見出し画像

零細企業こそデータ志向を取り入れないとアカン🏢🏭

京都のとある零細企業に転職して2か月目、とりあえず1人で営業に出て1件目の受注をいただくことができましたが、しかし受注の喜びも無く、現実として受注を取れたエリアで「本当に売りたい相手のニーズに見合った商品が無い」と言う深刻な問題があります。

今回の自分の受注分析をしても「そのエリア特性に沿った商品が無くともイケるものだった」のですが、しかし売れた商品に対する供給力が乏しいことが不安要素であり、供給してくれる業者は高齢化してるという深刻な問題があります。

一方、自社内を見ても高齢化した組織にはIT機器に関する理解が殆ど無いため、データで考える文化が無いということもあります。
零細企業の社長にとっては、3か年計画や5か年計画よりも目先の売り上げの方が大事なのかも知れません。
しかし・・・。


📊データ化しないとニーズが見えない

品質管理の基本には「顧客の求める物(サービス)を顧客の求める品質で提供しなさい」という原則があります。
このために品質に関する方針管理を行い、安定した品質で顧客に価値を提供し続けるための日常管理があります。

勿論、零細企業ではISO9000ファミリーの認証取得なんて考えもしないでしょうから、品質管理に関して学習している人も多くはないでしょう。

品質管理と営業はあまり関係しないように見えますが、そんなことはございません。
そもそも「顧客のニーズに応えろ」と言うのが大原則ですから、当然営業と品質管理にも大きな関係があります。

何より営業は「顧客のニーズを自社の製品(サービス)によって問題解決や課題達成に導く」ことが仕事です。
なので最低限、今のニーズを把握するためにも、データ志向の観点が必要なわけです。

📉データが無い企業に戦略無し

小売業なんて何を売っているか如何に関わらず、直ぐにコモディティ化するという特性があります。
何せITの世界ですらCRMだのCMSだのは幾つもの企業や団体が作っています。
小売なんて猶更で、直ぐにマネするマネされるの世界です。
だからこそ「今何が売れているのか」とか、或いは「今の人口比率からどの年齢・性別にアプローチすれば売上を最大化できるのか」と言う、データ志向が戦略上、必要になります。

勿論在庫は抱えたくないものですから「今あるものをどう売るか」も必要になるのですが、それでは自転車操業と変わりません。

企業に於いて戦略とは未来に自分達があるべき姿を定めるもの。
戦術とは今取るべき行動を映したものです。
戦術については過去の経験と勘だけで決めることができます。
戦略はデータが無いと、適正な方向性を描くことができません。

それこそ皆大好きAmazonなんてデータの塊です。
「誰に何が売れたか」は逐一監視されてますし、だからこそ「こんな製品も必要じゃないっすか?」とAIはお節介を焼いてきます。
そういう意味では「データを制する企業が市場を制する」時代ですから、零細企業ほどデータ志向の価値観を取り入れて行かないと、人口減少時代には確実に倒産する企業になっていくのではないでしょうか。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

転職体験記

ご一読ありがとうございます。お読みいただいた記事がもし無料、あるいは価格以上の価値があると思ったら、フォローならびに、サポートいただけますと幸いです。