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新幹線の警備員には銃を持たせなさい🚄

「自宅警備員の経験を活かして警備員に応募しました」みたいなツイートがありまして、これは勿論マジツイではなく、お遊び(ネタ)のツイートなのですが、そのツイートを見てふと思いました。

「そういや警備員って格闘技や銃を使えなくても勤まるんか?」と。

まぁ日本の施設警備員なんて見ればわかると思いますが、格闘技なんて全く経験のなさそうな高齢男性が警備についていることが多いです。
これはオフィスしか入ってないビルまでならまだ良いのですが、銀行の警備員がそれで勤まるのかなと。
そして新幹線や船舶、航空機などの乗り物にも、状況によっては殺し合いを想定しないといけないものがあります。
その時、果たして高齢男性で役に立つのかと言うと、どうもそうは思えないんですね。

📖警備員の法律も穴だらけだった

さて、警備員に格闘技が必要かというところで調べてみたのですが、すると日本の警備員に関する法律が、全く以て実戦を想定していないことがわかりました。

警備員というのは、その業務によって4つの種類に分類されます。

1号:施設警備
2号:交通誘導・雑踏警備
3号:輸送警備
4号:身辺警備

この内、交通警備・雑踏警備と輸送警備に関しては、特に格闘技や銃の心得が無くとも勤まると思います。
身辺警備はボディーガードですので、一応防戦「だけ」は認められてるようです。
とは言え完全に平和ボケした日本を前提としてますんで、極論言えばヤクザの襲撃(カチコミ)でもあったら成す術もないってことです。

🚅新幹線すらテロ対策は実質ザル

新幹線で不審者が現れた時の想定訓練というのも過去に何度かありますが、その内容はどれも吹き飯ものでした。
確かに日本の新幹線警備は「未然防止」という観点ではよく出来ています。
東海道新幹線ともなれば車掌と警備員の2本立て。
新幹線の車内販売は実質江的に防犯としても機能していたので(いなくなった穴どうやって埋めるんやろ)新幹線の警備は「未然防止」という観点ではよく出来ています。
航空機と違い、手荷物検査ができない分を、人と車内のシステムで防止してるわけです。

では問題は起きた後をどうするかって話でね。
少なくともこれまでのマスコミ記事からわかる内容は、素人の不審者をベースにした訓練なのです。
謂わば京王線で暴れたジョーカーみたいなのは対応できる「かも」しれません。

ならテロリストはどうでしょう?
「落ち着いて話をできませんか?」なんて言ってる間に「あなた殺されてますよ」って話なんですね。

少なくともテロリストが乗り込んできた場合、彼らは銃や毒ガス、薬物から爆弾にいたるまで、殺人に使えるものはなんだって使うんですね。
つまり、平和でない日本をイメージすると新幹線で殺し合いをしなければいけない事態は想定する必要があるのです。

で、新幹線の警備員が何号警備員になるのかわかりませんが、仮に1号:施設警備員とした場合、乗客と仲良く警備員が人質になります。
もしテロリストが新幹線に乗り込んでいた場合、必要なのは交渉ではなく、速やかな射殺です。
ところが警備業法は実戦を全く想定していないので、格闘技の経験がない素人に警棒を持たせる程度のちゃちな警備しかできないというわけです。

🌎銀行や新幹線の警備員には銃を持たせなさい

増税メガネと愛される岸田も、外交については評価できます。
取り分け日韓外交については成果を出しており、イスラエルから韓国軍用機で帰れた51人の日本人は、正に岸田外交の賜物と言えるでしょう。

とは言え少なくとも第二次安倍政権時代から国際情勢は不安定です(と言っても日韓・日中関係を除けば安倍晋三が悪いというわけではない)
少なくとも露宇戦争については2014年から歪が溜まっていましたし、実は米ソ冷戦は終わっていないということも可視化されました(米露に変わっただけで)
WW2後、70年間の間に溜まっていた歪があちこちで限界が来ているのですね。

一応マクロで見れば緊急事態条項が憲法改正と共に検討されていますが、ミクロで見ると警備業法は全く有事が想定されていないことがわかります。
もしこの先、有事を想定するなら施設警備員にも格闘技が出来た方が良いでしょうし、銀行・鉄道・官公庁の警備員などは拳銃を所持する必要があるでしょう。
有事を想定すると言うことは殺し合いに備えるっていうことです。
結局閉鎖的な空間では強さが絶対的な正義になってしまいますから、重要施設の警備員には殺し合いに対応できる能力が必要になるのではないでしょうか。

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