、プロジェクト先で人とランチすることが多くなりました。
が、このランチの会話は毎回苦慮しています・・・。
できれば一人で食べる方が気楽なんだけどなぁ。やっぱ会話って難しいですね。

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