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デッドチューブ読んでみた:ネットセキュリティがザルすぎひん?

なんかの広告を踏んで3巻分無料ってことでつい読んでしまったデッドチューブ。
Youtuberが次々と出てくる今の時代を反映した漫画で、累計180万部売れている人気の青年漫画です。
作風からして如何にもチャンピオン臭が満載で、好きか嫌いかを聞かれるとまぁ、あまり好みではないのですが、それでも読むと180万部売れるのも納得はいくものがありました。
この作品は実在する人物がモデルのキャラクターが何人かおり、まず主人公のモデルが町山智浩です。
というのも主人公の名前は町谷智弘で町山智浩とは「山」と「谷」の違いしかないんです。
流石に露骨なことで本人も気付いているため、Twitterでちゃっかりツイートしており、一時期アイコンも町谷智浩になっていたのだとか…。
さて、漫画の感想ですが、ネタバレするようなことはあんまりしたくないので、デッドチューブの世界から、あの世界のインターネットセキュリティについて考えてみたいと思います。

🎥中高生が手軽に闇サイトに行ける恐ろしさ

創作の世界の出来事を現実に当てはめて考えるのも野暮なものですが、これも実在する人物をモデルにしたキャラが登場してるってことで、野暮なことするのも許して下ちい。さて、早速でありますが・・・。

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これはとあるバイオレンスキーワードで動画検索して返ってきた結果です。
見てわかる通り、デッドチューブでアップされていそうな動画というのは、どんなバイオレンスキーワードを打ち込んだとしても、ほぼ出てきません。
普通、デッドチューブにアップされるような動画というのは中高生や中高年が気軽に見れる場所には置かれていないはずなんです。

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インターネットの世界を現すものとして良く知られてますが、基本的にニコ動やYoutubeというのは、表層WEBにいると思って良いでしょう。
ニコ動にもYoutubeにも各々の規約がありますが、Youtubeに関してはエログロはNGと考えて良いでしょう。よってバイオレンスキーワードで動画検索しても、結果的には「自殺なんて止せ」とか、映画のワンシーンが見れるくらいです。
デッドチューブで扱っているコンテンツというのは本来、ダークウェブにあるべきコンテンツで、誰もが気軽にアクセスできてはマズいコンテンツなわけです。
ダークウェブにアクセスするには通常、専用のブラウザが必要です。一応スマホでもダークウェブにアクセスすることは可能ですが、端末は仏なる恐れがあり、中高生や中高年が気軽にアクセスできる代物ではないわけです。
それが「さも当たり前のように」中高生がデッドチューブにアクセスできてしまうことは、結構あの世界の日本はヤバイです。

📃個人情報が丸裸にされる

これも結構怖いんですよね。
恐らくですが、一度でもデッドチューブにアクセスした端末はウイルス感染します
恐らく殆どの個人情報は丸裸になり、酷い時にはスマホへ勝手にデッドチューブアプリがインストールされます。
何が一番怖いかって、恐らくデッドチューブにアクセスした段階で自宅が特定されます。
実際そう言った描写はあり、それがどんな仕組みで個人情報を丸裸にされるのかは、全く見当がつきませんが・・・。

🦠スマホにもアンチウイルスは入れましょう

正直、デッドチューブアプリをどうしてスマホにインスコできてしまうのか原理はサッパリわかりません。
iPhoneならAppleの審査に確実に落ちるアプリですし、割と審査が甘めなGoogleプレイでも配信できるかわかりません。いや、流石のGoogleでも落とすでしょう。
となると、ブラウザを介して発行元不明のアプリをインストールしたことになるんでないかと思うのですが、デッドチューブにアクセスしたらウイルス感染するという事以外は、正直わかりかねます。
少なくとも1度でも動画配信者として配信したらアウトなのはわかりましたが、視る専なら問題ないのかというと、どうもそうでは無さそうです。
まぁ少しでも身を守るためにはアレです、スマホにもアンチウイルスくらいは入れた方が良いでしょう。定期的にフルスキャンはかけた方が良いです。
あと、デッドチューブでは「友達の紹介を通して動画に参加する」なんてシーンが幾つかありましたが、何事も友達に勧められたからといってホイホイ乗るのはNGですね。
知り合いに勧められたものって断り辛かったりするんだけど、キチンと下調べをしないと痛い目を見ることがあります。
とはいえ、流石にデッドチューブレベルのヤバイアプリが日本で出回るようになったら、世も末ですわ。

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