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役所や企業に苦情を出す時くらい名を名乗ったらどうだろうか…☏

北陸新幹線の敦賀延伸は関西民にとっては乗り換えが増える上に、金沢までの短縮時間が3分しかないなど、全く以て有り難くない代物です。
人口減少時代に大都市間交通(新幹線)なんか新設してどうするんだという疑問があるのですが、その一方で地方交通は充実が必要です。

最近話題になった宇都宮ライトレールですが、もともと宇都宮市に長く住んでる高齢者なんかは「バスの街の宇都宮にライトレールなんか要らへん!」と言っていたものの、宇都宮のバスは大変行き先が分かり辛いんです。
取り分けJR宇都宮駅から東武宇都宮駅が離れてまして、北関東3大都市で一番人口がいる街なのに、交通機関は一番発達してないんです。
それがライトレールの開通により、地元の人間にとっても市外から来る人間にとっても、快適な街になっていくでしょう。

しかし、旧Twitter(Xはどうしても呼び慣れない)やってるどうしても「また揉めてんのか」というツイートも目にするものです。
なんでTwitterの人ってこんなに血気盛んなのか。
それはそうと、今回は宇都宮ライトレール開通に伴って起きた、あるキャラの騒動について書きたいと思います。

🍂蒼空はるかの憂鬱

「宇都宮市はこんなキャラをPRに使ってんのか!!」
こんなことを言って怒り出す人がいたんですよ。
どんなキャラなのかって言うと、まぁこんな感じのキャラです。

宇都宮ライトレールの件で揉めた蒼空はるか

まぁ私はこのキャラがどんな設定なのかとか今市知りませんし、事の経緯を見ても「まぁ宇都宮市としてはウチとこのキャラは関係ないっすよ」と言わざるを得ないと思うんですよね(ぶっちゃけ私が宇都宮市役所の人間の立場でもそうする)

で、まぁこのキャラが宇都宮市の公式キャラのように振舞ってたのが中炎上してたんですけど、それに当たって市役所に寄せられた10件のクレームが全て匿名で寄せられてたって言うのがね、また妙に引っかかるんですよね。

📸あいちトリエンナーレの時とやってることが変わらない

今回の宇都宮ライトレールを巡る顛末を見てると、あいちトリエンナーレの「表現の不自由展」で愛知県にクレームの電話が殺到した事件を思い出すんですよね。
Twitterじゃご丁寧にも「俺はこんなクレームをつけてやったんだ」なんて音声を公開してた御仁がいたのですが(岐阜県大垣市在住というところまでプロフィールに公開しちゃってまぁ・・)あの時も匿名のクレームはいっぱい愛知県に行ったんでしょうね。
愛知県庁か名古屋市どっちに行ったかしらんけど。

で、これは当事者目線で見れば「俺たちの正義を萌えキャラへのクレームなんかと一緒にするな」とか「トリエンナーレの右翼なんかと一緒にすんな」と言うでしょう。
でも傍から見ると同じなんですよ。

例えば私が嫌いなポケモンにはピッピ、プリン、ピカチュウがいます。
敢えて言いますが、私はピカチュウが嫌いです。
どうしてもポケモンを始めてプレイした時からピッピ、プリン、ピカチュウが妙に許せなかったんですよね。もうピカチュウに至っては殺意すら覚える始末で「ピカチュウよりドブネズミの方が全然可愛い」と思うほどにはピカチュウが嫌いです。

でも、例えばピカチュウがどこかの自治体とコラボしてキャンペーンをやるとして、それに私がクレームをつけたところで、傍から見れば私は頭のおかしい人という、それだけの見え方でしかないんです。
そしてそんな私の姿を見た人はきっとこういうでしょう。

「そんなにピカチュウが嫌いなら見ないという選択もあるよ?」

実際、今はポケモンはプレイしていませんし、否が応でもピカチュウを見なければならないことは稀です。
ピカチュウラッピングをしている電車もそんなに見ないですからね。
まぁ仮に京都や大阪でピカチュウラッピングの電車が走ってたとして、それに殺意を露わにしていたら、客観的に見て私がヤバい人であることに変わりないのですが・・・。

📧せめて役所や企業に苦情出す時くらい名を名乗ろう

ラブライブサンシャインで有名な沼津市には千本浜と言う海岸があるのですが、この海岸、結構ゴミだらけだった浜でしてね、一度沼津市に「ラブライバー釣ってお掃除するイベントでも開いたらどうか」と提案したことがあるんですよ。
少なくともその時はちゃんと名前を名乗っているし、ラブライブサンシャインは沼津市民にも愛される客寄せパンダ…もとい、地域活性化要員です。

せっかくの愛されキャラがいるのですから、そうした街の浜辺は綺麗に保たれていて欲しいもの。
だからこそキチンと名を名乗って、改善案を出したわけです。

ちなみに私が京都市に引っ越すキッカケを作ったのは萌えキャラです

京都地下鉄は売上改善の為にやろうとしたことが「アニメを作ること」だったのでね。
それで位置登録ゲームとコラボしたことで京都市へのイメージがだいぶ変わったわけです。
まぁこれも何度かTwitterで炎上したことがありますが、基本、市外の人はあまりその市のご当地キャラに文句は言わない方が良いとは思うんですよね。
やっぱりヨソさんに文句言われて良い気はしないんで。

ま、それ言うと私も大阪万博のゴーレムみたいなキャラには文句言わない方が良さそうですけどね(苦笑)
やっぱり萌えキャラ嫌いな人は中高年には多いと思いますし「こんなん使って町興しとか飽きないのか?」と文句を言いたい人が多いのは知ってます。
とは言え、萌えキャラを使うって言うのは「それなりの成功があって続いてる」面がありますからね。

萌えキャラを使ってない自治体なんていくらでもありますが、まぁ当たり障りのないキャラクター作っても人々の視界には入りません
非公式ながら、ふなっしーなんかは当たり障りがあるから船橋の知名度が上がったとも言えます。

まぁ各々の正義というのはあるかと思いますが、せめて役所や企業に苦情を寄せるときくらい、名を名乗った方が良いと思いますよ。
別にそれがネットに公開されるわけじゃないんですから・・・。

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