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介護事業者はISO9001を取った方が良いと思う件

先日は大阪の友人と会うてきまして、まぁ色々と生活が困窮している状態から、少しばかり食糧と金銭を提供しました。
まぁ金銭の提供に当たって、1つライティングも依頼しているのですが、前職が介護職員だったという彼の話を聞くと、まぁ介護事業者の杜撰な一面を垣間見てしまいました。
人手不足で零細企業が多い手前、仕方ない面もあると思いますが、介護事業というものに対して参入障壁を上げないと、根本的な問題の解決が見られないように感じます。


💽OJT「のみ」はアカン

昭和の人なんかは何かと「見て盗め」と言うのですが、この考え方は私の基本的な考え方とは真っ向から対立しますので、基本的に賛同できません。

どんな仕事にも原理・原則というものがあり、基本の型が出来るようになって初めて型から抜け出せるんじゃないかなって言うのがあります。
品質管理には現場・現物・現実に加えて原理・原則を加えた5ゲン主義の考え方があります。
介護事業者なんかは零細事業者が多いため、いきなり業務をさせるOJTのみで進めている事業者が多いようでして、確かにOJTだけでも業務はできてしまうのですが、原理・原則を知らずとも仕事ができてしまうのもまた問題なのです。

🔱物事には原理・原則がある

コレは車の運転を考えると分かるのですが、単純に「運転する」という点だけを考慮すると、ハンドルやブレーキ、アクセルを操作し続ければ、運転技術は自ずと向上します。
しかし、原理・原則を知らないと「安全に運転する」ということはできないのです。

例えば法定速度が60㎞となっていることにも、ちゃんと原理があります。
どうやら「信号が黄色から赤に変わる時間を鑑みて安全に止まれる距離を計算したら60㎞だった」そうです。
同様に仕事にも原理・原則と言うものがあり、介護業界に於いては「利用者の安全を守るため」にも、原理・原則と言うのはしっかり抑えておく必要があるのではないでしょうか。

💠介護業界はISO9001を取得した方が良い

思うに、介護業界には零細事業者が多すぎます。
これから需要が伸びるのに、実質的にキャリアの墓場となっている惨状によって老々介護の状態が生まれており、賃金も安い。
こうなると介護業界というのは参入障壁を上げる仕組みが必要なのです。

そうなると、設立から一定期間の間にISO9001の取得を義務付けた方が良いんじゃないかなと思いますね。
サービス業界でもホテルオークラやスーパーホテルがISO9001を認証取得しております。
介護サービスというのもISOの認証取得をさせた方が良い事業ではないでしょうか。

現状の「キャリアの墓場」としての介護職となっている状態では、利用者が満足なサービスを受けるのは困難ではないかなと思います。
そのためには、設立から一定期間以内にISO9001の認証取得を義務付け、それが達成できない場合は介護事業者としての認可の取消などをして参入障壁を上げないと、結果として労働者にもサービス利用者にも良いことはないんじゃないかなと思いますね。

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